女性をターゲットにした鍼灸サロンのエレガントなロゴデザインです。
鍼灸院や鍼治療と聞くとどういったイメージを持つでしょうか。お年寄りが通ったり、体の悪い人が通ったりするイメージが多いと思います。しかしスポーツメディカルにも取り入れられており、美容鍼灸という言葉も存在するように、女性への潜在的ニーズは高いと言えます。ロゴデザインのイメージを変えることで全くことなるターゲットにアプローチすることが可能になります。繊細な模様と、ストレートに鍼灸を表現したエンブレムを、上品なロゴタイプと組み合わせて仕上げました。
ロゴ作成例に関する考察
鍼灸院だってお洒落に?ロゴデザイン戦略で顧客拡大
一般的に鍼治療は、高齢者が受ける治療だというイメージが強く、若い世代は行きにくいイメージです。しかし、最近では美容に特化した美容鍼灸も増えていて、若い女性にも嬉しい効果があると言われています。ですが、世間的なイメージは高齢者が受ける治療のままなので、こうしたイメージについて広く伝わっていません。そのため、鍼灸院は潜在的なニーズを掴むことができずに、顧客を獲得できない状況になっています。若い世代、特に女性の顧客を獲得したいなら、鍼灸院のロゴデザインは重要なポイントです。これまでのイメージを一新するロゴを採用すれば、世間が持つ鍼灸院のイメージを変えることもできるでしょう。
たとえば、女性らしさをイメージしたロゴデザインの作成です。鍼灸をイメージさせるモチーフでありながら、ゴールドなど高級感のある色にすれば、エレガントな雰囲気を醸し出すことができます。一般的に、鍼灸治療に対しては、エレガントなイメージを持たれることはあまりありません。だからこそ、高齢者が受ける治療とイメージされてしまい、若い世代の人々の足が遠のいているのではないでしょうか。
ロゴのイメージは、サービスの価値観も変える
しかし、エレガントなイメージのロゴを作成し採用すれば、これまでのイメージは一変です。若い世代にもお洒落なサロンのように思ってもらえるようになり、鍼灸治療に対するイメージは様変わりするでしょう。イメージが変われば鍼灸治療に興味を持つ若い世代も増えて、高齢者だけのサービスではないと気付くはずです。また、看板などに使うロゴのデザインもお洒落に作成すれば、若い世代は鍼灸院に入りやすくもなります。興味を持って訪れても、看板や店構えが古くさいとなかなか入る気にはならないでしょう。ですが、デザインを作成するときにエレガントであることと同時に、安心感も与えるようにしておけば、それだけで入りやすくなります。
作成したロゴマークに負けないように院内も明るくモダンにすれば、若い女性も気軽に立ち寄れる場所になるはずです。鍼灸院の顧客を拡大していくためには、これまでの戦略を踏襲していく以外の手段も存在するようです。デザインや院内のイメージをサービスやターゲットに合わせて大胆に変えていくことこそ、新規顧客を獲得する戦略なのではないでしょうか。
制作ロゴデザインに対する感想
全体的にバランスの良いロゴデザインとなっています。
鍼灸サロンのロゴデザインです。疲れを取るだけでなく、美しくなるという美容効果が期待できる企業のロゴだからこそ、美しさを感じられるようなデザインに仕上がっています。ロゴタイプは、繊細で女性らしい印象を高めるシャープなデザインに仕上げられています。注目したいところが、繊細でありながらもどこか芯の強さを感じるようなところです。繊細な部分もありながらも、太い部分もしっかりと残されているので、キレイなだけでなく中身のあるような美しさをこのロゴタイプからも感じ取れるのではないでしょうか。
そして、中心部分に配されるのが手と針のサークルモチーフのロゴマークです。優しい、ベージュのカラーリングを主体にしていることで、診療を考えられている方にも安心を与えることができています。これが、赤や青であったりあまりにも視覚的効果が強い色を使っていると、見ている方に不安を与えてしまうということなのかもしれません。さらに、繊細な針を持っている手も優しく、技術力のあるような印象でデザインされているところもポイントとなっています。痛い、怖いというような鍼灸のイメージを覆すような、繊細で美容効果の高いというような印象の仕上りが他に無い安心感を与えることに成功しています。
また、女性的でロマンティックな印象も与えるために縁取りにはアールデコを思わせる曲線的なモチーフが描かれています。美しくなるための鍼灸であることを、より一層アピールすることができる内容となっています。ここでポイントとなっているのは、手を針のモチーフデザインを白抜きにしているところではないでしょうか。白抜きになっていることからも、前に出過ぎずにバックのデザインや他の部分ともバランス良く融合しています。これが、手だけカラーリングを変化させていたら主張がぼやけてしまうかもしれません。
シンプルながら美しくなっているので、女性でも通いやすいような店舗のロゴになっています。
肩こりや腰痛などに効果を発揮する鍼やお灸ですが、鍼やお灸を行ってくれる施設を鍼灸院などと呼びます。現代風に言えば鍼灸サロンですが、この鍼灸サロンに用いられているロゴデザインを見ると、一目でどのような種類のサロンなのかがわかるでしょう。なぜなら鍼を持っている人の手が描かれているからです。ロゴデザイン全体が金色になっているのですが、鍼灸サロンは誰でも気軽に来院できる施設なので、お金持ちが中心に通うようなところではありません。
金色をロゴマークに用いることで豪華な感じに見えるのですが、決して煌びやかすぎるということはないので、一般の人が入りにくくなってしまうようなことはありません。しかも細くしなやかで美しい手が描かれているので、癒しを求めているエステサロンのような感じさえします。植物のツタのような物が周りを囲むことで、豪華に見えるだけではなく、とても美しく見えるようになっていると言えるでしょう。
※【セミオーダープラン】でご依頼のロゴは、お客様から提供いただいたオリジナルの原案(図案・アイデア)に基づいてロゴ作成を行っています。