だまし絵、またはトリックアートと呼ばれる不思議な絵のことをご存じですか?一つの絵の中に別のモチーフ、または複数のモチーフが隠されており、脳が錯覚を起こしてしまう手法を使ったものです。グラフィックデザインに取り入れた例を見てみましょう。
男性と女性が交互に見えるグラフィックデザインの作成例
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青い部分は男性、ピンクの部分は女性、それぞれの横顔が合わさった絵です。男性に視点を合わせると女性の姿は見えづらくなり、逆さまになった女性に視点を合わせると、男性の印象が消えてしまうでしょう。不自然な首元のラインに視点を移動すると、首ではなく顔が見えてきます。最低限のラインのみでそれぞれの特徴を描き、2色と白い境界線で表現したシンプルなデザインですが、その不思議さに目が離せなくなってしまいます。
男性の脚と女性の脚を何本も並べたグラフィックデザインの作成例
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顔のだまし絵同様に、白い女性の脚と黒い男性の脚が交互に見えるグラフィックデザインです。脚は普通、胴体に繋がっているもの。さらに2本しかない脚が何本もそろうため、あり得ない構図に目が惹きつけられてしまいます。白と黒のみで描かれた脚だけのデザインですが、変わった光景につい注目してしまうもの。何を表現しているのか、その意味を考えてしまいたくなります。
互いの引き金を引く…意味深なグラフィックデザイン
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初めて見たとき、「黒い拳銃を握った白い手」という人と、「白い拳銃を握った黒い手」という人、2通りの見え方があるでしょう。手の形をした拳銃をそれぞれが握り合い、左右に引き金を引こうとした瞬間を描いたデザインです。真っ赤な背景が強いインパクトを与えつつ、拳銃というアイテムから「血」を連想してしまう、危険なグラフィックデザインと言えるでしょう。握手をしているようにも見えるのに、逆の意味に捉えてしまう、意味深なだまし絵です。
見慣れているはずなのに、どこかおかしさを感じると、脳が錯覚を起こしてしまうもの。目が離せなくなってしまったり、意味を見出そうとしたりと、人々を強く惹きつけてしまいます。だまし絵をグラフィックデザインに使えば、伝えたいメッセージを想像以上に伝えることができるかもしれません。
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