働き改革を皮切りに、様々な企業や個人が、今までと違う自由な生き方や働き方を選択する自由が叫ばれています。テレワークや在宅ワークも浸透してきたのかもしれません。新しい価値観や働き方が増えれば、それだけ様々な企業やサービスも生まれます。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
鉄のディフェンス。直感的に伝えるロゴデザイン
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こちらのロゴは、法人向けサービスにみかけるシンプルで分かりやすいタイプのものです。等幅のラインでシンプルに構成されており、背景の濃紺と鮮やかな青色が厳かで威厳があり、冷静に常に実行している印象を受けます。モチーフは盾と電子回路の一部。盾とは用途から連想する言葉は防衛・守備。守ること全般ですね。さらに盾とは自身が手に持って、直接受ける攻撃を防ぐという、かなり差し迫った危険に関する防衛です。広がる被害や攻撃を食い止め鎮静化に向かわせるというメッセージを含んでいると言えるでしょう。
用途を明確に。セキュリティーサービスを連想させるロゴデザイン
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こちらのロゴも、盾をモチーフとした作品です。中央には沢山の均等に配置されたラインが存在しますが、何を表現しているか分かりますか。そう、指紋です。顔認証や生体認証など様々な認証の方法がありますが、一目瞭然です。このようにサービス内容を習慣で認知できるように設計することが求められるでしょう。
エンターテイメントの街で作られるビール工場の企業ロゴ
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アメリカ、カリフォルニア州アナハイムにあるビール醸造所、BOTTLE LOGICのカンパニーロゴです。アナハイムと聞いてピンときた人も多いのではないでしょうか。そう、カリフォルニア、ディズニーランドで有名な場所です。そんなエンターテイメントな街にあるブリュワリーは高品質の高級クラフトビール製造しながらも、社長がもともと科学者になりたかったということもあり、日々革新的なビールの研究開発に積極的に取り組んでいる野心的な会社でもあります。
と、同時にドックフレンドリーな会社でもあります。リードに繋いでいれば犬と一緒に工場見学も出来る様ですし、バンダナもプレゼントしてくれるみたいです。ロゴは真ん中にボクサーかハウンドでしょうか、どっしりと構えてこちらを見つめていますが、全体に遊び心が散りばめられているのでとってもポップに仕上がっています。犬の頭にはゴーグル、そしてチャッカリおやつの骨も一緒にデザインされていますね。是非、愛犬を連れて工場に行ってみたいと思います。
顔で会社を表現したロゴ – 個性と協調性
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色んな顔を持っている人、なんて言われるように多彩な才能であったり、色んな表情を持っているのも、その人を表現するのに大事な要素ですよね。そんな様子を描く様な、こちらのロゴデザインはいかがでしょうか。3つの顔という社名/店名に添う様に、3つの顔が自然と浮かび上がる不思議なデザインです。それぞれがしっかり独立していつつも、混じり合い溶け合っている様な印象がありますね。推測ですが、それぞれの社員が自立し、個性がある一方で、それぞれがお互いに助け合って仕事に取り組んでいる、といった企業イメージを伝えることも出来そうですね。
どっしりとした安心感が半端じゃないスポーツメーカーのロゴ
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St.Bernard Sportsはアメリカ、テキサス州ダラスで1978年に創業したスキー、スノーボード、サーフィンなどのアウトドア商品を扱うスポーツメーカーです。社名の通りロゴの真ん中にどっしりと構えるのはなんとも優しい表情のセントバーナード。アニメの印象が強い方もいると思いますが、雪山で遭難者を救助するなど優しさと力強さの象徴でもあります。アウトドアブランドのイメージキャラクターとしてはぴったりだと思います。そんなセントバーナードを直線だけで見事にロゴに仕上げています。
どっしりとした存在感を正面から直線だけで描き、色の違いだけで見事に奥行きを出しています。赤は購買欲を高めるだけでなく、真っ赤な身体にすることで雪山でも目立ちますね。
農場だからこそ親身になれるペット葬儀会社のロゴデザイン
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PENNY LANE PET Coはアメリカ、コロラド州ミードで家族規模の経営しているペットの火葬、埋葬サービスをしている会社です。元々は農場だった様で犬だけでなく猫や馬など多くの動物たちを飼育し、最後を看取ってきた彼らだからこそ家族として過ごしてきたペットの埋葬を親身に手伝ってくれることでしょう。
