【Photoshop・Illustrator】レトロゲーム風のドット絵やタイトル文字を作成するチュートリアル動画4選！

ドット絵は、1980年代のビデオゲームで採用されたビジュアルスタイルです。「ピクセルアート」とも呼ばれ、ピクセル一つひとつを駆使して描かれることが特徴です。近年では、レトロでありながらも新しいグラフィックススタイルとして、多くのクリエイターに再認識されています。

この記事では、そんなドット絵やタイトル文字を作成するチュートリアル動画を4つ紹介します。

レトロゲーム風デザインが再注目される理由

デジタル技術が進化して、写真のようにリアルな3Dグラフィックが主流となる一方、「ドット絵」には独特の温かみとノスタルジーを感じる人が増えています。シンプルなピクセルによる表現は、ビジュアルの原点回帰や創作の自由度を思い起こさせるため、インディーゲームや広告、SNSクリエイティブでも多く見受けられます。

 

Photoshopで顔写真をドット絵に加工する方法

こちらの動画では、Photoshopを使用し顔写真からドット絵を作成する方法を紹介しています。手順は以下の通りです。

①「フィルター」→「ぼかし」→「スマートぼかし」を選択し、写真を一度ぼかします。
②「ギャラリー」から「カットアウト」を選択し、色数を減らしてイラスト風に加工します。
③解像度を8ピクセル/インチに変更し、幅と高さを64ピクセルに設定します。
④「画像」メニューから「モード」→「インデックスカラー」を選択し、さらに色数を減らします。この作業によって、ドット絵の特徴である「限られたカラーパレット」を再現できます。
⑤最後に、ペンツールや消しゴムツールを使って無駄な色を消せばピクセルアートの完成です。

応用のヒント：独自キャラクター制作への応用

この方法を応用すれば、顔写真だけでなく、ペット、風景、アイテム写真など多様な素材をドット絵化できます。オリジナルのゲームキャラ作成やSNS用アイコン、ステッカーデザインなど、アイデア次第で活躍の幅が広がります。

 

Illustratorで炎のイラストをドット絵に加工する方法

こちらの動画では、Illustratorを使用してベクターのイラストをモザイク絵に変換する方法を紹介します。手順はたった2ステップです。

①炎のイラストを開いて、コントロールパネルから「オブジェクト」→「モザイクオブジェクトの作成」を選択します。
②出現するダイアログボックスで、タイルのサイズや間隔などを調整します。これらの設定により、モザイクの細かさや全体の見え方が変わります。設定が完了すると、瞬時にイラストがモザイク絵に加工されます。

ポイント：ベクター素材を有効活用

イラストレーターで作成したグラフィックをドット化すれば、拡大縮小しても劣化しないベクターの強みと、ドット絵のレトロな魅力が融合します。ロゴやアイコン素材をドット化して、ゲーム風のUIデザインやブランドキャンペーンにも活かせます。

 

PhotoshopとIllustratorを使用して、テキストをドットに加工する工法

こちらの動画では、PhotoshopとIllustratorを組み合わせて使用し、テキストをレトロゲーム風のドット文字に加工する方法を紹介しています。手順は以下の通りです。

①Photoshopでテキストを作成し、「フィルター」→「ぼかし」で一度ぼかして、テキストのエッジを滑らかにします。
②ぼかしたテキストを「レベル補正」でくっきり表示させて、よりピクセルアートに近づけます。
③Illustratorにテキストを移動させ、「画像をトレース」機能を使ってベクター化します。

テキスト活用アイデア：レトロなロゴやタイトルデザイン

この技術はゲームタイトル風のロゴ作成に最適。ショップやイベント名をドット文字で表現すれば、SNSで拡散したくなる遊び心あふれるブランドイメージを確立できるでしょう。

 

Photoshopでアーケードゲームの画面を再現する方法

こちらの動画では、Photoshopを使用してレトロなアーケードゲームのスクリーン画面を再現する方法を紹介します。手順は以下の通りです。

①テキストとオブジェクトを作成し、少し「ぼかし」を加えます。
②その上に明るいグリーンカラーを「オーバーレイ」で重ねて、昔のモニターのような見た目を再現します。
③「ノイズフィルター」を使用して、ノイズ風のテクスチャを作成し全体に被せ、古いビデオゲームのスクリーンの質感を表現します。
④最後に、全体的な「カラーバランス」を調整して完成です。

追加テクニック：UI要素の再現

スコア表示やライフゲージ、コイン数など、ゲーム特有のUIパーツを加えることで、よりリアルなアーケードゲーム感が生まれます。オールドスクールなゲーム愛好者には、懐かしさを呼び起こす効果抜群です。

 

おわりに

レトロゲーム風のデザインを活用すると、遊び心あふれるユニークなビジュアルを仕上げることができます。今回紹介した方法を参考に、独自のピクセルアートを作り上げてみてください！

ハイテクな時代だからこそ、ドット絵のようなシンプルな表現手法には特別な魅力があります。ピクセル単位で調整する繊細な作業は、デザイナーの創造力を鍛え、新たなアイデアを呼び起こすでしょう。あなたのデザインにレトロゲームの魔法を吹き込んでみてください。