ロゴデザインではインパクトが非常に大切ですが、色数を増やしたり精緻な描写をすれば良いというものではありません。むしろ極限まで要素を削ぎ落としたシンプルな意匠が、見る人に訴えかけることが多々あります。今回はその一例として、モノトーンを基調としたロゴマークをご紹介します。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
水着の女性をあしらったロゴデザイン
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最初にご紹介するのは、露出の少ない水着にハイヒール・ストッキングを身につけた、どこかクラシカルな香りが漂う女性を描いたロゴデザインです。輪郭線すらない、黒のパーツだけで構成されたイラストでありながら、誰が見ても妖艶さを感じる不思議なデザイン。これも不要なエレメントを可能な限り排除した、引き算のテクニックが生み出した効果だと言えるでしょう。また、一色だけしか使われていないため、媒体を選ばずに印刷が可能な点も魅力です。
狐の横顔を描き出したロゴデザイン
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続いての作品は、遠くを見つめる狐の横顔を切り取ったモノクロームのロゴデザインです。このイラストも、鼻や口といったパーツを思い切って省いてしまい、最低限「狐」と認識できる要素だけで構成するという、単色ロゴデザインの王道とも言えるテクニックが用いられています。特に秀逸なのが、顎から胸元に広がる白い毛の表現。シルエットだけではオオカミや犬にも見えてしまうシェイプを、この一点でもって狐に見せている、要素の取捨選択が重要だと実感できる好例です。
マジックショーを彷彿とさせるロゴデザイン
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最後にご案内するデザインは、シルクハットをかぶったハトの羽がトランプで表現されているという、マジックショーに使われる要素をふんだんに盛り込んだロゴデザインです。これまでの二例とは反対に、黒地に白の配色になっていますが、モノトーンのロゴイラストは、背景色やインクカラーに左右されず、どんな配色でも違和感なく使えます。また、ハトは何とか「鳥」と認識できるレベルにまで思い切ってデフォルメし、帽子とトランプからハトと連想させる計算も見事です。
シンプルかつ印象的なロゴデザインを目指すなら、モノトーンのイラストはその中でも究極なものの一つと言えるでしょう。使用するシーンやメディアを問わないのも魅力の一つ。ぜひ今回のデザインを参考にして取り入れてみてください
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