手をモチーフしてつながりを表現するロゴの作成例

ひとの手はさまざまな表情をみせてくれます。また、クリエイターが作品を形作るのも手です。アイデアに詰まったときに目の前にあるのも自らの手でしょう。ロゴマークにも手をモチーフしたものが多く見られます。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)

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少しレトロなテイストでパートナーシップを表しているロゴ

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がっちりと交わされた握手は、まさにパートナーシップを表現する王道といっていいでしょう。このロゴの習作は、左右対称の整然とした輪郭の中に２つの手がシンプルかつ力強く描かれています。重厚長大が時代の先端であったころのエンブレムを思いおこさせてくれます。丁寧に作られたバランスのよいシンボルマークではないでしょうか。

デザイナーが営むハンドメイドにこだわったビジネスのロゴ

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チリの首都サンティアゴにある「Minka Inhouse」という個人ビジネスのロゴです。地元の職人とのコラボレーションによって、セラミックやウール製品を製作販売しています。手作りにこだわり、目の前でカスタマーの反応を見たいという元グラフィックデザイナーによって起業されました。ビジネスのコンセプトをストレートに表現したロゴはユニークでインパクトがあります。店で取り扱っているいるのは食器や花瓶、ブランケット、ニット製品です。いずれも、エスニックなテイストと都会的でモダンなデザインが融合したアーティスティックな手工芸品です。

自然と人間とのつながりを表現している環境保護団体のロゴ

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米国サウスカロライナ州の「lowcountry」（ローカントリー）と呼ばれる沿岸平原の環境保護を目的とした非営利団体のロゴマークです。ローカントリーの景観を保護することによって人間と土地とのつながりを守る、という同団体のミッションを、どんぐり、握手、モスグリーンという最小限の要素で余すところなく表現しています。太い線で描かれたシンボルマークは、堅すぎず、柔らかすぎず、団体の性格にちょうどよい印象を与えていると思います。

手を題材にしたロゴマークは定番のひとつです。すでにアイデアは出つくしたように思えるかもしれませんが、今回紹介したロゴのように、ちょっとした演出でほかにないオリジナルなものを作り出す可能性はなくなっていません。頭の中ではどこにでもありそうな案でも、具体的に視覚化する過程で発見があるのではないでしょうか。