
会社のロゴをリニューアルする時に必要な準備を覚えておこう!
今使用している会社のロゴよりも、もっと魅力のあるものへリニューアルしたいと考えている企業も多いのではないでしょうか。いざロゴをリニューアルしようと思っても、何から始めて良いのかわからず困ってしまうかもしれません。
歴史ある企業の変革期、事業の多角化、あるいはグローバル市場への進出。企業が次のステージへ歩みを進める際、多くの場合で必要となるのが「コーポレートロゴのリニューアル」です。しかし、長年親しまれてきたロゴを変更することは、既存顧客の混乱を招くリスクもあり、決して「今のデザインが古くなったから」という軽い思いつきで実行すべきものではありません。
リニューアルを組織の成長を加速させる強力な原動力とするためには、デザイン制作に入る前の「徹底した準備と戦略のすり合わせ」がすべてを決定づけます。本記事では、ロゴのリニューアルプロジェクトを成功へ導くために、企業の担当者や経営層が事前に整えておくべき必須のアクションとマインドセットを解説します。
ロゴリニューアルの専門チームを作る

自社のロゴをリニューアルしようと決めたら、専門的にどう変えていくのか具体的に考えていくプロジェクトチームを作ります。良いものを作ろうと思った時、一人の力ではどうにもなりません。会社のロゴはシンボルであり、さまざまな人に大きく印象を与えます。適当に空き時間で考えて作れるものでもないため、自社の従業員が納得できるロゴを作れるように専門チームを作りましょう。
チームではスムーズに話し合いを持つために、プロジェクトマネージャーを決めます。企業の理念をしっかりとわかっている人やロゴを具体的に作るためデザインの知識がある人も必要です。ほかにも、ロゴをリニューアルして終わりではなく、自社浸透を促してくれる人も決めていきましょう。
「現場の声」と「経営の意志」を融合させる
専門チームを組成する際、経営陣だけで決定を下してしまうと、現場から「押し付けられた」という反発を招き、インナーブランディングが失敗する原因となります。逆に、現場の多数決だけで決めてしまうと、角の取れた無難なデザインに落ち着いてしまいます。
理想のチーム編成は、経営トップが「会社の未来のビジョン」を強く提示しつつ、営業や広報、時には若手社員など現場のメンバーを巻き込み、多角的な視点から「自社らしさ」を言語化できるフラットな議論の場を作ることです。
ロゴリニューアルの準備で最も大切なのは「なぜ変えるのか」の社内合意
ロゴのリニューアルを検討するとき、デザインの方向性よりも先に固めるべきは「なぜ今のロゴを変える必要があるのか」の理由と、その理由に対する社内の合意です。
「社長が飽きたから」「なんとなく古い気がするから」という曖昧な理由で進めると、制作途中で「やっぱり今のままでいいんじゃない?」という揺り戻しが起き、プロジェクトが迷走します。「事業の方向性が変わったため」「合併に伴いブランドを統合するため」「海外展開に伴いグローバルで通用するロゴにするため」のように、変更の必然性が明確であれば、社内の合意形成がスムーズになり、デザイナーへの方向性の提示も的確になります。
ロゴリニューアルの成否は「デザインの出来」以前に「変更の動機の明確さ」で決まります。
表現したいことを整理する

今までのロゴからリニューアルしようと考える時、新しくした時にどんな風にしたいのか、多少のイメージがあるのではないでしょうか。まずはどんな想いを込めたいのかを皆で話し合い、今のロゴに足りない部分を洗い出して、新しいものはどうしていくのか決めていきましょう。ロゴ制作の指針を決め、どう表現していくのか具体的に考えていきます。
しっかりと表現したいことを整理して準備しておけば、その後話し合いで行き詰まってしまった時にも指針となります。表現したいことが具体的に決まれば、実際デザインする時にも迷う場面が減りスムーズです。お互い意見をすり合わせて納得する準備をしておけば、デザインを行う時にもすれ違いが起きにくくなります。
「残すもの」と「変えるもの」の境界線を見極める
リニューアルにおいて最もセンシティブなのが、従来のロゴが持っていた資産をどう扱うかです。長年培ってきた「信頼感を示すコーポレートカラー」や「象徴的なシルエット」は継承しつつ、古びたタイポグラフィだけをモダンに一新するアプローチは、世界的企業でもよく採用されます。
すべてを白紙に戻すのではなく、顧客が抱いている自社への良いイメージを正確に棚卸しし、「何を受け継ぎ、何を脱ぎ捨てるのか」という境界線を明確に引くことが重要です。
なぜロゴを作るのか目的も明確にする

リニューアルしようと決めた背景には、自社としての考えがあるはずです。何で今あるものをわざわざ時間をかけて変更するのか、その目的をハッキリさせておくと良いでしょう。
目的が明確になっていないと、途中でなぜリニューアルしようと思ったのかわからなくなってしまいます。自社で働いている従業員にも、想いは届きません。ロゴはどんな場面でどのように使用するのかも考えておきましょう。
使用することどんな機能を果たすのかを具体的にしておくと、今後具体的に案を出し合って決める時もスムーズにいきやすくなります。チームで話し合っていても、途中で方向性がブレる場面は出てきやすいです。だからこそ、目的をしっかりと考えておくことは重要です。
対外的な「ストーリーの発表」までを想定する
ロゴをリニューアルする目的が明確になったら、最後に考えるべき準備は「それを世の中にどう発表するか」というロールアウト戦略です。
新しいロゴを突然Webサイトに掲載するだけでは、その意図は伝わりません。「なぜ我々は、今このタイミングで新しいロゴを採用したのか」「このシンボルには、お客様へのどのような約束が込められているのか」というストーリーを、プレスリリース、社長のメッセージ動画、特設サイトなどを通じて丁寧に発信すること。この準備があって初めて、ロゴのリニューアルは単なる「絵の変更」から、社内外に熱狂を生み出す「歴史的なブランディング・イベント」へと昇華するのです。
ロゴリニューアル時に「旧ロゴからの移行計画」を忘れない
ロゴのリニューアルでは、新しいロゴのデザインに注力するあまり、「旧ロゴから新ロゴへの切り替え」の段取りが後回しになることがあります。名刺、封筒、看板、社用車、ユニフォーム、Webサイト、SNSアイコン、契約書のヘッダー…。旧ロゴが使われているすべてのタッチポイントをリストアップし、それぞれの切り替えスケジュールと費用を見積もっておかないと、新ロゴの発表後も旧ロゴが混在する期間が長引きます。
理想的には、新ロゴの発表日に合わせて主要なタッチポイント(Webサイト、SNS、名刺)を一斉に切り替え、看板や社用車など物理的な変更が必要なものは発表後数ヶ月以内に順次対応する、という段階的な移行計画を事前に策定しておくと、ブランドの統一感が維持されます。
まとめ
会社のロゴをリニューアルする時には、後悔しないように前持った準備が重要です。特に一人で作れるものではないため、プロジェクトチームを作ることは大切です。
方向がブレないように、明確な目標を決めておきます。どんな時どう使うのか、どんな機能を果たすことを目的としているのかしっかりと指針を決めておきましょう。そして、ロゴへの想いも明確にし、実際のデザインへと進み具体的なリニューアルを行いましょう。
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