ドイツの正式名はドイツ連邦共和国で、16の州から構成されています。日本の県とは違って、かなり独立度合いの強い国々の集合体ととらえる方が実態に近いかもしれません。当然、それぞれ文化的にも風土的にもかなり異なっています。そのドイツの国技と言われているのがサッカーです。プロサッカーリーグ(ブンデスリーガ)のチームロゴを見てみたいと思います。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
バイエルンミュンヘンのロゴデザイン
ロゴデザインを見る (via Pinterest)
ドイツ最大の州バイエルンのスポーツクラブがFCバイエルンミュンヘンです。チームカラーは赤と白。同クラブのロゴは、バイエルン州の州旗である青と白のひし形パターンを中央に配し、赤地に白のサンセリフ系フォントでクラブ名を記しています。ミュンヘンのドイツ語「Munchen」の「U」には、ドットを2つ水平に並べた記号(ウムラウト)を付けますが、このロゴではロゴ化にあたって下向きの二等辺三角形に置き換えられています。通常のテキストではこのような記号ではなく、ウムラウトを使います。
マインツのロゴデザイン
ロゴデザインを見る (via Pinterest)
南西部のフランス国境に接したラインラント=プファルツ州の州都マインツをベースにしたクラブです。数字も含めた「1. FSV Mainz 05」がクラブ名です。「1. FSV Mainz」が、マインツ市で最初のフットボール(サッカー)とスポーツのクラブ、「05」が1905年創設、という意味だそうです。ロゴマークはチームカラーの赤と白を使い、頭文字の「M」と創設年を組み合わせています。
アイントラハト・フランクフルトのロゴデザイン
ロゴデザインを見る (via Pinterest)
上に紹介した2つの州に東西で隣接しているヘッセン州のクラブのロゴです。経済都市フランクフルトに本拠地を置いています。フランクフルト市の紋章は王冠をかぶったワシの絵で、アイントラハト・フランクルフトのロゴはそれをアレンジしたものです。胸元には「Eintracht」(アイントラハト=連合、調和)の頭文字Eが記されています。また、市旗も州旗も赤と白を基調としているので、このロゴもそれにならったものと考えられます。
今回紹介したロゴは、意味を詳しく見ていくと、いずれもはっきりとした裏付けのある要素を組み合わせたものばかりで、ロゴのコンセプトはシンプルでストレートです。あいまいさを排除して、理論をひとつひとつ構築していっているところがドイツらしいと言えそうです。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
■ロゴ作成の依頼・制作料金について
ロゴ作成は予算や要望に応じたプランからお選びいただけます。お求めやすい価格でロゴの制作依頼が行えます。詳しくは上記リンクより制作料金プランをご覧ください。ロゴ作成の代行・委託・外注については気軽にお問い合わせください。
■ロゴデザインの作成・提案事例へ
ロゴの制作実績を掲載しています。会社・商品・ブランド・団体など、カテゴリ別にロゴのサンプルをご覧いただくことも可能です。