チョット高級感が欲しい、高級品を取り扱う、王様のようにもてなすなど、ロゴに求めるものはさまざまです。高級な王室感を漂わせたい時、王冠を使うことはデザインの常套手段とも言えます。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
金を使った王冠のロゴマーク
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取り上げた王冠に、モノグラム化された図象があることに気がつきます。遠目には一筆書きのように見えますが、王冠の膨らみにハートを見つけられます。人は見える情報すべて認識しませんが、意識されないものでも脳内で認識することもあります。認識されたものに何かしらの意味があり好感持てるものであったら、知らぬまに見る対象物にも好感、興味を抱かせます。このロゴのハートは人型にも見え、親しみやすさ、遊戯性、洗練性を感じさせ、王冠の高級感に付加価値を与えていることがわかります。
軽快なイメージの王冠のロゴマーク
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この王冠も遊び心のある軽快さを感じます。しかし人型を感じるイメージの是非で、これほど見た目が変わるものなのです。正中線上に人型があるかないか、前述のものにあった点の有無でもイメージが変わることに気がつきます。対称性の完成度の違いです。このロゴは一筆書きで描かれ、完全な対称性ではありま せん。そのため遊び心が表現され、より自由な流動性、また人筆記体に見られる人為性を感じます。それゆえロゴに親しみやすい軽快感を出せているわけです。
王冠らしい王冠のロゴデザイン
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王冠は権威の象徴です。権威を表す方法のひとつが対称性の使用です。お寺でも、国会議事堂でも対称に建造されています。それは権威、力を表現できるからです。王冠も同じでこの対称性を前面に出せば、権力を表現できるわけです。この王冠は左右同じにできていますが、過度に権力を感じさせないように星を散りばめています。この効果で軽妙なタッチのロゴにしています。
王冠のロゴ制作で、さまざまな表現ができることがわかります。また表現されているものには、知らぬまに脳科学、記号論、図象学、社会学などが関わります。ひとつのロゴから、壮大な歴史を紐解くことも可能かもしれません
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