


クリーンかつ爽やかなイメージでデザインした経営アドバイザーのパンフレットです。
緑色の爽やかな風が吹き抜けるような透明感のあるグリーンの背景に、葉を象った模様を円を描くようにレイアウトし、中心から外側へ広がるように色を薄めた葉を散らしました。それらの爽やかで優しい印象を与えるイラストをメインビジュアルに、イメージカラーであるグリーンのグラデーションでサービス名を大きく配置しパンフレットの表紙としました。この葉や風を想起させるデザインは、サービスが目指す「職場環境の改善」や「従業員の健やかな成長」を象徴しており、企業(BtoB)向けサービスでありながらも、堅苦しさを感じさせない「人」に寄り添う姿勢を表現しています。
サービスの魅力を視覚的に伝える中面の説明部
中面は、新たな経営カウンセリングサービスである当該事業を詳しく説明し、サービスを通じて得られる効果について項目ごとにイラストを用いわかりやすく紹介しています。爽やかなグリーンをベースカラー、優しいオレンジをサブカラーとして使い、健やかなイメージでデザインしました。「メンタルヘルス向上」や「離職率向上によるコストカット」といった抽象的で複雑になりがちな導入効果を、シンプルなアイコンイラストで視覚化することで、多忙な経営者や担当者でも直感的にメリットを理解できるよう工夫されています。
テンポの良い情報構成 – 顧客を説得するストーリー展開
テンポよく事業の概要、効果、内容を説明し、終盤では競合との比較、契約の流れを表組と写真で構成し、説得力のある流れで最後の料金表まで構築しました。この「概要(サービスとは)→ 効果(メリット)→ 詳細(他社比較)→ 流れ(導入プロセス)→ 料金」という展開は、BtoBサービスの導入検討時に意思決定者が求める情報を、論理的な順序で提示する王道のストーリーテリングです。



新事業のパンフレットを作成する際に考えたいこと
既存のサービスではない新しい事業のパンフレットを作成する際には「わかりやすさ」が重要になります。作例では「わかりやすさ」を意識してデザインを行いました。わかりやすさを追及する上で注意すべきが「全体的なカラーコーディネート」と「読みやすさ」です。特に新事業の場合、顧客はそのサービスの必要性や価値自体をまだ認識していない可能性があります。そのため、デザインは「これは何で、私(自社)にどんな良いことがあるのか」を瞬時に伝える役割を担う必要があります。
全体的なカラーコーディネート
作例の新事業パンフレットでは「従業員の定着サポート」というピープルビジネスであることを踏まえ、グリーンをベースに、イエローやオレンジといったフレッシュな色づかいで「新しく雇用する従業員」をイメージしています。グリーンが持つ「安心感」「安定」「健康」のイメージと、アクセントのオレンジが持つ「ポジティブ」「活性化」「注意喚起」のイメージが組み合わさり、「問題を未然に防ぎ(安心)、組織を活性化させる(ポジティブ)」というサービスの二面性を効果的に表現しています。
単にグリーンやイエロー、オレンジといったフレッシュな配色をすれば良いというわけではありません。視覚的にそのサービスのイメージを享受しやすいようなカラーコーディネートを行うことが重要になります。効果的なカラーコーディネートとしては作例でも使用している「トーンカラー」です。グリーンに濃淡を付けて配色することで、サービス内容である「新規従業員の退職防止」を視覚的に訴求しています。
パンフレットの読みやすさ
事業パンフレットで重要なのは、伝えたい相手にパンフレットの最後まで読んでもらうことです。作例では写真やイラスト多く使用し、テキスト部分は見出しと文章が明確にわかるように、フォントや色を調整して最後までストレスなく読み進められるようにしています。特に「ご契約までの流れ」のセクションでは、抽象的な説明に終始せず、実際のカウンセリングや契約シーンを連想させる写真を使用することで、導入後の具体的なイメージを掴みやすくし、顧客の不安を払拭する効果も狙っています。
写真やアイコンイラストは視線の動線を司る役割があります。テキストの流れに沿って配置することで、伝えたい事が効果的に伝わるでしょう。
制作パンフレットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
柑橘系の爽やかなムードを彷彿とさせるパンフレットデザイン
グリーン×オレンジでフレッシュなムードのデザインに
グリーンをベースに、イエローやオレンジの差し色が入っているのが爽やかです。レモンやライム、オレンジといったフレッシュな柑橘類を彷彿とさせるカラーは、ヘルシーさがありますね。といってもそれぞれの色使いは柔らかなので、派手な印象はありません。事業パンフレットとしてふさわしい「格」が感じられます。白色の背景と組み合わせることで、清潔感が増しています。まるで香水やルームミストのようなカラーを用いることで、親しみやすさを演出しているようです。清涼感の漂うデザインですね。
イラストと写真を多用してテンポ良く読ませる
