絵本のような佇まいを最大限活かしてデザインしたジャケットデザインです。
絵本の1シーンを切り取ったような、柔らかい雰囲気に仕上げています。ジャケットには野原で子どもと動物を前に弾き語りをするアーティストや、カフェでコーヒーポットを片手ににっこり笑うアーティストが描かれており、日常の温かさや自然な親近感を感じさせるビジュアルになっています。
文字デザインで柔らかさと視認性を両立
柔らかいタッチのイラストに合わせ、アルバムタイトルとアーティスト名には白い縁取りを加えたオレンジとブラウンの暖色系カラーを使用。目立たせながらもイラストとの調和を意識しています。
歌詞カードとCD本体の細部へのこだわり
歌詞カードには写真と合わせた際に読みやすい文字色を適宜使い分けました。CD本体にはジャケットと同じイラストを使用しつつ、アルバムタイトルを目立たせるため木製看板風の装飾を加えています。人物のみにフォーカスし、ジャケットとは少し異なる雰囲気を持たせています。
ファンタジックな世界観の演出
ファンタジックな世界観を意識し、つたを絡ませたデザインを採用。曲名は看板と同系色のブラウンで記載し、白い縁取りを施すことで視認性を確保しました。全体的にあたたかく親しみやすいデザインに仕上がったと考えています。
ケース内部の写真と歌詞カードが伝える旅の物語
ケース内部には、自然の風景やアーティストの日常が写された写真が並び、まるで旅をしているかのような感覚を与えます。歌詞カードは見やすく構成され、楽曲に込められた思いがダイレクトに伝わります。ビジュアルと文字のバランスが整っており、作品の世界観に浸りやすい構成です。
CD盤面のイラストがジャケットと連動して世界観を深める
CD盤面にはジャケットと同様のイラストが使用されており、統一感が保たれています。イラストの細部まで丁寧に描かれており、ディスクを手に取った瞬間から特別な気持ちにさせてくれます。盤面にもアーティストの温かい思いが込められており、ジャケット全体が一つの物語を語っています。
全体を通じて伝わる癒しと親しみのデザインコンセプト
CDジャケット全体のデザインが、楽曲のテーマである「癒し」と「親しみ」を体現しています。イラスト、写真、文字の配置すべてが調和し、見る人に優しさと安心感を与えます。アルバム全体のデザインが一貫しており、作品の魅力をより引き立てる仕上がりとなっています。
制作CDジャケットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
イラストの持ち味を120%活かすジャケットデザイン作成例
イラストにマッチしたフォントやデザインが魅力的
オンリーワンなイラストが最大限活かされているデザインだと感じました。ジャケットのアルバムタイトルは、独特な曲線がユニークなフォントで、少しレトロな質感がかわいいですね。CDに印刷されたタイトルは、木の看板にアルバム名があしらわれるデザインになっていて、絵本の世界から飛び出してきたようなメルヘンな雰囲気です。看板につたが絡まっているなどディテールも凝っています。ウラ面のイラストに手書きで書かれた看板をイメージしているのかな?など想像の余地があるのも魅力的です。
異なる写真が同居する歌詞カード
歌詞カードは、アルバムジャケットのイラストと、風景写真、アーティスト写真が混在していますが、それぞれが独立しているようで関連性があり、一つの世界として完結していると感じました。夕日をバックにギターを持つアーティストの写真はイラストの野原とつながり、雄大な自然を写した写真も同様にイラストの優しく自然豊かな世界観と、そしてカフェの前でポーズをとるアーティストの姿も、ウラ面のイラストとつながっています。この世界観を邪魔しないような歌詞のレイアウトも、とても良いと思います。
※掲載しているCDジャケットのデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。