デジタルアートならではの質感を魅せるデザインが特徴です。
本物の肌のようになめらかなのに、硬質な質感。SFに登場する精巧なアンドロイドのような人物を大きくレイアウトしました。写真でもイラストでもないCG特有の精密さを「デジタルアート」のアイコン的存在と位置づけてデザインしています。
ミステリアスな背景演出
背景はオーロラのような、油膜のような不規則なパターンをあしらって、ミステリアスで未知数な雰囲気を演出しています。インパクトが強いオブジェクトと背景なので、展覧会名や開催日時は、かっちりしたシンプルなフォントであらわしています。
未来志向のデジタルアート展を予感させるインパクト大の垂れ幕広告
ビジュアルの魅力
・金属的な質感を持つ人物の立体造形が、SF的な世界観を醸し出している。
・モノクロの画像に、展覧会情報の文字部分だけカラーを使うことで、視線を集める効果的なコントラストを生み出している。
・人物像の表情が印象的で、見る者の好奇心をかき立てる。
レイアウトの工夫
・画像と文字情報をバランス良く配置し、一目で展覧会の内容が伝わるようにしている。
・文字情報はシンプルなフォントを使用し、可読性を高めている。
制作垂れ幕デザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
アーティスティックでエッジの効いた垂れ幕デザインですね。
デジタルの特徴的な質感が魅力的
温度やつるりとした触感が伝わってきそうなリアルさに、思わず視線が釘づけになりそうです。このデザインは、デジタルアートの特有の質感を表現しています。肌のようになめらかでありながらも硬質な印象を与え、SF映画に登場するような未来人やアンドロイド風の造形が目を引きます。CG特有の精密さとリアリズムが、デジタルアートの象徴的なアイコンとして効果的に描かれています。デジタルアートがコミカルな表現だけと錯覚している人にとっては、新鮮な驚きをもって迎えられるのではないでしょうか。
ミステリアスで知的な雰囲気もGood
背景も凝っています。オーロラや油膜のようなサイケデリックなパターンは近未来的でありながら、禅や宇宙といった学問とリンクする美学を連想させる模様でもあります。こうした背景を用いると、見た人にデジタルアートがミステリアスで未知なる世界であり、多くの可能性を秘めていると伝わりやすくなるのではないでしょうか。また、中性的な人物の造形は未来的で、不思議な雰囲気をさらに後押ししているようです。なお、展覧会の情報はシンプルなフォントで示されているので、情報が読み取りやすく良いと思います。
※掲載している横断幕デザインのモックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。