緑色をベースにしたロゴは凛と佇む犬の姿と社名を組み合わせています。しっかりと立つ姿をロゴにすることで元気に走り回っていた頃を忘れないという想いが込められている様にも感じます。フォントが犬のデザインとマッチしていて、絶妙な配置が一つのロゴとしての統一感を出しています。
剣と天秤を組み合わせたブルーの弁護士事務所のロゴデザイン
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剣の柄の部分に天秤が描かれています。ブルーは落ち着きや知性、真面目さを感じさせるカラーであり、法を扱うオフィスのロゴとして最適でしょう。古代文字のように記号化されたロゴデザインが印象的です。
記号化された剣モチーフの弁護士事務所のロゴデザイン
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先ほどののロゴと同様、古代文字のように簡略化されたデザインです。極力シンプルにした中でも、剣の柄と刀身部分、天秤の部分が明確に分かるようになっています。かたいイメージのある弁護士事務所・法律事務所の中ではかなりおしゃれなロゴデザインで、気軽に相談できそうな雰囲気作りに一役かっているといえそうです。
宇宙服と日常的な風景とのミスマッチが楽しいロゴデザイン
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宇宙服を着た人がベンチに座って一服しているユニークなロゴデザインです。左手に旗をもち背中に酸素ボンベを担ぐという、いかにも宇宙に出かけるときの出で立ちと、ベンチに座るという日常的な動作とのミスマッチが楽しい。独立系ゲームスタジオのためのロゴデザイン案ということもあって、あえてコミカルなタッチに仕上げているのかもしれません。タイポグラフィがいたってシンプルなのも、アイコンの面白さを引き立てています。
宇宙服を着た釣り人をあしらったロゴデザイン
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宇宙服を着た人が魚を釣り上げているというユニークなロゴデザインです。日本人の多くがこの絵面を見て真っ先に思い出してしまうだろうと思われるのが、七福神の一人、えびす様。どちらも得体の知れない不思議な人が魚釣りを楽しんでいるというのが面白い点です。世界中どこでも、魚を含む狩猟には地球からの恵みを享受するという考え方があるもの。このロゴデザインは、そんな考え方をさらに一つスケールをアップさせ、魚を「宇宙からの恵」として位置付けているようにも想像できますね。
ちなみに、こちらはフライフィッシングのための道具を販売しているメーカーのためのロゴデザイン案。フライフィッシングはイギリス発祥で、ハンティングなどと同様に、紳士のための健全で格調高いスポーツとして考えられています。日本には川漁師が伝統的に行ってきた「テンカラ釣り」という似たような技法がありますが、イギリスと日本では文化的・社会的にまるで位置づけが異なっていて興味深いですね。ロゴデザインの作られ方にも少なからず影響を与えているはず。
宇宙と人を一つに – 宇宙博物館のロゴデザイン
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こちらはアメリカのカンザス州にある宇宙博物館のロゴです。宇宙、天体を表わす渦とそれの中央に佇み惑星達に囲まれる人間の様なイメージ。私達を包む宇宙の存在を、ユニークな視点で描いていますね。全体的にダークブルーで描かれたロゴの中に、惑星をイメージさせるカラフルなドットを描くことで明るく、活発な印象を作り出していますね。また、タイトルの後半に掛けて少しずつ明るくなる配色は、宇宙を解明していく未来を意識させるような、明るい印象を与えます。特にhereの部分が明るく描かれているのは、この宇宙博物館が宇宙の歴史や知識へ続く場所、といった意味が隠されているのかもしれませんね。
ジェット気流をモチーフにした航空会社のロゴ作成例
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2012年にユナイテッド航空に統合されるまで存在していた米国のコンチネンタル航空のロゴマークです。1968年から1991年まで使用された「ジェットストリーム」ロゴは、米国グラフィックデザイン界の巨匠ソール・バスの手によるものです。先端技術、親しみやすさ、大きさ、というコンセプトで制作され、当時は世界で最も知られたエアラインロゴマークだったそうです。太陽を横切るジェット気流のようにも、また、地球のようにも見えます。
映画界での活躍でも有名なソール・バスの作品は、昔のAT&Tやクリネックスのロゴなど数多くあります。コーセー(化粧品)、紀文(食品)、ミノルタ(現コニカミノルタ、電気機器)といった日本企業のために制作したロゴは今でも使われ続けています。
先住民族の好んだモチーフをシンボルマークにしたエアラインのロゴ作成例
