「会社の顔」とも言える会社案内パンフレット。「そろそろ新しいものを作りたいな」「初めて作るけど、何から手をつければいいんだろう?」そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
たしかに、いざ作ろうと思っても、どんな情報を載せればいいのか、費用はどれくらいかかるのか、分からないことだらけで途方に暮れてしまいますよね。でも、ご安心ください!
この記事では、会社案内パンフレットの基本的な構成から、気になる費用相場、さらには魅力的なパンフレットを作るための秘訣まで、あなたの疑問をまるっと解決します。きっと「うちの会社にぴったりのパンフレット」を作るためのヒントが見つかるはずです。
企業の魅力を最大限に引き出し、ビジネスチャンスを広げる会社案内パンフレット作成の一歩を、一緒に踏み出しましょう!
なぜ今、会社案内パンフレットが必要なの?その重要性を再確認!
デジタル化が進む現代において、「紙のパンフレットって本当に必要なの?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、会社案内パンフレットには、WebサイトやSNSとは異なる独自の強みと役割があります。
- 信頼性の向上: 形として手元に残るパンフレットは、企業の実在性や信頼性を高める効果があります。特に、初めて取引をする相手や、BtoBのビジネスシーンでは、しっかりとした会社案内があるだけで安心感を与えることができます。
- 情報伝達の効率性: 企業の理念や事業内容、強みといった情報をコンパクトにまとめ、相手に伝えたい情報を整理して提供できます。商談や展示会など、限られた時間で自社をアピールしたい場面で非常に有効です。
- ブランドイメージの構築: デザインや紙質、加工などにこだわることで、企業のブランドイメージを効果的に表現できます。手触りや質感といった五感に訴える要素は、デジタル媒体にはない魅力です。
- 営業ツールとしての活用: 営業担当者が持ち歩き、顧客に直接手渡すことで、会話のきっかけを作ったり、より深い理解を促したりすることができます。採用活動においても、企業の魅力を伝えるツールとして活躍します。
- オフラインでの情報提供: インターネット環境がない場所や、デジタルツールに不慣れな方へも確実に情報を届けられます。
このように、会社案内パンフレットは、企業の信頼性を高め、ブランドイメージを構築し、営業活動をサポートする強力なツールなのです。デジタルとアナログ、それぞれの良さを理解し、うまく使い分けることが重要と言えるでしょう。
【ステップ1】目的を明確に!誰に、何を伝えたい?
効果的な会社案内パンフレットを作るための最初のステップは、「作成の目的」と「ターゲット読者」を明確にすることです。これが曖昧なままでは、内容がぼやけてしまい、誰の心にも響かないパンフレットになってしまう可能性があります。
例えば、以下のような目的が考えられます。
- 新規顧客獲得: 自社の製品やサービスの魅力を伝え、問い合わせや取引につなげたい。
- 企業ブランディング: 企業の理念やビジョンを共有し、ブランドイメージを向上させたい。
- 採用活動: 学生や求職者に対し、事業内容や社風、働く魅力を伝えたい。
- IR活動: 株主や投資家に対し、経営状況や将来性を説明したい。
- 既存顧客との関係強化: 新しい取り組みや実績を紹介し、信頼関係を深めたい。
目的が定まれば、おのずと「誰に伝えたいか(ターゲット読者)」も見えてきます。
- 取引先の担当者? → 信頼感と実績を重視した情報が必要
- 一般消費者? → 分かりやすさと共感を呼ぶストーリーが効果的
- 求職者? → 企業文化や働く環境、先輩社員の声などが響く
- 金融機関や投資家? → 事業の成長性や具体的なデータが求められる
「誰に、何を伝え、どのような行動を促したいのか」を具体的にすることで、パンフレットに盛り込むべき情報や、デザインの方向性が明確になります。この最初のステップを丁寧に行うことが、成功への近道です。
【ステップ2】会社案内パンフレットの基本構成を知ろう!
