大人の恋物語を想像させる和風のCDジャケットデザインです。
歴史香る街 京都の雰囲気を伝える格子戸を背景に、すっと立つスーツを纏った凛々しい男性歌手。その横には赤い番傘が華を添え、大人の色気を醸しています。男性の左側には、上品でありながら人のぬくもりが感じられる書体でアルバムタイトルを配置し、真ん中の「恋」という文字だけを番傘の色と同じ赤で色づけました。
深みある緑の美とアーティストの瞳
ジャケット裏面の写真では、瑞々しい緑の中に男性が立ち遠くを見つめるように斜めに視線を送っています。表面にも登場した番傘が下からちらりと覗き、緑とのコントラストを鮮明に描き出しています。男性の左側に少しかかるようにアルバムの曲名をリストアップし、白字で画像に馴染むようにさりげなく配置しました。
伝統的な盤面デザイン
CDの盤面は縁起の良い亀甲柄をベースにし、麻の葉や矢絣など伝統的な和柄を入れ込み、華やかで情熱的な赤でデザインしました。古都で花咲く大人の恋物語を彷彿とさせる、シックで艶やかなイメージで全体を仕上げました。
制作CDジャケットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
京都を意識したカラーが個性を演出するCDジャケットデザイン
黒に映える番傘が印象的なモチーフに
CDタイトルの「恋」やアーティストのネクタイに見える赤色。情念の色と表現したい番傘の色が要所要所で用いられ、ハッとするような鮮やかを演出しています。ジャケットは黒い格子の背景と黒いスーツによって、一部分のみ写っている番傘が強く引き立っていますね。リーフレットでは、番傘をさす赤い着物姿の女性が後姿であしらわれ、CDが紡ぐ「恋」のストーリーに想いを馳せたくなりそうです。CDは番傘を真上から見下ろしたような色とデザインで、こちらもインパクト大。縁起の良い吉祥文様のひとつとされる亀甲に、控えめなサイズでレイアウトされた曲名が絶妙なバランスです。アルバムタイトルとアーティスト名は大きくレイアウトされていて、とても見やすいですね。
京都の爽やかなグリーンで大人の情緒を演出
ジャケットのウラ面デザイン、リーフレットにあしらわれた新緑と竹林は、爽やかで美しい京都の初夏を思わせます。季節の移り変わりとともに楽しめるアルバムなのかな、と曲への期待もふくらみます。リーフレットには、グランドピアノを前にポーズをとるモダンな写真もレイアウトし、和風だけにとどまらない洗練された一枚に仕上げられています。
※掲載しているCDジャケットのデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。