強調したいポイントがテンポよく飛び出すスポーツジムのデジタルサイネージ動画です。
オレンジ色のグラデーション背景とジムの室内写真からスタートする動画。上から順に上下左右から次々とテンポよく現れる新店オープンに関する文言は、興味の有無に関わらず思わず目で追ってしまいます。
QRコードとポップアップのシナジー – 効果的な導線デザイン
動画中盤ではスタジオ写真の中にウェアを着た女性も現れ、それと同時にこの広告の目的の一つであるQRコードからのお友達登録へと導くポップアップが弾むように登場します。
視線をコントロールする戦略
最後にスポーツジムの3つのおすすめポイントが女性の画像の横に現れ動画が完成します。はじめからすべての情報が表示されているとどこから読んでいいのか迷ってしまう可能性もありますが、情報を順に出現させることで、こちら側が意図した順番で効果的に情報を届けることができます。
動く広告の力 – 静止画よりも強力な注目度
人には本能として動くものを目で追ってしまう習性があります。静止画では表現できない「動き」を広告に加えることで格段に注目度はアップします。
▶︎デジタルサイネージ動画デザイン例
ジムの集客にデジタルサイネージを活用
デジタルサイネージ は、広告のトレンドと言えるものです。デジタルサイネージの目的は、人々の関心を企業や商品に向けさせ、その商品を購入したり、店舗に案内したり、WEBサイトを訪れたりすることを促すことにあります。
— コンテンツの重要性
デジタルサイネージを使用する際に重要なことは、適切なメッセージを選択し、見る人の興味を引くような方法で表示することです。デジタルサイネージにサービスや製品に求める情報が含まれていると、より注目を集めることができます。
— ジムの魅力を最大限に伝える
例えば、スポーツジムでは、より多くの人にジムを訪れてもらい、入会してもらうためにデジタルサイネージを活用することができます。ジムの器具を使って減量した顧客の写真や、定期的に運動するとどれだけ元気になるかなどを紹介することができます。また、人気のあるクラスのビデオを流したり、明るい音楽と組み合わせることで、通りすがりの人が思わず足を止めて眺めたくなるようなメッセージを伝えることができます。これらのメッセージは、移動中の潜在的な顧客に届くことになり、集客へとつながる可能性を秘めています。
スポーツジムのデジタルサイネージ広告で重要な「静と動」のバランス
デジタルサイネージ広告の多くは静止画と動画の組み合わせで構成されています。スポーツジムのような「動」のサービスの広告デザインでは「動」だけではなく「静」のバランスもとらなくては伝わるものも伝わりません。
静と動のバランスを考えたデジタルサイネージ広告のポイントとしては「色彩心理の活用」と「情報伝達の順番」が重要になります。
色彩心理の活用で「静」のベースを作る
色彩心理とは色のもつ性質や特質、イメージが人間の心理に影響を与えているという心理学の一種です。カラーセラピーとも呼ばれています。広告デザインの多くはこの色彩心理を活用しています。色彩心理学で有名なのが「赤=情熱」、「青=冷静」、「緑=癒し」と行った効果です。
作例のサイネージ動画のベースカラーには「オレンジ」を使用しました。オレンジには「陽気であたたかい」や「楽しい雰囲気」といったポジティブな意味があります。ベースにポジティブなイメージを根付かせることによって、見た人の興味を惹きつけ、テキスト情報をスムーズに伝えることが可能になります。
スポーツジムではなく、ほかの業種でも色彩心理学を活用したベースカラーの設定は効果的です。医療関係であれば、清潔さをあらわす白や誠実さをあらわす青などを使うと効果的でしょう。このように、与えられた情報をベースに広告を作るだけではなく、広告を見た人に伝わりやすい、感情に訴えかけるようなデザインを心がけています。
「動」を伝えたい情報面で活用する
デジタルサイネージ広告の強みはポスターやチラシにはない「動き」をデザインに組み込めることです。人間は動いていないものよりも動いているものに目線が導かれるものです。サイネージ広告では、この「動」を伝えたい情報面で活用することが重要になります。
作例では伝えたい内容に優先順位をつけ、アニメーション効果を使いながら情報を伝えるようにデザインしました。日付や価格といった、見た人がもっとも気になる情報を視覚効果と色彩心理を踏まえて提示し、実際のジムトレーニング内容やベネフィットを補足情報として提示させています。
モデルや画像といった部分には「静」を使い、重要な情報に「動」を活用する。このバランスがデジタルサイネージ広告の効果をより高めるのです。
「動」のサービス広告では「静」の部分とバランスをとることで「伝わる広告」になる
サイネージ広告のような「動」が可能な制作物では、伝えたいことすべてにおいて動きを与える必要はありません。動きばかりにこだわってしまうと、余計な情報も見た人に伝わってしまい、本当に重要で伝えたい情報が伝わらなくなってしまう可能性もあるためです。便利なデジタルサイネージ広告だからこそ、その特性を十分に理解して活用することが重要になります。
デジタルサイネージ制作例に対する感想
VOICE ※第三者による感想です
力強さを感じるデジタルサイネージデザイン
レッド、オレンジ、イエローのパワフルトリオにノックアウト
赤と黄は激安を売りにしたい時、スーパーのチラシなどでよく用いられる組み合わせですが、こちらではオレンジを活用することで「パワフル」、「エネルギッシュ」、「アクティブ」といったポジティブなメッセージ性が表現されています。強い色ばかりの組み合わせですが、さりげないグラデーションで重くなりすぎていないのがポイントですね。オープン日と、お得な入会特典金額はかなり大きなサイズでレイアウトされていて、遠くからでもクッキリと読み取れそうです。
広くて清潔なジムの様子に興味を惹かれる人多数?
文字情報もインパクトがありますが、ジムの様子が4枚の写真でアピールされているのも好印象です。広々として清潔な印象で、実際に通う時のイメージがしやすいのではないでしょうか。丸いフレームで特徴がPRされていて、ポップな雰囲気なのも魅力です。駅から歩いて何分、という表記もデジタルサイネージには必要な情報ですね。QRコードも大きくレイアウトされていて、スマホで読み取りやすそうです。
つい最後まで見てしまうような動画構成
このスポーツジムのデジタルサイネージ動画の構成は、効果的な情報伝達を実現するために工夫されています。まず、オレンジ色のグラデーション背景とジムの室内写真からスタートし、上下左右から次々とテンポよく現れる新店オープンに関する文言が登場することで、興味を引きつけます。
・インタラクティブな要素〜お友達登録への誘導
その後、女性がウェアを着ているスタジオ写真が現れ、QRコードからのお友達登録へと導くポップアップが現れます。このように、動画の中で要素がどんどん現れていくことで、視聴者の目を引くことができます。
・情報伝達の工夫〜段階的な内容提示
最後に、スポーツジムの3つのおすすめポイントが女性の画像の横に現れ、動画が完成します。この部分で、情報を一気に表示するのではなく、順序を設けることで、視聴者が情報を受け取りやすくなっています。また、動画中盤でポップアップを表示することで、QRコードからのお友達登録への誘導も行われており、様々な角度から視聴者をアプローチしています。
・動きの魔法〜視覚効果を最大限に活用
静止画では表現できない「動き」を広告に加えることで、視聴者の注意を引きつけています。この動画では、上下左右から次々と現れるテキストや、女性がウェアを着ているスタジオ写真など、視聴者の目を引く要素がたくさん盛り込まれています。そのため、視聴者は、広告を見ること自体が楽しくなってしまうような印象を受けるでしょう。
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