目的とターゲットが決まったら、いよいよパンフレットの構成を考えていきましょう。ここでは、一般的な会社案内パンフレットによく含まれる基本的な構成要素をご紹介します。もちろん、全てを盛り込む必要はありません。自社の目的やターゲットに合わせて取捨選択してくださいね。
必ず入れたい基本情報
これらの情報は、会社の実態を正確に伝え、信頼を得るために不可欠です。
項目 | 内容例 |
---|---|
表紙 | 会社名、ロゴ、キャッチコピーなど。企業の「顔」となるデザイン。 |
裏表紙 | 会社概要(会社名、所在地、電話番号、FAX番号、URL、メールアドレスなど)、アクセスマップ |
ご挨拶・代表メッセージ | 代表者の想いや企業の理念、ビジョンを伝える。 |
会社概要・沿革 | 設立年月日、資本金、役員一覧、従業員数、事業拠点、会社の歴史など。 |
経営理念・ビジョン | 企業が大切にしている価値観や、目指す未来像。 |
事業内容・サービス紹介 | 主要な事業やサービス、製品について、分かりやすく具体的に説明。 |
あると魅力がアップする情報
これらの情報は、企業の個性や強みをより深く伝え、読者の興味関心を高めるのに役立ちます。
項目 | 内容例 |
---|---|
強み・特徴 | 他社との違い、独自の技術やノウハウ、顧客への提供価値などをアピール。 |
実績紹介・導入事例 | 具体的な実績やお客様の声を掲載することで、信頼性と説得力を高める。 |
技術・品質へのこだわり | 製品やサービスの品質を支える技術力や、品質管理体制などを紹介。 |
お客様の声・社員の声 | 実際にサービスを利用したお客様の声や、働く社員のリアルな声は共感を呼ぶ。 |
CSR活動・社会貢献 | 環境保護や地域貢献など、企業の社会的責任への取り組みを紹介。 |
今後の展望・展開 | 将来のビジョンや新しい取り組みを伝え、成長性をアピール。 |
採用情報 | 採用活動を兼ねる場合は、募集要項や求める人物像、キャリアパスなどを掲載。 |
よくあるご質問(FAQ) | 読者が疑問に思いそうなことを先回りして回答。 |
お問い合わせ先 | より詳細な情報提供や、具体的な相談窓口を明記。 |
これらの要素を、ストーリー性を持たせながら、ターゲット読者に最も響く順番で配置していくことが重要です。例えば、課題提起から始まり、その解決策としての自社の強みやサービスを紹介し、具体的な実績で裏付け、そして未来への展望を示す、といった流れが考えられます。
【ステップ3】読者の心を掴む!魅力的な構成のポイント
基本的な構成要素が分かったところで、次は「どうすれば読者の心を掴む、魅力的なパンフレットになるのか?」という、より実践的なポイントを見ていきましょう。
1. ターゲット読者の視点に立つ
常に「このパンフレットを読むのは誰か?」を意識しましょう。専門用語ばかりで分かりにくい、情報が多すぎて何が重要か分からない、といったパンフレットは読んでもらえません。ターゲット読者の知識レベルや興味関心に合わせて、言葉遣いや情報の粒度を調整することが大切です。
2. ストーリーで語る
単なる情報の羅列ではなく、企業が持つストーリーを語りましょう。創業の想い、困難を乗り越えてきた歴史、製品やサービスが生まれた背景など、共感を呼ぶストーリーは読者の記憶に残りやすくなります。「なぜこの事業を行っているのか」「何を目指しているのか」といった企業の「想い」を伝えることで、ファンを増やすことにも繋がります。
3. デザインの力を最大限に活用する
パンフレットの印象を大きく左右するのがデザインです。いくら内容が良くても、デザインが古臭かったり、読みにくかったりすると、企業の魅力は半減してしまいます。
- ブランドイメージとの統一感: コーポレートカラーやロゴ、フォントなどを効果的に使い、企業全体のブランドイメージと一貫性のあるデザインを目指しましょう。
- 視覚的な分かりやすさ: 写真やイラスト、図、グラフなどを効果的に活用し、情報を視覚的に分かりやすく伝えましょう。適度な余白も重要です。
