古代エジプト時代数は絵文字で表現されており、私たちが使う数字はアラビアで生まれたものです。表意文字から表音文字になったことで、アルファベットと同じく記号として使われるようになりました。記号は意味を持たないのでロゴデザインには適しており、デザイン、アートによく使われるものです。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
円を基調に立体化したロゴデザイン
ロゴデザインを見る (via Pinterest)
古代ギリシャ時代、数字は意味をもっていました。現在2といっても意味を持ちません。それゆえ記号をどのようにしたらキャッチーになるか、また視覚的意味を付加できるかが問題になります。このロゴデザインでは、数字を遊ぶことで視覚的にもおもしろさをだそうとしています。2の曲がる部分を立体的にねじることで、単純な数字に複雑なイメージを付加しています。この複雑化が人の目に面白さを伝えることで、記号以上の意味を作っています。
数字ロゴを立体化するデザインプロセス
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数字を平面上で分解しています。数字を構造化することで可能になります。構造化できれば分解は可能ですね。分解したものを分化し彩色していきます。中段のロゴデザインは薄い彩色で明暗の状態の確認がわかります。確認ができたら、彩度、明度、色合いを調整して最終的なロゴにしています。最終案では数字が立体化したことで、0の真ん中をより立体化することで、404の立体文字をより面白いものにしています。
立体文字と平面を組み合わせたロゴデザイン
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数字は前述したように構造化したものを新たに組み立て、階調を使って立体化しています。今まで単色によるグラデーションですが、ここでは色環の階調を上手に使います。青→緑→オレンジ を数字の5に使用し、0 には、赤→オレンジを使い、二つに明暗の違いを色のつなぎに加えることで、字体の流れを作ります。一見すると自然に見えますが、色数は無限大です。こうして立体化、言い換えると空間性を視覚化しています。この空間に平面性を持ち込むことで、人目をひくロゴデザインに仕立てているのです。異なるものを対峙させ、上手に一体化させると強い視覚性を得られるのです。
ロゴデザインを立体的に見せるには、光と影が必要です。自然が生みだす色の階調を、頭で想像しながら本物のように作る。そこに遊び心がやさしく入っていると見る人にも伝わります。
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