読みやすさや視認性、視線誘導などさまざまな点で重要となってくるのが余白。余白を広くするか狭くするかで、当然ながら全体のイメージはかなり変わります。今回は、余白の取り方が印象的なグラフィックデザインをご紹介していきます。
写真の動きを生かす優れた余白
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日常の風景を切り取ったようなナチュラルな写真を背景に、太めの力強いタイポグラフィーが映えます。右側を大きく開けつつ背景の人物を画面から少し外れるようにすることで、人物の動きが際立ちますね。こういったシンプルなデザインこそ、余白の取り方によって印象を大きく変えることができます。
グラフィックの余白で空を表現
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見辛いようにも感じられる背景の白と黄色は、縦長でスッキリとしながらも可愛らしさを感じるフォントが際立つように考えられた配色なのでしょう。上部分の余白が、空の静けさや広さを静かに表現しているように感じられます。
余裕を感じる余白使い
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2019年の流行色であるLiving Coralが目を引きます。アルファベットから線が伸びている様は、たくさんの風船のようにも見えますね。線が多く賑やかな印象になりそうなデザインですが、上部分の余白を大きく取ることでスッキリと余裕を感じさせるデザインになっています。また、下から上へ放射状に描かれていることで、余白の広がりをさらに強調している部分もポイント。
逆に余白を減らした賑やかなデザイン
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外側の余白はほぼ皆無で、賑やかな印象のデザイン。ここまで余白がないとごちゃっとしそうですが、不思議と統一感があります。同じものを大きさや向きを変えて配置しているので、違うモチーフを配置するものより統一感が生まれやすいのでしょうか。
一口に余白といっても、さまざまな取り方があります。全体の印象をかなり左右するため難しい部分もありますが、使いこなせるようにしていきましょう。
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