- 読みやすさへの配慮: 文字のサイズや行間、フォントの種類など、読みやすさにも細心の注意を払いましょう。
- 紙質や加工へのこだわり: 手にした時の質感も、パンフレットの印象を左右します。光沢のある紙、マットな紙、特殊な加工など、内容やブランドイメージに合わせて選びましょう。
4. 情報にメリハリをつける
伝えたい情報がたくさんあるのは分かりますが、全てを詰め込みすぎると、かえって何も伝わらなくなってしまいます。「最も伝えたいことは何か」を明確にし、情報の優先順位をつけましょう。キャッチコピーや見出しを工夫したり、重要なポイントを太字にしたりするなど、視覚的な工夫でメリハリをつけることも効果的です。
5. 最新情報を保つ意識
会社案内パンフレットは一度作ったら終わりではありません。事業内容の変更、新しい実績の追加、オフィスの移転など、企業情報は常に変化します。定期的に内容を見直し、常に最新の状態を保つように心がけましょう。制作時に、後から一部修正しやすいようなデータ形式で納品してもらうのも一つの方法です。
これらのポイントを押さえることで、単なる情報伝達ツールではなく、企業の魅力を最大限に引き出し、読者の心を動かすパンフレットを作ることができるでしょう。
【ステップ4】気になる費用は?会社案内パンフレット作成の費用目安
さて、いよいよ気になる費用のお話です。「会社案内パンフレットって、一体いくらくらいかかるの?」というのは、多くの方が疑問に思うポイントですよね。
結論から言うと、会社案内パンフレットの制作費用は、依頼内容やページ数、仕様、依頼先などによって大きく変動します。 そのため、「ズバリ〇〇円です!」とは一概には言えません。
しかし、大まかな目安や、費用を左右する要素を知っておくことは、予算を組む上で非常に重要です。
費用の主な内訳(※他社事例も含めた参考値)
パンフレット制作にかかる費用は、主に以下の項目で構成されます。
項目 | 内容 | 費用目安(※あくまで一般的な目安です) |
---|---|---|
企画・ディレクション費 | パンフレットの目的設定、構成案作成、進行管理など。全体のクオリティを左右する重要な費用。 | 5万円~30万円程度 |
デザイン費 | 表紙デザイン、本文デザイン、レイアウト作成など。デザイナーのスキルや実績によって変動。 | 1ページあたり1万円~5万円程度 |
コピーライティング費 | キャッチコピーや本文の執筆。プロに依頼する場合。自社で用意する場合は不要。 | 5万円~20万円程度 |
写真撮影費 | プロのカメラマンに商品や社屋、人物などの撮影を依頼する場合。モデルを手配する場合は別途費用が発生。 | 5万円~30万円程度(拘束時間やカット数による) |
イラスト・図版制作費 | オリジナルのイラストや図、グラフなどを作成する場合。 | 1点あたり数千円~数万円程度 |
印刷費 | 用紙の種類、印刷部数、ページ数、色数(フルカラーかモノクロか)、製本方法、加工(PP加工など)によって大きく変動。 | 部数や仕様により大きく変動 |
その他 | 取材費、翻訳費(多言語対応の場合)、修正費(大幅な修正の場合)など。 | 必要に応じて |
費用を左右する主な要素
- ページ数: 当然ながら、ページ数が多くなればなるほど、デザイン費や印刷費は高くなります。
- 制作物のクオリティ(企画・デザイン): 経験豊富なディレクターやデザイナーに依頼したり、凝ったデザインを求めたりすると、費用は高くなる傾向があります。
- 原稿や素材の準備状況: テキスト原稿や写真素材などを自社でどれだけ用意できるかによって、コピーライティング費や写真撮影費を抑えることができます。
- 印刷部数: 印刷は、一度に多く刷るほど単価が下がる「スケールメリット」が働きます。
- 用紙の種類・加工: 特殊な用紙を選んだり、表面加工(PP加工、ニス引きなど)を施したりすると、費用は上がります。
