ビジネスやブランドのコンセプトや由来をロゴマークに落とし込む際に、ひとつにしぼらず、複数の要素をなんとか融合させる、ということはあるでしょう。今回ピックアップしたのは、あまり変形を加えずに複数の要素を組み合わせたロゴマークの作成例です。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
カナダの地ビール醸造所の企業ロゴ作成例
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カナダのシカというとヘラジカ(ムース)を思い浮かべますが、エルクと呼ばれる巨大なシカもカナダを代表する動物のひとつです。そのエルクのものと思われる立派な角とビールのグラスが組み合わされています。そして創業年の下にはビールの原料である麦の穂を図案化したイラストが置かれていて、企業名「Le Panache」と「地ビール醸造所」という文字で上下から丸くはさんでいます。
アリゾナの地ビール醸造所のロゴマーク作成例
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こちらも地ビール醸造所の企業ロゴマークです。米国アリゾナ州の新しい会社がコンペをおこなったときの優勝作品(採用作品)ということです。アリゾナ州は砂漠で有名で、このロゴも砂漠を貫く道路や、サボテン、山、太陽などアリゾナを象徴する風景が描きこまれています。そして、こちらもやはりビール麦を両サイドに配してあり、ブランド名「Nobel Road」はネームプレートのような形で重ねられています。このままボトルや缶のラベルとして使えそうです。
実は理髪店のために作られたのではないロゴマーク作成例
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たっぷりのヒゲをたくわえ、髪を束ねた男の横顔と、はさみ、カミソリが並べられています。いずれもモノクロで簡略化されてはいますが写実的に描かれています。理髪店のロゴマークと思いきや、実は、樹木の治療や造園を営む会社のためのものです。庭木の剪定をすることから「tree barber」、つまり「木の理髪師」という社名にしています。おそらくこれは新ロゴマークのコンテストに応募した作品と思われます。ひげの男性をロゴに入れて欲しいという依頼者の要望に対して、少し極端に振り切ったアイデアを出してしまったのかもしれませんね。
構成要素が多い、という部分に着目してピックアップしたロゴの例ですが、いずれもラベルやワッペンなどのような仕上がりになっていることに気づきます。もうひとつの共通点としては、それぞれの構成要素が比較的リアルなタッチを残していることです。モノを見せることによって、具体的なシーンを思い起こしてもらいやすいので、ロゴにそのような効果を持たせたいときにはこのようなアプローチがいいでしょう。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
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