パンフレット中面では、アイコンのようなイラストや、契約までの流れの写真解説など、文字以外の情報が多くテンポ良く内容をチェックすることができます。もっともアピールしたい箇所であるお得なキャンペーン部分にのみ強い色が使われていて、効果的にPRできているのも良いですね。料金は大きい囲みで明確に表示され、見込まれる効果も見出しでまずメリットが目に飛び込んでくるようなレイアウトに。パンフレットを開いただけで興味関心を惹くことができる「読ませる」デザインといえるでしょう。
事業案内パンフレットを「読まれる資料」にするための設計ポイント
この制作事例は、従業員定着サポート / 職場環境改善といった、内容がやや抽象的になりやすいテーマを「短時間で理解できる形」に落とし込んでいるのが特徴です。ここでは、掲載画像(表紙・中面)から読み取れる設計意図をもとに、パンフレット制作で再現性のあるポイントを整理します。
1)表紙は“テーマの空気”を先に伝えて、読むハードルを下げる
表紙では、白を広く取りつつ、グリーン系のグラデーションと葉のモチーフで「清潔感」「安心」「健やかさ」を連想させています。職場環境やメンタルヘルスの文脈は、読み手によっては身構えやすいテーマでもあります。そこで、硬さを出しすぎず、しかし軽すぎないトーンに着地させることが重要です。
本事例は、植物モチーフを“装飾”ではなく、サービスが扱う価値(健やかに働ける状態 / 環境改善)を暗示する意味のあるビジュアルとして使っている点が、表紙設計として理にかなっています。また、タイトル(サービス名)が大きく、周辺情報は控えめ。最初の視線が迷いにくく、「これは何の資料か」が一瞬で把握できる構造です。BtoBの資料ほど、最初の3秒で“読む / 読まない”が決まりがちなので、表紙の役割を過不足なく果たしています。
2)中面は「効果→内容→比較→導入フロー→料金」の順で、意思決定の脳内手順に合わせる
中面を俯瞰すると、情報の並べ方がいわゆる“資料の王道”です。左面に効果(ベネフィット)、右面に具体(事業内容・比較・導入の流れ・料金)。ここで効いているのは、抽象→具体の段階設計です。人材定着や職場環境整備は「必要性は分かるが、何をするのかが分かりにくい」領域になりやすい。だからこそ、
- まず“得られる効果”を箇条書きで提示(理解の入口を作る)
- 次に“何をするか”を列挙(中身の把握)
- さらに“他社比較”で判断材料を補強(検討の背中を押す)
- “契約までの流れ”で不安を解消(導入イメージを持たせる)
- 最後に“料金”で具体判断に着地(社内稟議に回しやすい)
という流れになっています。中小企業庁の白書でも、人材定着に向けた取り組みとして「職場環境の整備」「休暇制度の充実」等を実施している事業者の傾向が示されており、定着が“施策の積み重ね”であることがうかがえます。だからこそ、資料側も「何を、どの順でやるのか」を見える化し、検討の負担を減らすことが大切です。
3)アイコンと短い見出しで“読む量”をコントロールしている
左面の効果説明は、各項目がアイコン+短い見出し+補足文でまとまっています。この形式は、読む側にとって「斜め読み→気になる所だけ精読」がしやすいのが利点です。特に、経営層・管理職・人事など、読む時間が限られる相手には効果が出やすい設計です。
さらに配色面でも、基本はグリーンで統一しながら、要所にオレンジを使って視線のメリハリを作っています。オレンジは注意喚起・行動喚起に使われやすい色なので、キャンペーン枠や料金の強調と相性が良い。色を増やしすぎず、役割を持たせて使っている点が、読みやすさにつながっています。
4)“信頼の根拠”を、文章ではなく「構成要素」で補っている
このテーマの資料で読み手が気にするのは、「結局、誰が、どう関わってくれるのか」「導入後に現場が混乱しないか」です。本事例では、右面の“契約までの流れ”に写真が入り、左面にはプロフィールや「ご利用者様の声」枠が配置されています。ここで重要なのは、単に声を載せることよりも、読み手が抱く不安の種類に合わせて、証拠の形を変えていることです。
- 流れ:写真で“場面”を見せ、導入後の想像を助ける
- 声:短いコメントで“第三者の評価”を添える
- プロフィール:提供者の輪郭を示して安心材料にする
職場のメンタルヘルス対策は、厚生労働省の指針でも「継続的かつ計画的に行うこと」が重要とされ、セルフケア / ラインによるケア等の考え方が整理されています。つまり、サービス自体が“継続運用”の性質を持ちやすい。だから資料も、単発の販促というより「導入後の運用が想像できる」構成になっているのは、内容との整合性が取れています。
※掲載のパンフレット・冊子は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
※掲載しているパンフレットのデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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