シンボルマークをどのような方向で作成するかを検討するとき、社名やサービス名に含まれている要素をすべて視覚化するというアプローチもあります。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
星とキツネと音楽が合わさったロゴ
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ネット上で音楽を提供しているStarr Foxxという人物(またはオフィス)のためのロゴマークです。「星」「キツネ」「音楽」を合成してシンボルマークにしました。このロゴのスペルを見ると”STARR”と「R」が重なっています。これは人名です。元ビートルズのドラマー、リンゴ・スター(Ringo Starr)が有名ですね。星の意味の”star”と発音が同じなので名前を星でシンボライズしたのでしょう。また、”FOXX”も「X」が重なっていますが、こちらも人名です。キツネの意味の”fox”と発音は同じです。
それから、ト音記号でシンボライズされている音楽の正しいスペルは”music”ですが、「s」が「z」に、「c」が「k」に変えられて”MUZIK”となっています。発音は”music”と同じです。英語ではスペルの一部を同じ発音の別の文字と入れ替えることがよくあります。単なることば遊びだったり、固有名詞化のためだったり、と理由はいろいろありますが、ブランド名や製品名などでも見かけることは多いと思います。簡単という意味の”easy”を”ez”というスペルにするのもそのひとつです。
ひと目で携帯電話の修理サービスと分かるロゴ
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スマートフォンの修理をおこなっている店舗のロゴです。スマートフォンのようであり、バンドエイドのようもであります。”cellphone surgery”は「携帯電話診療室」とでも訳せばいいでしょうか。手当て、あるいは手術、つまり修理を絆創膏でシンボライズし、かつスマートフォンに見えるようにボタンを追加しました。右上が折れているところがポイントですね。シンボルマークとロゴタイプの線の太さを揃えて一体感をもたせています。
ひとつのテーマに関連する複数要素を合成したロゴ
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ミツバチ(= honey bee)を題材にした習作です。画像の下部に示されているように、このシンボルマークは3つの要素、ミツバチ、巣穴の形状である正六角形、そしてハチミツの壺を組み合わせて作り出したオリジナルな表現です。このように極めて一般的なモチーフであっても、互いに関連を持ちながらも微妙に異なる要素を組み合わせれば、他に例のないユニークなシンボルが生まれる可能性があることを示しています。
要素をたくさん詰め込むと、まとまりのない結果に終わることがよくありますが、正しく選択した要素をうまく組み合わせることで、インパクトがあって記憶に残るロゴマークを作り出すことができます。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
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