表紙のデザインを魅力的にしよう。
パンフレットデザインで最も大切なことの一つは、パンフレットを開いてもらい、内容をしっかり見てもらうことです。そのためには表紙のデザインを魅力的に仕上げることが必要です。内容がどんなに優れていたとしても、ターゲットがパンフレットを手にとらなければ内容を見てもらうことが出来ません。表紙のデザインパターンは数えられないほどありますが、重要なのは内容に合わせたものにすることです。
インパクト重視で奇抜なデザインにすることは多くのデザイナーが通る道ですが、インパクトを重視しすぎて内容と乖離が生まれるようでは優れたパンフレットデザインとは言えません。表紙のデザインとパフレットの内容はつながりがあることが必須だと言えます。また、おしゃれな表紙デザインを作りたいのはデザイナーとして当然のことです。しかし、おしゃれという言葉でくくられるデザインは非常に幅があり、デザイナーの好みを主張しすぎないことが求められます。パンフレットで紹介するべき内容と合っていることはもちろん、クライアントの意見も取り入れて、デザイナー本人ではなくパンフレットを見るターゲットが素敵だと感じてくれる表紙のデザインにしなければいけません。
情報をエリアに分けて整理しよう。
パンフレットの内容についてもデザインセンスが問われます。限られたスペースに必要な情報を見やすく記載することは、デザイナーのセンスが問われます。クライアントが何故パンフレットを作成するのかというと、ターゲットに読んでもらいたい商品やイベントなどの情報を一括して伝えられるからです。そのため、情報を記載したとしてもターゲットが読みやすい構成でなければ意味がありません。クライアントが提供する情報をターゲットに正確に読み取ってもらうためには、情報をエリアに分けて整理することが大切です。
イベントの紹介であれば会場の案内図や出演人物、展示物などを記載しますが、どの順番で読んで欲しいのかを意識して配置します。例えば、イベントの内容を伝えるテーマと出演人物や展示物を記載し、そのイベントに行くとどんな体験が出来るのかという魅力を一つのエリアに記載します。続いて、会場内の案内図や次回公演などの情報を別のエリアに分けて記載すれば、パンフレットを読んだ人が情報を受け取りやすくなります。
パンフレットの裏表紙の使い方も工夫しよう。
パンフレットデザインは表紙や内容を重視してしまいがちですが、裏表紙もパンフレットの大切な一部です。表紙や内容と比べると比較的目に付きづらい裏表紙ですが、そんな場所だからこそ記載するべき情報があります。裏表紙は、パンフレットを手に取った人が一番最後に見る場所です。そのため伝えたい情報のなかでも優先度が低いものを記載することになりがちですが、裏表紙はパンフレットを開く手間が省ける場所だと考えることが大切です。
つまり、パンフレットを読んだそのときではなく、後から確認したい情報を入れておくことに向いているのです。後から確認したい情報として挙げられるのはイベントや商品の開催会場や販売場所です。イベントの開催会場を記載しておけば会場に近づいてから確認するときにすぐに見てもらうことができ、商品の販売場所を記載することでその商品が欲しくなったときにすぐに情報を読んでもらえます。ターゲットの利便性を考え、パンフレットを受け取ったときではなく後から確認したくなると考えられる情報を記載しておくことが裏表紙の有効活用法なのです。
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