- 納期: 短納期を希望する場合、特急料金が発生することがあります。
- 依頼先: 大手広告代理店、制作会社、フリーランスのデザイナーなど、依頼先によっても費用は異なります。
費用感の具体例(あくまで目安として)
- A4サイズ・4ページ(二つ折り)の場合:
シンプルなデザイン、原稿・写真素材提供あり:10万円~30万円程度
企画から依頼、写真撮影あり:30万円~60万円程度 - A4サイズ・8ページ(中綴じ)の場合:
シンプルなデザイン、原稿・写真素材提供あり:20万円~50万円程度
企画から依頼、写真撮影・コピーライティングあり:50万円~100万円程度 - A4サイズ・16ページ(中綴じ)の場合:
企画から依頼、高品質なデザイン、取材・撮影・コピーライティング全て依頼:100万円~200万円以上
費用を抑えるためのポイント
- 目的とターゲットを明確にし、必要な情報を見極める: 不要なページを増やさない。
- 原稿や写真素材をできるだけ自社で用意する: ただし、クオリティには注意が必要です。
- 複数の制作会社から見積もりを取る: 内容と費用を比較検討しましょう。
- テンプレートを活用する(デザインに強いこだわりがない場合): デザイン費用を抑えられます。
- 印刷部数を適切に設定する: 無駄に多く刷りすぎない。
- 修正回数を減らせるよう、事前の打ち合わせを密に行う。
パンフレット作成は、決して安い買い物ではありません。だからこそ、予算と期待する効果をしっかりと見極め、納得のいく投資をしたいものですね。
【ステップ5】スムーズに進めよう!会社案内パンフレット作成の流れ
「よし、パンフレットを作るぞ!」と決意したら、次は具体的な制作の進め方です。一般的な制作会社に依頼する場合の流れを把握しておきましょう。
- ヒアリング・打ち合わせ:
制作会社と目的、ターゲット、予算、納期、パンフレットのイメージなどを共有します。この段階で、自社の想いや課題をしっかりと伝えることが重要です。
既存の資料(会社案内、Webサイト、商品カタログなど)があれば提出しましょう。 - 企画・構成案の作成・提案:
ヒアリング内容に基づき、制作会社がパンフレットのコンセプト、全体の構成、各ページのコンテンツ案などを作成し、提案します。
ページ数やラフデザイン、おおよそのスケジュール感なども提示されることが多いです。
提案内容をよく確認し、不明点や要望があれば遠慮なく伝えましょう。 - 見積もり・契約:
企画・構成案に基づいて、正式な見積もりが提示されます。
費用内訳、支払い条件、納期などを確認し、合意すれば契約となります。 - 素材収集・原稿作成:
パンフレットに掲載する文章(コピー)、写真、イラストなどの素材を準備します。
コピーライティングや写真撮影を依頼している場合は、制作会社が取材や撮影を行います。自社で用意する場合は、指定された形式や期日までに提出します。 - デザイン制作:
収集した素材と決定した構成案に基づき、デザイナーが具体的なデザイン作業を進めます。
まずは表紙や主要ページのデザイン案が提示され、方向性を確認した後、全ページの制作に進むことが多いです。 - 初校(デザイン・原稿確認):
デザインと原稿が組み合わされた最初の校正(PDFデータ等)が出てきます。
誤字脱字、情報の誤り、デザインのイメージ違いなどがないか、細部までしっかりと確認します。修正指示は具体的に、まとめて伝えるのがポイントです。 - 修正・校正(再校・三校…):
初校での修正指示に基づき、修正作業が行われます。
修正されたものを再度確認し、問題がなくなるまで校正作業を繰り返します(通常2~3回程度)。 - 校了(最終確認完了):
全ての修正が完了し、印刷に進んでも問題ない状態になったら「校了」となります。
校了後の修正は原則として難しく、もし修正する場合は追加費用や納期遅延が発生する可能性が高いので、最終確認は慎重に行いましょう。 - 印刷・製本:
校了データに基づき、印刷会社で印刷・製本作業が行われます。
