動くイラストで注目度をアップするショッピングセンターの動画広告です。
デジタルサイネージを想定した縦長のサイズで、道行く人の視線を留めるような、ショッピングセンターのセール告知動画をサンプル制作しました。
視覚を捉える独特のカラーパレット
ガーランドやドットで派手に飾り付けたイエローとオレンジの集中線、真ん中にはショッピングバッグを力強く握りしめたイラストが前に飛び出してくるように大きく揺れ動きます。
イラストのダイナミックな描写と動き
イラストの動きに連動してタイトルスペースに配置した「SALE」の文字も大きく揺れ、タイトルとイラストの動きが収まると、下の方から割引率を告知するエンブレムが出現し、最後に人物が発するようにコピーがイラストから飛びだしてきます。
時間差の配置による情報の効果的な提示
一枚の絵柄としてポスターでも十分に機能するデザインですが、イラストやタイトルを大きく揺らして立体感を与え、セールスポイントとなる文言を順に出現させることで、情報を正確に強いインパクトを持って提供することができます。平面では埋もれてしまいがちな情報も、動きや時間差をつけることでもれなく伝えることを可能にします。
※このデザインはサンプル作例です。広告イメージは実際の団体・組織・人名とは関係ありません。
▶︎デジタルサイネージ動画デザイン例
大型商業施設のデジタルサイネージ広告は「インパクト」が大事
ショッピングセンターなどの大型商業施設内における広告では「インパクト」が重要です。なぜなら、大型の商業施設はテナント店や内装などが派手であるケースが多いため、普通のデザインの広告だと十分にお客様へ訴求ができなくなってしまうからです。
当サービスでは、商業施設の規模などに合わせた「インパクトのある」デジタルサイネージ動画広告を制作しています。インパクトのあるデザインを制作するうえで意識していることは次の3つです。
- アメコミ風イラストを効果的に使う
- 動画を「揺らす」ことで視覚効果を高める
- アニメーションの構成を訴求内容に合わせる
それぞれどのような内容なのか簡単にお話しします。
アメコミ風イラストを効果的に使う
イラストを使った広告は多いです。イラストはサービスや商品の内容を説明するのに視覚的にも有効な手法です。ですが、日本国内のイラストは多くが「日本風なタッチ」で描かれています。つまり、他のイラストを使った広告に埋もれてしまう可能性があるのです。
作例では掲示場所のテイストに合わせて、アメコミ風のイラストを効果的に使いました。アメコミ風のイラストは縁取り線が力強く、メッセージ性が高くなるというメリットがあります。また、色使いも原色やビビッドなものが多いため、テナントや内装、他社様の広告に埋もれる可能性が低くなります。
「揺れ」が注目度を集める
デジタルサイネージ動画最大のメリットは広告に「動き」を入れられることです。とくに有効な手法の一つが「揺れ」です。
作例では、重要なテキストやアニメーション、イラストが広告に飛び出してくる際、「揺れる」アニメーションに統一しました。この「揺れ」が広告の注目度を高め、目が離せなくなる視覚心理効果を与えてくれます。こうした効果をデザインに組み込むことで、より注目されやすい広告を作ることができるのです。
アニメーションの時間差で伝えたいポイントを明確に
デジタルサイネージ広告のメリットである「動き」の構成を工夫することで、訴求したいポイントを明確にできます。テキストの挿入タイミングを工夫すれば、本当に知りたい情報が出てくるまで広告から目が離せなくなるからです。
作例ではもっとも顧客の知りたい情報である「割引率」を動画の終盤にしています。ショッピングセンターの顧客の目的は「ショッピング」です。ショッピング目的の顧客に対して、もっとも重要な情報は「価格」でしょう。セールの告知広告の目玉となる情報を動画の終盤にすることで、伝えたい内容、ポイントを明確にしています。
制作動画・映像編集に対する感想
VOICE ※第三者による感想です
ド派手さが購買欲を掻き立てるデジタルサイネージ
ドットと斜線、ガーランドでうきうき気分
ついついお財布の紐がゆるんでしまいそうな賑やかさは、知らず心が浮き立ってしまいそう。黄色とピンク色の派手色コンビが、「買いたい気持ち」を盛り上げます。スクリーントーンを散りばめたようなドットと斜線の組み合わせが、お祭り気分を連れてきてくれますね。アメリカンコミック風の人物イラストも、どことなく景気の良さをイメージさせてくれます。大きな手にガシッとばかり握られたたくさんのショッピングバッグと、実際の商品例が大きくレイアウトされているので、セールのインフォメーションだということが分かりやすいですね。
ショッピングセンター名は分かりやすく色の帯で区別
ドットやガーランドの華やかさに埋もれてしまわないよう、ショッピングセンターの名称と問い合わせ先は、ピンク色の帯で目立つような工夫がされています。「SALE」の太い文字と同じ色なので、上下がくっきりと締められて統一感が生まれていますね。派手な色、派手な模様の組み合わせは賑やかすぎて印象がぼやけてしまうこともありますが、こちらのサイネージデザインでは、ピンク色が全体のまとめ役として用いられています。
ショッピングセンターの動画広告のポイント
・動きと視覚効果の活用
ショッピングセンターの動画広告は、ポスターやチラシよりもより多くの注目を集めるために、動きや音・光の効果をうまく使うことが重要です。動くイラストを使うことで、単なる静止画よりも目を引くことができます。
・ターゲット層に対応した訴求戦略
さらに、デジタルサイネージを使用する場合は、ターゲットとなる視聴者のプロファイルや嗜好に合わせた訴求を考慮することも重要です。例えば、特定の商品やサービスに関心がある年齢層・性別の人々をターゲットにする場合は、その属性に応じたデザインや色調・サウンド等を取り入れることができます。
・ストーリーテリングの力
また、動画広告の制作にあたっては、ストーリーテリングの要素を含めることも大切です。広告の冒頭には興味を引く要素を入れ、中盤には製品やサービスの魅力を伝え、最後にはアクションを促すコール・トゥ・アクションを配置することが効果的です。広告のメッセージが明確で、視聴者がアクションを起こしやすいように設計することが、成功につながるポイントです。
・縦長デザインの工夫と視線誘導
縦長のデジタルサイネージの場合、縦方向に注意を引くコンテンツを作成することが求められます。例えば、タイトルやテキストは、横方向にではなく、上から下に配置することが重要です。視線を動かしやすいデザインにすることで、視聴者が広告のコンテンツに集中しやすくなります。動画広告の制作においては、視聴者が目にした瞬間に強い印象を与え、商品やサービスを魅力的に見せることが求められます。目を引くデザインを作成し、それに適したストーリーを組み込むことで、より多くの視聴者にアピールすることができます。
※掲載している動画編集サンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。