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簡単ペイの大人気プロモーション動画について

サルでもわかる簡単ペイの大人気プロモーション動画の制作例


簡単ペイの大人気プロモーション動画について

映画『猿の惑星』の「猿」はモンキーではなくエイプだということはご存知ですか。エイプ(ape)とモンキーとの違いにこだわるウンチクたれが登場する動画を紹介します。この少しばかり面倒くさいことを言っているのは、ゴリラです。当事者なのですから、混同している人を正したくなるのは仕方ありません。

タイで公開されている『ホモ・サピエンスさまへ』というコミカルな動画は、キャッシュレス決済サービスGrabPay Wallet(グラブペイ・ウォレット)のプロモーション用に制作されました。タイでのユーザー数拡大を目指しています。クセはあるけれども、ある意味親切なゴリラが、ものぐさな若者にレクチャーするストーリーです。(※紹介する動画は当サイトの制作事例ではありません)

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「しっぽのない霊長類は類人猿というんだ」(ゴリラ談)

ソファーでくつろぐ若者が、テレビに映っているサルの群れを見ながら、「サルはみな同じだ。粗野で乱暴で野蛮だ」とさげすみ気味に言います。すると、「違う。尾を持つ霊長類はモンキーだ。尾のない霊長類もいて、そっちは類人猿(エイプ)というんだ」という声が。

若者は「専門家かよ?」とウザいなぁという表情です。カットが切り替わると、博識な声の主は、ソファーに並んで座っている大きなゴリラだったことがわかります。類人猿うんちくを語るゴリラに向かって、専門家か、とからかうのが、なんともトボけていておもしろいです。

ゴリラくんは、自分はゴリラであり、類人猿であること、サルがすべて同じというわけではないことを、噛んで含めるように説明します。「僕らの脳はテレビに出ているモンキーよりもずっと大きいし、二足歩行するんだ」と続けます。

さらに、こうも言います。「僕らの指は人間と同じように機能的に動くんだ」と。若者は「じゃあ、電話は使えるかい」とスマホを手渡します。ゴリラは、お安い御用とばかり、サササッと何やら入力しました。

どうやらメッセンジャーアプリで若者のガールフレンドに送信したようです。ほれ、と若者にスマホを返すと、彼の代わりに勝手に送ったのは「もし君を愛することが罪ならば、僕はよろこんで罪を犯すよ」というメッセージ。すぐさま彼女から「ダサ」という返事が届きました。

 

「お前はもう死んでいる」(ケンシロウ&ゴリラ談)

ゴリラくんのいたずらに怒った若者が「この毛むくじゃらのケモノ!」とケンカを売ると「なんだと、この毛なしニンゲン!」と応じます。ゴリラがその巨体をゆっくり伸ばすと、あきらかに戦いの前から勝敗は決まっていました。

このときゴリラくんが口にしたのが、かの有名なセリフです。

「お前はもう死んでいる」

1983年に連載が開始された格闘マンガ『北斗の拳』の主人公、ケンシロウのセリフです。マンガは知らなくても、このセリフはどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。ゲームが発売され、映画が作られ、世界中で人気を得た作品です。映画や音楽、あるいはネットへのさまざまな投稿に『北斗の拳』へのオマージュが見られます。ゴリラくんのセリフが日本語のままであることからも、タイでもいかにこの作品が浸透しているかがうかがえます。

 

「ダーウィンが草葉の陰で泣いている」(ゴリラ談)

空気を変えるためか、若者はデリバリーを注文しようとします。小さくなっているのがおもしろいです。しかし、ここでも何かがゴリラの気にさわりました。罵倒の連射です。

「現金払いだって? なんとも20世紀的!」

「チャールズ・ダーウィンがきっと草葉の陰で泣いてるぜ」

「まだ石器時代か?」

さんざんです。

クレジットカードを持っていないことを若者が伝えると、GrabPay Walletを進めます。長い動画の中ごろでようやくGrabPay Walletの名前が登場しました。開始から約1分21秒後です。30秒のCMだったら3本目の後半ですね。

GrabPay Walletを進められた若者ですが、アプリの設定がややこしいとか、複雑だとか、むずかしいとか、あれこれ文句を言ってグズリます。

ついに堪忍袋の緒を切らしたゴリラが説教します。

「人間であるキミに進化するまで、僕は230万年かかったんだ。火を起こせるようになる前は肉を生で食べなくちゃいけなかった。石をとがらせてマンモス狩りをやった。サーベルタイガーとも戦った。なのにキミはスマホのキーを2〜3回押すことに文句を言うのか?」

このプロモーション動画『ホモ・サピエンスさまへ』は、現金派がまだ多数をしめるタイの消費者に、スマホ決済がいかに簡単で便利かをわかりやすく説明するためのものです。上記のセリフが消費者に向けたものだと考えてみると、とてもおもしろいですね。

 

「おぉ、悟ったぞ」(若者談)

ともかく、ゴリラにアプリの操作法を教えてもらった若者は、ついにGrabPay Walletの便利さを理解します。わかったぞ、と天啓を受けたかのような彼のひとみの中にあるのはハスの花です。ハスは仏教では悟りのシンボルなので、仏教国タイのお国柄がうかがえます。

今回紹介したGrabPay Walletの動画は2分30秒ですが、最後の30秒だけを切り取っても、一般的なTVコマーシャル動画として成立しそうです。

GrabPay WalletのプロモーションはSNS上でもとても好意的に受け入れられています。タイ語版動画の再生回数は、公開から1か月足らずで1000万回を超えました。

 

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。

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