


多彩なイラストと写真で事業内容をイメージさせるキャリア教育サービスのパンフレットデザインです。
パンフレット全体の色調をグレーとオレンジで統一し、静と動のイメージをバランスよくデザインに取り入れました。この「静」であるグレーは信頼感や知性を、「動」であるオレンジは生徒の情熱や未来への可能性を象徴しています。この2色を効果的に使い分けることで、教育サービスとしての「信頼性」と、キャリアを切り拓く「能動性」という、サービスの二つの側面を表現しています。
表紙のビジュアルストーリー
表紙は、学校向けの案内ということを念頭に男女の学生を軸にイラストを取り揃えて構成しました。オンラインでのキャリア教育というスタイルが目で見て理解できるように、パソコンに向かう学生の周りにさまざまな業界で働く人々のイラストを円形に並べ、画面からはコーディネーターがアドバイスするイラストを濃いオレンジ色を背景にした吹き出しの中に入れ目を引くようにレイアウトしています。
未来を描く1ページ〜学生の可能性を感じさせる中面デザイン
中面では、左ページ冒頭に未来を見つめるような女子学生のイメージカットを入れ、将来への無限の可能性を感じる爽やかな出だしで飾りました。このページは、パンフレット全体の導入として、「なぜこのサービスが必要か」という理念をエモーショナルに伝えています。
実践的な教育の紹介〜プロフェッショナル講師と社会背景の説明
サービスの概要や学習の流れなどを写真付きでわかりやすく説明し、右ページでは、どのような業界のプロフェッショナルが講師としてラインナップしているのかをイメージ写真とともに紹介。最後にキャリア教育の必要性を社会背景と共に説明する文章を設け説得力のある内容でまとめました。
この見開き(中面)は、パンフレットの核となる「具体的なサービス内容」を論理的に構成しています。左ページで「サービス概要」と「学習の流れ」という「HOW(どう学ぶか)」を示し、続く右ページで「多様なプロフェッショナル講師」という「WHO(誰から学ぶか)」を写真付きで具体的に提示しています。特に、多数の業界を網羅した講師陣の紹介は、サービスの「幅広さ」と「専門性」を裏付ける強力な証拠となっています。



魅力を引き立てるデザインの重要性
ビジネスの分野でもそうでなくても、事業や企業についてのパンフレットを作ることは、顧客を獲得するためには有効な手段の一つです。その道のプロとしてのイメージを与えるだけでなく、企業・企業が行うビジネスについて人々に知ってもらう手段にもなります。パンフレットを作成する際には、人目を引くデザインであること(ただし、派手すぎて安っぽくならないように)、質の良い用紙・印刷を用いること等も大切です。
この作例は、まさにその「プロとしてのイメージ」を体現しています。多用されているイラストは、子供っぽさを排した洗練された線画で統一されており、サービスが提供する「質の高さ」を視覚的に担保しています。また、情報を詰め込みすぎず、余白を活かしたレイアウトが、知性的で落ち着いた印象を与えています。
制作パンフレットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
若者受けしやすい表紙のパンフレットデザイン
シンプルなイラストで若者の心にそっと寄り添う
抑えた色味と現代風なシンプルな線のイラストが、まずティーンの心を掴んでくれそうです。グレーの落ち着いた色合いがテーマカラーになっていて、冷静にさまざまな可能性を考えていくよう、気持ちを整えてくれそうですね。淡いイエローやオレンジが差し色になっていて、キャリア教育を難しく捉えずに学びを進めていけそうです。裏表紙のQRコードも、かなり大きめにレイアウトされているのでアクセスしやすそうですね。
写真を多用して働く姿を具体的に
ひとくちに仕事といっても、さまざまな働き方があります。中の紙面には実際に仕事に従事している人の写真が多数掲載されていて、具体的なイメージが湧いてきそうですね。表紙のグレーを基調としたトーンを保ちながらもオレンジ色がアクセントになっていて、ポジティブな印象を抱くことができます。終身雇用が崩れたりライフワークバランスが重視されたりと、何かと不透明な時代ですが、そこへ羽ばたいていく生徒に寄り添うような、シンプルな構成が魅力的です。
オンラインで広がる「社会」と教室を一枚に収めたキャリア教育パンフレット
この二つ折りパンフレットは、オンライン型キャリア教育プラットフォームの内容を、「学校向けの案内」として分かりやすく伝えることに特化した構成になっています。表紙のイラストから中面のフロー図、職業紹介の写真群、裏表紙のメッセージまで、すべてが「先生と生徒が、教室から社会につながっていく」イメージに沿って整理されています。
教室の一場面に、多様な職業世界を同居させた表紙
表紙に描かれているのは、一見するとどこにでもある教室の一場面です。前方のスクリーンにはオンライン越しの講師が、手前にはノートPCを開いた生徒たちの後ろ姿。その周囲を、医療・建設・IT・サービス業など、さまざまな仕事に就く人々のアイコンが円形に取り囲んでいます。
