水面に映る月影を「水月」といいます。湖に映る富士山は「逆さ富士」と呼ばれることはよく知られています。実像と虚像の組み合わせも綺麗ですし、水面に映った影が実像よりも輝きを持って見えることもあります。鏡のように静まり返った水面でも、さざ波がたつ水面でも、映る影はそれぞれにおもしろさがあります。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
幾何学的な山とリアルな影が対照的なロゴ
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ひとつめに紹介したロゴと同じく、2つ連なった山とその影をモチーフにしています。こちらの山はミニマルというよりは、もはや記号化されています。一方で水面の影は巧みなテクニックでリアルに描かれているのがおもしろいです。この水面のさざ波はPhotoshopのフィルターを使って加工してあります。ところで、このイラストは、水面に山が映っている様子を描いているようでありながら、実際に水面に落ちているのは、山の輪郭、つまり山を表現した直線の影です。ですから、山ではなく抽象的なオブジェが水面に映っているような状態になっています。実は、このロゴは米国西部の内陸の州の呼称「Mountain West」を題材にしたものです。ですから、頭文字「M」「W」を示す必要があったのです。
影の表現が独特のロゴデザイン
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帆船とその影をロゴ化したアイデアです。ひとつ前の例とは反対に、曲線で描かれた船が比較的リアルな印象を与えている一方で、海面が幾何学的で規則的なパターンになっています。帆がフィルム状の海賊船のように見えるので、映画関連のロゴマークかもしれません。
トロピカルな海に沈む太陽を描いたロゴデザイン
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「after dark」というのは、日が暮れてから、という意味です。「アフター・ダーク」という音楽バーのためのロゴデザインです。真っ赤に沈む夕日の影が海に映っています。その太陽は、ギターのサウンドホールにもなっていて、とてつもなく巨大なアコースティックギターが南国の海に横たわっているシュールな光景のようにも思えます。ギターのボディは、夕日に照らされた雲から着想を得たのでしょうか。トロピカルな夜の風や音が感じられて、旅情をそそるロゴです。
水面への映り込みを描くのは難しいと思いますが、今回紹介したロゴのように様々な表現スタイルがあるようです。水、池、湖、海などにかかわりのあるロゴマークを作成するときのアイデアに取り入れてみるのもいいでしょう。
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