印刷部数や仕様によって、数日~2週間程度の期間がかかります。 - 納品・支払い:
完成したパンフレットが指定の場所に納品されます。
納品物を確認し、問題がなければ、契約に基づいて支払いを行います。
制作期間は、パンフレットの仕様や修正の回数、制作会社の状況などによって異なりますが、一般的には1ヶ月半~3ヶ月程度を見込んでおくと良いでしょう。特に、企画段階や素材準備に時間がかかるケースもありますので、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
【ステップ6】これは避けたい!会社案内パンフレット作成でよくある失敗と対策
せっかく時間と費用をかけて作る会社案内パンフレットですから、絶対に失敗したくないですよね。ここでは、よくある失敗例とその対策をご紹介します。これらを事前に知っておくことで、より効果的なパンフレット作りを目指しましょう。
失敗例1:目的が曖昧で、誰に何を伝えたいのか分からない
- 症状: あれもこれもと情報を詰め込みすぎたり、逆に当たり障りのない内容になったりして、結局何をアピールしたいのかが不明確なパンフレット。
- 対策: 【ステップ1】で解説した通り、「誰に」「何を伝え」「どんな行動を促したいのか」という目的とターゲットを徹底的に明確にしましょう。関係者間での認識共有も重要です。
失敗例2:情報が整理されておらず、読みにくい・分かりにくい
- 症状: 文字だらけで読む気が失せる、専門用語が多くて理解できない、どこに何が書かれているか探すのが大変なパンフレット。
- 対策: 【ステップ3】の「情報にメリハリをつける」「デザインの力を最大限に活用する」を意識しましょう。情報の優先順位をつけ、見出しや箇条書き、図解などを効果的に活用し、視覚的に分かりやすいレイアウトを心がけます。ターゲット読者に合わせた言葉遣いも重要です。
失敗例3:デザインが古い、または企業のイメージと合っていない
- 症状: 数年前に作ったままのデザインで古臭い印象を与えてしまう、または、ターゲット層や企業のブランドイメージと乖離したデザインになっているパンフレット。
- 対策: 定期的なデザインの見直しを行いましょう。また、デザイン制作に入る前に、制作会社と企業のブランドイメージやターゲット層について十分にすり合わせることが大切です。複数のデザイン案を比較検討するのも良いでしょう。
失敗例4:誤字脱字や情報の誤りが多い
- 症状: 会社名や連絡先、製品情報などに誤りがあると、企業の信頼性を著しく損ねます。
- 対策: 校正作業を徹底しましょう。担当者一人だけでなく、複数人でダブルチェック、トリプルチェックを行うのが理想です。声に出して読んでみる、時間を置いてから再度確認するなどの工夫も有効です。特に社名、電話番号、URL、固有名詞、数字などは入念に確認しましょう。
失敗例5:費用を抑えすぎた結果、期待したクオリティにならなかった
- 症状: とにかく安さだけを追求した結果、デザインの質が低かったり、必要な情報が十分に伝えられなかったりするパンフレット。
- 対策: 費用は重要な要素ですが、安かろう悪かろうでは本末転倒です。パンフレット作成の目的と期待する効果を明確にし、それに見合う予算を確保することが大切です。複数の制作会社から見積もりを取り、費用だけでなく、実績や提案内容、コミュニケーションの取りやすさなどを総合的に比較検討しましょう。
これらの失敗例を参考に、事前準備と確認作業を丁寧に行うことで、満足のいく会社案内パンフレット作成を目指してくださいね。
【発展編】会社案内パンフレットの新しい活用アイデア
会社案内パンフレットは、単に手渡すだけのツールではありません。少し視点を変えるだけで、活用の幅は大きく広がります。ここでは、デジタル時代ならではの新しい活用アイデアをいくつかご紹介します。
1. Webサイトとの連携で相乗効果を狙う
