美容サロンやカフェ・化粧品等を取り扱う企業のロゴデザインです。
宝石と企業名の頭文字であるDCをモチーフにした上品なシンボルです。社章としても使用できるようにブランディングを行い、制作したロゴマークです。ロゴのタイポグラフィは、エレガントで読みやすい書体を使用しており、企業の品格を反映しています。
統一されたブランドアイデンティティ
このロゴは、シンプルながら力強いビジュアル要素で構成されています。中央に位置する菱形のアイコンは、洗練された企業の姿勢を象徴しており、異なるサービスが一つの高い標準に結束されていることを表現しています。
色彩の心理とブランドイメージ
ロゴの赤色は情熱、活力、そしてアクションを呼び起こす色であり、これは企業が顧客に対して持つ姿勢と一致しています。全体として、このロゴは美容サービスの多様な業態を統合し、一貫した品質を約束する企業のイメージを伝えています。
ロゴ作成例に関する考察
美容ベンチャー企業の気品あるロゴ制作例
ターゲットを性別で分けている場合には、やはりそのターゲットに好まれるモチーフや色などがある程度固定化されていきます。その中でも、自社独自の個性を出していくことでロゴを認知されやすくなります。
複数業態統合のデザイン戦略
こちらのロゴマークは、複数の業態で女性をターゲットにした業務を行っている企業のものです。主な業務内容は、化粧品開発、ヘアサロン経営、カフェ経営となっており、いずれも女性をターゲットにしてはいるものの、サービス内容に準じてロゴマークを作成すると、他のサービスに流用できなくなるというリスクがありました。そこで、女性らしいデザインでありながら、これらのサービスを統合するシンボルを作り、社名と一緒にすることで、どのようなサービスにもしっくりなじむロゴに仕上げています。
シンボルとカラーの統合戦略
シンボル部分は宝石をイメージしており、カットによる輝きは、店名のイニシャルであるDとCの形になっています。ブランドとしての高級感や上品さを感じることができ、こちらのサービスを利用することで、宝石のように磨かれて、より美しくなれるというメッセージも込められています。カラーは、あまり多くの色を使って目移りしないように、シンプルに赤一色となっています。女性を象徴するカラーであるとともに、どのような色の中でも存在感を発揮しますので、使い勝手の良い色合いです。
シンプルかつ高品質なデザインの追求
硬質なイメージのロゴデザインも、赤にすることでルビーのようなきらめきを見せてくれます。社名の一部は流れるようなラインで構成された筆記体で、女性らしい優美さを感じさせます。その下の「CORPORATION」の文字は奇抜さを狙っておらず、オーソドックスな書体を用いていますので、誠実な企業であることがうかがえます。基本的にはグラデーション等もなしのデザインですが、文字の部分を濃淡のグラデーションにすると、より一層高級感がアップします。
シンボルの部分は、社名と組み合わせてもロゴとして抜群の存在感を発揮しますが、社章としても使いやすいデザインです。直線のみで描かれている幾何学的なロゴですが、優美な文字と組み合わせることで気品も備わり、ブランドイメージをより高品質なものにしてくれます。サロンやカフェの店舗や制服、パンフレット、カタログでもしっくりなじみますし、販売している化粧品のパッケージにつけても、高級感のあるコスメに見えます。
制作ロゴデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
企業ロゴの役割を考慮して制作されたことが伺えます。
近年は美容サービス提供する企業も増えてきました。美容サービスは女性が利用することが多いのですが、最近では男性用の美容製品も販売されています。今までは女性だけを対象にした美容製品でしたが、これからは男性客も意識していかなければいけません。美容製品を提供する企業も、他の業種と同じ企業なので、名前を知ってもらうためにいろいろな宣伝を行う必要があります。その1つがロゴデザインなのですが、この場合には赤を基調とした描き方になっています。
下部にはアルファベットで企業名が明記されていますが、2段に分けて、上部を大きめに表示しています。大きめに表示されたアルファベットは、形を崩す感じで描かれ、下部はわかりやすく小さめに描かれています。そんな文字をしっかりとまとめているのが、上部に描かれているシンボルマークです。シンボルマークは宝石のようにも見えますが、美容関連の企業なので、きれいで美しくという意味を込めて、宝石をシンボルマークにしたのでしょう。
VOICE ※第三者による感想です
ロゴが美しさを結晶化しているというイメージですね。
これは実に見映えのするロゴですね。美容系サービスのロゴといえば、そのサービスの品質や、雰囲気を体現することが必要とされるのだと思いますが、このロゴはそれらの課題をすべてクリアしているといえるでしょう。なんといっても目を引くのが、この宝石のような、四角形のシンボルマークです。アルファベットのDとCを極限まで単純化し、またそれを組み合わせることによって、上品で美しい宝石を完成させています。うまいのは、その文字の着色を工夫することで、この図に陰影が出ているということでしょう。これによって、何か貴重な宝石を真上から眺めているかのような、そしてそれが光を反射して輝いているかのような印象を演出することに成功しています。しかし派手すぎるのでもなく、落ち着いた雰囲気になっているのがすごいところです。これによって、ロゴ全体に深み、奥行きが出ているんですよね。
宝石といえば、高級であるとか、自分の美しさを引き立ててくれるものとかいったイメージがあります。美容というものの本質と、宝石とを結びつけたところに、このロゴの素晴らしさがあると思います。それに加え、赤っぽい色合いにすることで、親しみやすさとともに、女性らしさを演出することにも成功していますから、美容サービスの企業ロゴとして適しているのではないでしょうか。
※【セミオーダープラン】でご依頼のロゴは、お客様から提供いただいたオリジナルの原案(図案・アイデア)に基づいてロゴ作成を行っています。