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植物のシダの新芽で、展開する前の渦巻き状になっているものを、ニュージーランドの先住民族マオリは「コル」と呼んでいます。マオリはコルを、アクセサリーやタトゥー、工芸品、カヌーなどいろいろなものにモチーフとして好んで使っています。ここで紹介しているニュージーランド航空のロゴもコルをシンボルマーク化したものです。ニュージーランドのシダ、別名シルバーファーン、はラグビーチームのオールブラックスのロゴでも有名ですね。
ニュージーランド航空は1973年からコルをモチーフにしたロゴを使用していますが、現在のデザインは2012年にリニューアルされたものです。黒ベースでカラーリングされた機体には、コルのシンボルマークとともに、シルバーファーンが大胆にペイントされています。
子供たちのサポートをする企業のミニマルなロゴデザイン
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このロゴは、「Practice Makes Perfect(継続は力なり)」ということわざをそのまま社名にした企業のものです。幼稚園から高等学校まで(K12)の幼児・生徒に学校の内外で質の高い教育プログラムを提供しています。右肩上がりの動きを表しているラインは子供達の成長の象徴でしょう。シンボルマークだけでなく、この企業のブランディングはトータルにおこなわれています。
ワードロゴに使われているのは「Practice Bold」というオリジナルフォントです。サイトや教材などにもこのフォントが使われています。矢印や四則演算記号、フラスコなど学習に関連するアイテムをモチーフとしたアイコンもシンボルマークと同じテイストで作成されています。
盾と古代北欧の文字を組み合わせたビットコインファンドのロゴデザイン
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世界各国の当局が仮想通貨の呼び名を「暗号資産」に変更しています。その暗号資産(仮想通貨)の代表格「ビットコイン」を扱うファンドのためのロゴです。盾の右側に描かれている3本の線で構成された枝状の図形は「ルーン文字」で富や成長を意味します。おなじみのラテン文字(A、B、C、a、b、c…)よりも前にゲルマン人の間で使われていた文字です。
現在流通している通貨とは異なり、国や言語の枠組みにとらわれない仮想通貨には、現代では使われていない古代の文字がふさわしいというアイデアかもしれません。
ロゴデザインから広がる情報
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こちらは情報やニュースの配信も行っている会社のロゴです。企画チームによると、このロゴはニュースを水面に落ちる水滴に例え、そのニュースや情報がもたらす影響、広がっていくイメージをその水滴が水面に落ちた時の波紋に見立てデザインしたそうです。目に見えない情報をより視覚的に表わした素晴らしいアイディアです。blablabla.と言えば、人が発する些細なお喋りというイメージもありますが、こちらも内容は違えど、情報が行き交っていることは同じですね。ロゴのアイディアはもちろん、ブランドタイトルとの組み合わせもなかなか面白い作品です。
鍵盤の黒鍵と白鍵で文字を表現したロゴデザイン
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ピアノの鍵盤をただ並べただけのように見えますが、よく見ると、右側の鍵盤の上下が反転しています。それだけではなんのことか不明ですが、「WIESINGER MUSIC」とタイポグラフィがあしらわれていることから、左右の鍵盤がそれぞれ屋号の頭文字を表していることがわかります。音楽は正解共通の言語だといわれますが、まさに鍵盤の黒鍵と白鍵との組み合わせだけでアルファベット文字を表現できるとは恐れ入りました。黒と白をこれほど効果的に使ったロゴデザインも珍しいのではないでしょうか。
鍵盤に似せたケーキをモチーフにしたロゴデザイン
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スライスされたケーキを鍵盤に似せて、さらに音符の形をしたフォークがあしらわれています。「tune(曲)」と「cake(ケーキ)」という本来は全く関係のない二つの言葉を融合してつくられた屋号を、うまくヴィジュアル化しているといえるでしょう。白鍵部分にはまろやかな印象の中間色が選ばれ、黒鍵部分をチョコレートを思わせるブラウンで表現。やはり実際のケーキを巧みに連想させるものとなっています。風変わりなロゴデザインは、見る人に強烈な印象を与えます。
ピアノの鍵盤は、音符などと同様、音楽そのものを象徴すことができます。アイコンを見ただけで楽器の音を生々しく連想させることができる、とても力強いモチーフであるといえるでしょう。
シンプルなロゴは存在感強くインパクトもあるのですが、無駄を削るにも巧妙な設計が大切です。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
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