高級感の象徴といえば、宝石のように光り輝くものを思い浮かべます。きらびやかな豪華さが高級感でもあり、それと同時に黒という色でシンプルにまとめられた空間にも高級感が漂います。企業や団体を顔ともいえるロゴはブランディングにおいて重要な役割を果たすことから、そのデザイン性がブランドのイメージを左右するといっても過言ではありません。
今回はサンドイッチやクレープなどを提供しているカフェのロゴを紹介します。カフェはレストランなどに比べれば、気軽に利用するもので、店舗のインテリアもカジュアルなものが多いです。今回ピックアップしたサンプルも、都会的ではありますが、どこかユーモラスで、かわいらしいロゴです。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
手のイラストを巧みにアレンジしたテイクアウトショップのロゴ制作例
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シンガポールのサンドイッチのテイクアウトショップのロゴマークです。「Simply Sandwich」という店名の文字をサンドイッチのように両手でつまんでいます。指の形がまさにサンドイッチを口に運ぶときのかたちになっているのが上手いですね。このパターンがメインのロゴとして、店頭のウインドウや店内のディスプレイにも大きく掲げられています。これ以外にも、手のバリエーションがあります。ドリンクの紙コップでは、コップを持っているように描かれ、テイクアウト用の紙袋では、折り曲げた上部を手でつかんでいるようになっています。店舗スタッフは黒いTシャツを着ているのですが、その胸には、ちょうど知り合いに会った時に、やぁ、と挙げるのと同じように、気さくに挨拶する手が印刷されています。その隣には店名ではなく、白い小さな文字で「Hello」とあります。遊び心にあふれたロゴデザインがブランディングに大いに貢献しています。
音楽の街の都会的なクレープカフェのロゴ制作例
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アメリカ南部ミズーリ州のセントルイスは、ブルースやジャズが盛んな都市として有名です。その街で、ヨーロビアンスタイルのカフェとして、クレープやサンドイッチを目玉にしているのが「Rooster」です。Rooster(ルースター)とは雄鶏(おんどり)のことです。おそらく卵をモチーフにしたと思われる楕円と、非常に特徴的なスタイルの文字を具合わせたロゴは、オーガニックな雰囲気と料理のクォリティの両方をうまく表現しています。「crepe. sandwich. cafe」のフォントも、気取り過ぎず、くだけ過ぎず、いいバランスではないでしょうか。
手書きの文字を使ったハンバーガーレストランのロゴ制作例
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Traumkuhはドイツの大都市に店舗を構えるハンバーガーレストランです。店名は英語にすると「Dream Cow」(夢の牛)となります。夢に牛が登場するといいことの兆しだ、ということを踏まえてセレクトされたそうです。ワードロゴはデザイナーの手書きによるもので、モダンで独特のビジュアルになっています。シンボルマークの牛の頭は、ワードロゴに調和するよう、意図的に手書き風の仕上がりにしています。メニューを手書きしたレストランの黒板が思い起こされます。
飲み物や料理はもちろん、インテリアや調度品、メニュー、小物まで、しっかりしたコンセプトに基づいて、トータルのブランディングをおこなっている店舗が、とりわけカフェには多いのではないでしょうか。本稿で紹介した3つのカフェでも、その例にもれず、ブランティングのひとつのパーツとしてロゴがしっかりと機能しています。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
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