読んだ100人が全員読みやすいと感じるレイアウトを心がけました。
営業マニュアルということで、異なるバックグランドを持つ誰が読んでもマニュアルとして機能する、読みやすいレイアウトを心がけました。
使う人をイメージした表紙づくり
まず、表紙は営業会議をしているシーンを端的にあらわしています。この場面では、人物の表情はノイズとなるため、あえて表情を載せないイラストをあしらいました。テーブルとホワイトボード、それに書かれたグラフ、グラフを見る数名の社員たちと、営業成績を伸ばすために努力する社員のストーリーを表紙で見せます。
読み進めやすい章立てとカラー構成
中面は、見出しと小見出しを細かく分けて各章ごとに区切り、項目を整理しながら読み進められるように構成しました。それぞれブルー、オレンジ、グリーンと色分けもしています。文字はゴシック体で、パッと一目見た時に情報がつかみやすい文字サイズで記載しています。各項目には参考程度にイラストをレイアウトして、トピックについて概要をつかめるような工夫を施しています。
実用性と見た目を両立させたリング製本デザイン
情報をしっかり整理しながら、必要なページを素早く参照できるよう工夫されている点が大きな特徴です。閲覧の際に冊子を折り返して置けるため、資料を広げるスペースが限られた場所でも扱いやすく、営業現場での利用にも適しています。カバーには企業イメージを損なわないシンプルなデザインをあしらいながら、必要な要素を見やすく配置しているため、ビジュアル面でも過不足がありません。何度もめくって使う資料として、長期間活用できるつくりになっています。
使いやすさを高めるリング構造
リング製本は、中央部分のリングによってページを回転させやすくする構造が魅力です。サッとページを開いて確認したいときでも、付箋を挟んだり、開いたまま机に置いたりしやすいので、営業マン同士のミーティングや商談の場面でも活躍します。角が浮かずにフラットな状態を保ちやすいため、メモを書き込みながら利用する際も便利です。
直感的に内容を見分けやすいレイアウト
見やすさを向上させるためのレイアウトにも注目できます。特に色の使い分けや簡素なイラストの配置によって、目的の情報がどこにあるのかを一目で把握しやすいです。文章量の多いページでも、視線が迷わないよう工夫されているため、スムーズに要点を拾いながら読み進めることができます。カラーや図表を活用することで、社内外を問わず幅広い層に対して伝わりやすいデザインが実現されています。
携帯しやすさと保管のしやすさ
リング製本の形状はバッグの中で他の資料と重なってもページが折れにくく、取扱いが容易です。持ち歩くことが多い営業資料だからこそ、軽くて丈夫な用紙を選ぶなど、利用シーンを考慮した仕様となっています。保管の際も冊子が開きっぱなしになりにくいため、棚やファイルボックスに収めやすいのもポイントです。
上記のように、リング製本による営業マニュアルは、閲覧する場面や目的に応じて柔軟に扱える点が大きなメリットです。視認性と耐久性のバランスが取れたデザインは、多くの情報を扱う担当者にとって心強いツールとなるでしょう。
制作パンフレットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
読みやすいカラー使いの冊子デザインですね。
3色カラーで賢く学べそう
ブルーをメインに、グリーンとオレンジが使われていて、情報がすっきり整理されているイメージです。勉強が得意な人が整理したノート、あるいは虎の巻といった印象で無駄がなく効率の良い情報収集ができるレイアウトと感じました。小見出しの丸印もカラーで記載されているので読みやすく、背景色も適宜切り替えているので研修などで使う時にも「下段、淡いブルーの欄を見てください。」などの指示がしやすそうですね。多色使いでも派手な印象にならず、読みやすくなっているのが良い点だと思います。
ビジネスライクなイラストが◎
中面のイラストカットも、表紙のイラストも、ビジネスにふさわしいフォーマルな佇まいが好印象です。会議の様子のイラストは、ホワイトボードや大きなテーブルといった小道具が、的確に営業マニュアルという特徴をあらわしているようです。冊子デザインの紙は厚めのものが多い印象ですが、紙質に負けない太めでしっかりした印象の文字も読みやすそうですね。広い会議室など光量の調節がしにくい場所でも読みやすそうです。表紙の上下段にオレンジ色の帯があるのも、紙質の厚みにふさわしいデザインなのではないでしょうか？
※掲載している冊子のデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