- パンフレットからWebサイトへ誘導: パンフレットにQRコードを掲載し、より詳細な情報や最新情報、お問い合わせフォームなどを掲載したWebサイトの特定ページへ誘導します。動画コンテンツへのリンクも効果的です。
- Webサイトからパンフレット(PDF)へ誘導: WebサイトにパンフレットのPDFデータを掲載し、ダウンロードできるようにします。遠方の顧客や、紙媒体を好まない層にも情報を届けられます。
2. デジタルパンフレット(電子ブック)で表現力アップ
- 紙のパンフレットをそのままデジタル化し、スマートフォンやタブレットで閲覧できるようにします。
- 印刷コストがかからず、内容の修正や更新も比較的容易です。
- アクセス解析ツールと連携すれば、どのページがよく見られているかなどのデータ収集も可能です。
3. 採用活動での活用を強化する
- 会社説明会や面接時に配布するだけでなく、社員のインタビュー記事や一日の仕事の流れ、オフィス環境の紹介など、求職者が知りたい情報を充実させます。
- 若手社員が魅力的に感じるような、カジュアルで親しみやすいデザインにするのも有効です。
- 内定者向けのパンフレットを作成し、入社までの不安解消や企業理解を深めるツールとしても活用できます。
4. イベントや展示会での効果的な配布
- ただ配布するだけでなく、パンフレットの内容について簡潔に説明を加えたり、アンケートと引き換えに配布したりするなど、コミュニケーションのきっかけとして活用します。
- ターゲットに合わせて、配布するパンフレットの種類を変えるのも良いでしょう(例:製品紹介に特化したもの、企業理念を伝えるものなど)。
5. 社内教育・インナーブランディングツールとして
- 自社の歴史や理念、事業内容、強みなどを改めて社員に周知するためのツールとして活用します。
- 社員が自社に誇りを持ち、同じ方向を向いて仕事に取り組むためのインナーブランディングにも繋がります。
このように、会社案内パンフレットは、アイデア次第で様々なシーンで活躍する可能性を秘めています。自社の目的や状況に合わせて、最適な活用方法を見つけてみてください。
まとめ – 想いを込めた会社案内パンフレットで、ビジネスを加速させよう!
今回は、会社案内パンフレットの構成から費用、作成のポイント、さらには新しい活用法まで、幅広くお伝えしてきました。盛りだくさんの内容でしたが、少しでも皆さんのパンフレット作りのヒントになれば嬉しいです。
会社案内パンフレットは、ただ情報を詰め込むだけのものではありません。企業の「顔」であり、お客様や取引先、求職者といった大切なステークホルダーとの最初の接点となることも多い、非常に重要なコミュニケーションツールです。
だからこそ、
- 誰に、何を伝えたいのか?(目的とターゲットの明確化)
- どうすれば魅力的に伝わるのか?(構成とデザインの工夫)
- 信頼を得るために、どんな情報が必要か?(正確性と網羅性)
といった点をじっくりと考え、愛情を込めて作り上げることが大切です。
もちろん、「自社だけでは難しい…」「プロの視点を取り入れたい!」と感じることもあるでしょう。そんな時は、私たちASOBOADにご相談ください!
ASOBOADでは、デザイン制作、印刷、そしてWebサイトやデジタルパンフレットといった多角的な展開まで、ワンストップでサポートさせていただきます。豊富な制作実績で、貴社の魅力を引き出す会社案内パンフレット作りをお手伝いします。
「うちの会社のパンフレット、どうしたらもっと良くなるかな?」「こんなパンフレットを作りたいんだけど、費用はどれくらい?」など、どんな些細なことでも構いません。まずはお気軽にお問い合わせください。
この記事が、あなたの会社にとって最高の会社案内パンフレットが完成する一助となれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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