PRINT DESIGN — FLYER
チラシ制作事例 – 北海道の観光展の出展者を募集するチラシデザイン






二つの展示会を写真とイラストで表現した出展者募集チラシ作成例です。
「農業と食品」をテーマにした展示会と、「観光・ホテル・外食産業」をテーマにした二つの展示会の出展者を募集するチラシです。
「農業と食品」の具体的なビジュアル構成
「農業と食品」をテーマにした展示会は、畑の風景を北海道型に切り抜いたビジュアルをメインに、牧場や出荷工場、直売所のイメージ写真や過去に開催した展示会の写真などをトーンを落としてバックに配置し、展示会のイメージを形づくっています。
観光・ホテル・外食産業の魅力的な描写
下段半分には、北海道のイラストを背景に、宿泊や外食のイメージイラストを散りばめ、お出かけを楽しむファミリーのイラストをメインに、観光を通して発展する北海道のイメージをイラストで表現し展示会の顔としています。
デザインによる区別と目的の表現
二つの展示会は同日同地で開催されるものですが、テーマによってそこに集まる出展者や商談客が異なります。似たように感じるテーマですが、その特性を写真とイラストでスタイルを分けて表現することで区別化することができ、参加を検討する方々にも伝わりやすくなります。


写真とイラストの使い分けが生む「温度差の演出」
このチラシでは、上段の「農業と食品」展を写真で、下段の「観光・ホテル・外食産業」展をイラストで表現しています。同じチラシ内で表現手法を切り替えるのは、統一感を損なうリスクを伴う判断ですが、ここでは明確な意図があります。
農業は土地、作物、工場など実在する「もの」が主役です。そのリアリティを写真が裏打ちしています。北海道を型どった畑の写真は、「この地で実際に作られている」という信頼感を映像的に提示しています。一方、観光やホテルは「体験」が主役であり、まだ訪れていない人にとっては想像の中にあるものです。イラストはその想像を自由に膨らませる余地を残す表現手法として適しています。
つまり、写真は「実在の証明」、イラストは「夢の喚起」という役割分担が成立しているのです。二つの展示会がそれぞれ異なるターゲット(生産者と観光業者)を集めるものであることを考えれば、ビジュアルの温度差がそのまま参加を検討する人々への適切なメッセージになっています。
出展者募集チラシにおける「見る人の立場」の設計
この展示会チラシが一般的な来場者向けのイベントチラシと大きく異なるのは、ターゲットが「お客さま」ではなく「出展者」である点です。チラシを見てほしいのは、ブースを出すかどうかを検討する事業者であり、会場に遊びに行く消費者ではありません。
この前提が、デザインの方向性に影響しています。来場者向けなら「楽しそう」「お得そう」という感情を刺激する必要がありますが、出展者向けでは「自社の製品やサービスがここで発信できる」というビジネス上のメリットを感じさせることが重要です。過去に開催された展示会の写真をトーンを落としてバックに配置しているのは、実績としての信頼感を視覚的に付与する手法です。「これだけの規模の場に出展できる」というスケール感が、検討材料として機能しています。
制作フライヤー・チラシデザイン に対する感想
VOICE ※第三者による感想ですテーマの違いがチラシのビジュアルからも明確に伝わってきます。
ビジュアルの両立〜写真とイラストのハーモニー
上下に写真とイラストで分けているため、2つの合同展示会であることが一目で理解できるように。
北海道をフィーチャーした共通点と独自性
テイストは異なるものの、同じ北海道の形を取り入れているため、共通点のある展示会であることが伝わってきます。真ん中には会期や会場の情報を掲載しているため、日時や場所が同じこともすぐに分かるでしょう。
展示会の雰囲気を活かしたビジュアル
フードの展示会は農業や食品のようすが伝わるよう、写真を活用してリアルなイメージに。人々が賑やかに集まるようすも入れることで、活気のある展示会であることを知らせています。いっぽう観光やホテル、外交産業の展示にはイラストのみを使用して、上段とはガラリと違う雰囲気に。はしゃぐ子供連れの家族を中心にした人々がカラフルに描かれ、楽しそうなイメージを作り上げています。
情報の整理とアクセス
合同ではあるものの、上段と下段ではテーマの違いがビジュアルからも明確に分かるでしょう。1枚のチラシで、どちらのターゲットにもスムーズに参加を促しているように感じました。チラシ裏面には詳細な参加方法やブースの説明を設け、より前向きに検討しやすいように。問い合わせ先やWEBサイトも分かりやすいため、まずはチラシを手にしようとする方も多いかと思います。
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