病院やクリニック、歯科医院などの医療機関やヘルスケア施設では、「利用者にいかに安心感や清潔感を伝えるか」が大きなポイントになります。ケガや体調不良など、不安を抱えながら訪れる利用者にとって、院内の雰囲気や情報の伝え方次第で受ける印象は大きく変わるからです。
一方で、デザイン面にきちんと配慮しようと思っても、「プロに依頼する予算がない」「自分で作りたいけれど、どうレイアウトしていいか分からない」というお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、ASOBOADが無料提供している医療・ヘルスケア向けテンプレートです。PowerPoint形式なので、どなたでも簡単に使いこなせます。文字や色を差し替え、写真を挿入するだけで、清潔感と信頼感のあるデザインがすぐに完成するのが魅力です。
今回は、医療・ヘルスケア分野で特に人気のテンプレートと、より効果的にアレンジするためのコツをご紹介します。院内パンフレットやポスターを充実させることで、利用者がより安心して通える環境を整えていきましょう。
医療・ヘルスケア施設で求められるデザインとは?
医療機関やヘルスケア施設は、心身の不調に悩む利用者が集まる場所です。そのため、清潔感や落ち着き、丁寧さが感じられるデザインが何よりも求められます。待合室に置いてあるパンフレット一つとっても、「読みやすいか」「配色が優しいか」が利用者の気持ちを少しでも和らげる要素になるのです。
- 清潔感:白や淡いブルー、グリーンなど爽やかな色使いがベース。
- 安心感:レイアウトをシンプルにして、情報が頭に入りやすい構成に。
- 優しさ:過度に派手な色よりも、柔らかいトーンを中心にして親しみやすさを出す。
こうしたポイントを押さえたうえで、実際にどんなテンプレートがあるのか見ていきましょう。
おすすめ無料テンプレート例
爽やかな歯科クリニック案内パンフレットのテンプレート
歯科医院は「痛そう」「怖そう」という先入観を持たれてしまうことが多いかもしれません。しかし、ブルー系を基調とした爽やかなデザインなら、利用者に「ここなら安心できそう」と感じてもらいやすいはずです。
- ブルー系の清潔感
汚れを連想させないカラーリングが、清潔な治療環境をイメージさせます。歯科だけでなく、一般的なクリニック案内にも応用が可能。 - 院長メッセージや治療方針をわかりやすく
テンプレート内は見出しや小見出しが整っているので、治療内容や施設の方針をシンプルにまとめるだけ。加えて院長の笑顔の写真やひとことを入れると、信頼感がいっそう高まります。 - 設備紹介やアクセス情報を掲載しやすい
「院内の様子が分かる写真」や「アクセスマップ」を入れておけば、初めて訪れる利用者の不安を軽減できます。
明るい整骨院向けパンフレットのテンプレート
整骨院や整体院では、身体の痛みや不調を抱えた利用者が数多く来院します。そのため、専門性だけでなく「親しみやすさ」をしっかり打ち出すことも重要となります。
- オレンジを基調とした優しい配色
オレンジは人の心をあたたかくする効果があると言われています。利用者に「ここでケアしてもらえれば体が楽になりそうだな」と感じてもらえる明るい印象を与えます。 - 施術メニューや料金表をスッキリ整理
メニュー名と料金を一覧にすれば、利用者は「どんな施術があり、いくらかかるのか」をパッと把握できます。 - 院内写真で安心感を高める
清潔でリラックスできる雰囲気が伝わる写真や、スタッフの笑顔などを入れると、初めて利用する方も足を運びやすくなるでしょう。
院内掲示用ポスターテンプレート
医療・ヘルスケア施設では、施設内で守っていただきたいルールや利用上の注意などを掲示するポスターも数多く必要です。たとえば「Wi-Fi利用案内」「禁煙エリアのご案内」「写真撮影禁止」など。これらの掲示も、シンプルながら視認性やデザイン性を兼ね備えていると効果的です。
- アイコンやイラストで視覚的に伝える
言語が異なる方やお子様にも理解しやすいよう、アイコンやマークが付いたテンプレートが用意されています。 - 配色を合わせて統一感を出す
院内のあちこちに掲示する場合は、配色をそろえると見た目にも落ち着きが生まれます。 - 情報の要点を大きく表示
「○○禁止」「○○エリア」など、重要事項はフォントを大きめにし、目立つ色を使うと注意喚起しやすくなります。
デザインアレンジのコツ
清潔感のある配色を選ぶ
医療・ヘルスケア系のデザインでは、白や淡いブルー、グリーンなど爽やかな色をベースに、差し色として柔らかいトーンのオレンジやイエローを入れると親しみやすさも演出できます。
- ブルー系:清涼感や信頼感を表現
- グリーン系:自然や安らぎを連想
- オレンジ系:あたたかみややわらかさをプラス
読みやすさと分かりやすさを優先
医療現場で扱う情報は、どうしても専門用語が増えがち。また、高齢の利用者も多く来院する可能性があります。そこで意識したいのが、文字の大きさやフォント、そして情報の整理です。
- 読みやすいフォント選び:判読性の高いゴシック体で信頼感を演出。
- 箇条書きやアイコンの活用:長文を避け、要点をスッキリとまとめることで理解しやすくなります。
- 強調すべき情報は大きめの文字や色分けで:重要なポイントだけ強調しておくと、利用者も迷いません。
統一感のあるブランディング
名刺やリーフレット、ポスターなど、複数のツールを作成するならデザインや配色をそろえるのがコツ。
- ロゴの活用:ロゴの色や形状に合わせて他のツールの配色を調整すると、「この施設のものだ」と一目で分かりやすくなります。
- 写真のテイストを合わせる:どのツールでも写真の明るさや背景色をできるだけ統一すると、施設全体のイメージに一貫性が生まれます。
- スタッフの写真やメッセージの掲載:顔が見えることで利用者との距離が縮まり、「相談しやすい」「安心できる」と思ってもらえるきっかけに。
まとめ – ASOBOADの医療・福祉向けテンプレートで、利用者が安心できる環境づくりを
医療・ヘルスケア施設には、不調や不安を抱える利用者が集まります。だからこそパンフレットやポスター、掲示物などは見やすく理解しやすいデザインであることが大切です。ASOBOADの無料テンプレートを活用すれば、デザイン初心者でもプロのようなクオリティを実現可能。利用者にとって安心感のある空間を演出する大きな一助になるはずです。
- 白や淡い色を基調に、差し色で優しさをプラス
- 必要情報を要点にまとめてアイコンやフォントを工夫
- ツール全体を通じたデザインの統一でブランド力アップ
こうしたポイントを心がけつつテンプレートを編集すれば、院内や施設内の雰囲気がさらに整い、利用者とスタッフ双方にとって居心地の良い環境が生まれます。これからも私たちASOBOADは、医療・ヘルスケア施設の方々が使いやすいテンプレートを続々リリースしていく予定です。ぜひ活用していただき、皆さんの施設を支えるデザインツールとしてご利用ください。利用者が安心して来院・利用できる空間づくりを、私たちも全力で応援します!
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