オーストリアの首都であり、国際機関本部が集まるウィーン市。観光地としても栄えながら、住みやすい街ランキングに頻出する、高い生活水準を保つ都市でもあります。そんなウィーンの街を象徴するアイデンティティが刷新されました。
新旧ウィーン市のロゴデザイン (via Pinterest)
過去のアイデンティティにも用いられていた、赤に十字のラインが入った象徴的なアイコンは引き継がれています。まるでその盾の曲線と呼応するような、柔らかい独自のサンセリフ書体も非常に印象的です。
・ウィーン市のロゴ by Wikipedia
スマートシティとしてウィーンの近代性を強化するという意図があり、またバラバラに存在していた行政団体などのロゴを今回のアイデンティティに統合することで、団結の強化を図ります。
このプロジェクトの素晴らしいと感じるところは、見た目を整えることだけに終始せず、同時に都市行政の合理化を進めていることです。このブランディングにより、多くの無駄が省かれることとなり、2年以内にはこのプロジェクトにかかった費用が償却される予測とのことです。
design : SAFFRON
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