「オンライン越しに社会とつながる」というサービスの特徴を、言葉より先にイラストで伝えている構図です。
- 中央:オンラインで話す講師と、それを受け取る教室側
- 周囲:将来の選択肢になり得る職種のバリエーション
- 上部:落ち着いたグレーの帯に「学校向けキャリア教育サービス」というタイトル
と、縦方向に情報のレイヤーが積み上がることで、読み手は「誰に向けた、どんなテーマのパンフレットか」を数秒で理解できます。
人物はすべてシンプルな線画で描かれていますが、スーツ姿の学生・講師と、仕事に就いている大人たちとではポーズや服装の描き分けがされており、「いま学んでいる側」と「これから目指す側」の関係が自然と想像できるようになっています。
グレー×オレンジがつくる「考える時間」と「前向きな温度感」
全体のキーカラーはグレーとオレンジです。背景やヘッダーには落ち着いたグレーが多く使われ、ポイントとなる人物や吹き出しにだけ明るいオレンジが差し込まれています。
- グレー:冷静に自分の進路や将来を考える「落ち着き」の色
- オレンジ:新しい一歩を踏み出すときの「前向きさ」や「温度」の色
という役割分担がはっきりしていて、キャリア教育=将来の不安と向き合う時間でありながら、重くなりすぎないトーンに整えられています。
差し色のオレンジは、講師やコーディネーターの背景、強調したいキーワード、ボタン形のモチーフなどに限定して使われており、紙面全体がうるさくならないようコントロールされています。
中面左:サービスの全体像と「学びの流れ」を一望できる構成
見開きの左ページは、「サービスの正体」と「授業の進み方」をまとめて理解できるページです。上部には、未来を見つめる女子学生の写真とともに、「オンラインで多様なプロフェッショナルと出会える場」であることを説明する導入テキストが配置されています。そのすぐ下には、
プロフェッショナル → オンライン体験授業・参加型レクチャー → 教育機関・生徒
という流れを示したサービスイメージ図が横一列でレイアウトされています。矢印とアイコンだけで関係性が把握できるため、初めて見る教員でも「このサービスはどこに位置するのか」を短時間で掴むことができます。
中段では、オレンジの帯を背景にした「サービス概要」がテキストで整理され、その下には「学習の流れ」として、事前準備〜受講〜ふり返りまでのステップが写真付きで紹介されています。生徒が画面を食い入るように見つめる様子や、教員と相談している場面など、実際の利用シーンを切り取ったような写真が多く、単なる理想論ではなく「教室での風景」としてイメージしやすい構成になっています。
中面右:講師の顔ぶれと社会背景を、写真とテキストで両立
右ページの上半分は、講師として登場するプロフェッショナルの顔ぶれを紹介するエリアです。医療・介護、ファッション、IT、建築、美容、農業など、さまざまな業種ごとに写真と短い説明文が並び、「どんな世界で働く人たちの話が聞けるのか」がタイル状に一覧できます。
ここでは、あえて業界の数や講師人数を細かく書きすぎず、「業種の幅」を視覚的に伝えることに重きが置かれています。制服や道具、オフィスの雰囲気などが写り込んだ写真が多いため、生徒はキャプションを読み込まなくても、「自分の興味に近い仕事」がどこにあるかを直感的に探せます。
ページ下部には、「キャリア教育の必要性が高まっている背景」という見出しのもと、現在の社会状況や働き方の変化についての解説が文章でまとめられています。終身雇用の揺らぎや、ライフステージの多様化といったキーワードをふまえつつ、なぜ今このようなサービスが必要なのかを、学校現場の視点から説明するパートです。
上段で「どんな講師に会えるか」を具体的な写真で、下段で「なぜこの学びが必要か」を文章で、という二段構成にすることで、「内容」と「意義」の両方に納得しやすい紙面になっています。
裏表紙:ミッションコピーと大きなQRコードで「次の一歩」を後押し
外面を広げたとき、左側に現れるのが裏表紙です。上部には、メッセージが大きく配置されています。細かな機能紹介や実績よりも前に、「このサービスが目指している姿」をストレートな言葉で示すことで、学校側の理念や教育方針との相性をイメージしやすくしています。
その下には、会社概要とお問い合わせ情報がグレーの帯で整然と並び、中央付近にQRコードが大きくレイアウトされています。紙で概要を確認したあと、詳しい情報や導入相談はオンラインに誘導する設計で、「興味を持った教員がすぐに動きやすい」導線です。
背景には、表紙と共通する線画のモチーフや淡いオレンジの図形がうっすらと敷かれており、情報ページでありながらもブランドの世界観が途切れないように配慮されています。
キャリア教育は、抽象的な理念と具体的な活動が入り混じりやすい分野ですが、このパンフレットは「教室から社会へ」という一本のストーリーに沿って情報を配置することで、読み手が迷わず理解を深められる構成になっています。
■QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
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