単色刷りの新聞などモノクロ印刷物で階調を表現する方法にはいくつかあります。網点法、誤差拡散法、パターンディザなどの手法があります。網点法は小さなのドットの大きさによって濃淡を表現するものです。網点が大きい領域は濃度がアップし、網点が小さい領域は淡くなります。それと同様に、点の代わりに線の太さを変えることによっても濃淡を見せることができます。この原理を利用したイニシャルのロゴのアイデアを紹介します。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
建築物のような「F」のイニシャルロゴのアイデア
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文字を構成する線を太くしたうえで、背景よりも少し上にずらすことで立体感を持たせています。あたかも「F」のネガティブスペースが実在しているかのような錯視に似た効果がおもしろいです。ビルディングのような構造物を連想させるデザインになっています。ビルやマンションなどの不動産会社や、建築設計事務所などのロゴに適しているかもしれません。
ホテル向けコットン製品メーカーの「T」のイニシャルロゴのアイデア
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ベッドシーツ、枕カバー、バスタオル、テーブルクロスなどホテル向けのコットン製品を製造販売している企業のためのロゴアイデアです。企業名の頭文字「T」を線を太くして見せています。この企業が目標として掲げているのは、顧客であるホテルの宿泊客に記憶に残る安眠体験を提供することです。このロゴのデザインはコットンの糸巻きに着想を得たのでしょう。
「F」と「i」のモノグラムのデザインアイデア
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濃度の異なる2種類の万線(まんせん)スクリーンを重ねたようなデザインになっています。濃度の薄い部分が大文字「F」、濃い部分が小文字「i」となっている一種のモノグラムです。キーの数はさておきキーボードの白鍵と黒鍵のようにも見えます。
網点法、誤差拡散法、パターンディザなどは、Illustrator/Photoshopの機能やプラグインとの組み合わせで擬似的に再現可能です。今回紹介したサンプルのように、画像化したアルファベットに対して、網点やラインによるハーフトーン処理をしてみると、思いがけないロゴのアイデアが発見できるかもしれませんね。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
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