字間のネガティブスペースを使って、単語に関連した図形をシルエットで見せているワードロゴの例を紹介します。企業名やブランド名、商品名以外にも、サイトやパンフレットのヘッドライン、バナーなどにも応用できるさりげないアイデアです。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
電気のシンボルが隠れているロゴ作成例
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「electric」は「電気」を意味する形容詞です。エレクトリックは日本語としても定着していると思います。このワードロゴでは「R」「I」の間に電気のシンボルマークがネガティブスペースで描かれています。雷雲に向けて凧を揚げて、雷が電気であることを証明したベンジャミン・フランクリンの実験が有名です。だからなのかわかりませんが、電気を象徴するシンボルは、稲妻のようなジグザグの線で描かれることが多いですね。
ボウリングのピンを置いたロゴ作成例
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このサンプルはとくに説明はいらないと思います。「bowling」(ボウリング)の象徴としてピンを選び、それを「I」と「N」の間にネガティブスペースで描きました。この単語の中で、縦の線(ステム)が並んでいるのはこの箇所だけなので、ピンが置けるはここしかないでしょう。この単語に関して別の案としては、「O」のカウンター(空間)をつぶして、そこにボールの指穴を描く、というのがあるかもしれません。ピンの方が圧倒的にわかりやすいでしょうけど。
清涼飲料水のボトルをはめ込んだロゴマーク作成例
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「のどが渇いた」と言うとき英語では「I am thirsty」といいます。のどを潤したいときは何を飲みますか? ぷは~っ、とアルコール系でいくか、シュワ~っ、と清涼飲料水にしますか。このサンプルは明らかにあのコーラの双璧のうちの一方のボトルをモチーフにしていますね。このワードロゴではステムが並んでいるのは2カ所あります。「H」と「I」、「I」と「R」の間ですが、ボトルの置き場所としては視覚的にごちゃごちゃしない方を選んだのでしょう。
文字の一部を加工して視覚的な効果を与える手法は「バービコン(verbicon)」と呼ばれています。今回の記事で紹介したようなさりげない表現手法は、派手さはないですが、上品で小じゃれたテイストが欲しいときは、ひとつの方向としてアイデアに加えるといいかもしれません。
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