ポートフォリオとWEBサイトは、デザイン事務所のイメージを高める上で欠かせない存在です。
イメージ戦略としてこれらを活用するには次の点が重要です。
ポートフォリオは作品を選んで掲載する
ポートフォリオは、事務所が手がけた案件の中でも特にアピールしたい作品を選んで掲載することが大切です。
クライアントに、デザイン事務所が提供するデザインの質やセンス、スキルを一目で理解してもらえるよう、適切な作品を選ぶことが求められます。
WEBサイトはクリエイティブで見やすくを心がける
WEBサイトは、洗練された印象を与えたり、一見してクリエイティブだと感じられるデザインにすることが重要です。
多くのクライアントは、WEBサイトを通じて事務所に興味を持ちます。全国から閲覧できるWEBサイトを作り込んで、事務所のクリエイティビティを効果的に表現しましょう。
ユーザーエクスペリエンスを考慮して作る
スタイリッシュでも情報が分かりにくいサイトや、スムーズに作品を閲覧できないオンライン・ポートフォリオは、クライアントが不満を抱きやすくオススメできません。
スタイリッシュで操作しやすいサイトならば、「自社のデザインもこんな風に依頼したい」と、顧客に思わせることができるでしょう。また、ユニークな仕掛けのある特別なユーザーエクスペリエンスを提供できるサイトも、プレゼンの武器として強いものとなります。
トレンドと技術に敏感なアプローチを行う
デザイン業界は、常に変化し続けています。どれだけ優れたデザインでも、10年前の仕事ばかり掲載したポートフォリオでは「今のトレンドや技術に対応できるのか」と不安に思われてしまうでしょう。
トレンドや技術の変化に敏感なアプローチを心がけることで、顧客に対して常にアップデートを重ねていると訴えることができます。
イメージ戦略で達成されること
イメージ戦略を意識したポートフォリオとWEBサイトの整備は、次のような点において効果的です。
ブランドイメージの確立
デザイン事務所のポートフォリオは、得意とするデザインや、独自のブランドイメージを顧客に認知させる上で有効です。ロゴやカラースキーム、タグラインなど、視覚的な要素を効果的に用いて、ブランドイメージやクリエイティビティを演出しましょう。
マーケティング活動の充実化
デザイン事務所のイメージ戦略には、マーケティング活動も含まれます。SNSの活用、コンテンツマーケティングなどをイメージ戦略と連携して展開することで、デザイン事務所の強みや得意分野をより的確にアピールできます。
顧客ニーズに合ったサービス提供
アート性の高いデザインを得意としているのか、日常に寄り添うデザインを得意としているのか、それによってクライアントも異なってきます。
デザイン事務所の得意分野と、顧客のニーズが合っていないと、顧客満足度を高めたり継続的に案件を得ることは難しいでしょう。イメージ戦略で、デザイン事務所の得意分野に合致するニーズを持つクライアントを集客することが重要です。
まとめ
デザイン事務所のポートフォリオとWEBサイトは、ブランドイメージ確立やマーケティング活動の充実に欠かせません。ポートフォリオはクライアントにアピールしたい作品を掲載し、WEBサイトはクリエイティブかつ見やすいデザインを心がけることが大切です。
また、ユーザーエクスペリエンスやトレンド・技術にも配慮しましょう。ポートフォリオとWEBサイトの整備により、事務所のブランドイメージやクリエイティビティをアピールし、マーケティング活動の充実につなげることができます。