アルファベットの1文字をロゴのシンボルマークにしている例は比較的よく目にします。定石のひとつと言っていいでしょう。1文字だけで記憶に残る印象深いマークを作り出すことは難しいのですが、立体感を付け加えることで、ユニークなシンボルマークとすることができます。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
「どこでもドア」というわけではありませんが
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出口という意味の”EXIT”という単語です。大文字「I」の字が少し開いた扉になっています。扉の表現方法はいろいろ考えられます。この例のように少し開いてみる。ドアノブをつけてみる。出口「感」を出すために、出て行こうとしている人の後ろ足を少し残してみる。映画館のように室内が暗いという前提で、外から差し込む光を表現してみる。などなど。大文字の「I」をドアに見立てるためには、サンセリフ系の文字で極太のフォントを選ぶ、もしくは書き起こす必要があります。漢字の「出口」の「口」でもこのサンプルと同じようなアプローチが可能でしょう。
「C」のカウンターを有効利用したロゴデザイン
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ご存知のように「cook」は、料理をする、とかコックさんを意味する単語です。大文字「C」の空白部分(カウンター)を使って、フライ返しを見せています。フライ返しの柄の感じを出すために、すき間(アパーチャ)を狭く加工してあります。このアイデアを思いついたら、次にはそれを視覚化するのに適したフォントの選択が重要になります。既存フォントの中に思うようなものが見つからなければ、自分で描き起こすこともできます。
「鳥かご」という単語に鳥かごを置いたロゴデザイン
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大文字「A」を変形させて、”BIRDCAGE”という単語が意味する「鳥かご」を作りました。「A」の足がちょうど鳥かごの足のように見えたのでしょう。鳥かごのイラストの線が他の文字よりも太くなっていますが、このサンプルの処理の方がいいのか、文字と揃えた方がいいのかは、賛否の別れるところでしょう。「C」との距離ももう少し調整が必要かもしれません。
このように文字の一部をグラフィカルに加工して、その単語が意味するものを視覚的に表現する手法は「バービコン」(verbicon)と呼ばれているようです。ロゴに活用する場合は、グラフィカルに表現した部分が、実際に使われるときのロゴのサイズにかかわらず成立するかどうかを検討する必要があります。
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