ビルディングをできるだけシンプルにすると長方形になるでしょう。戸建ての家を抽象化すると五角形や太い矢印のようなものになると思います。不動産関連ビジネスのロゴに建物を組み合わせようとするとき、単なる四角形や五角形だとなかなかそれらしく見えない、ということも少なくないでしょう。今回は、シンプルかつオリジナリティの感じられる不動産関連のロゴを紹介します。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
一筆書きのようなロゴ作成例
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個人住宅の開発に携わっているニューヨークの不動産会社のロゴデザインです。戸建てや、ブラウンストーンと呼ばれる集合住宅、タウンハウスなどを手がけて50年以上になります。このロゴでは、建物の上部に傾斜を持たせることで、オフィスビルではなく、住居用の建築物であることが表現されています。DからHまでを、途中で建物を描きながら一筆書きでつないでいます。その結果、建物の重なり部分が特別な表現になっています。「DASH」のアウトライン文字(袋文字)と響きあっておもしろい効果が得られました。この画像ではオリジナルロゴに対して立体的な処理が施されていますが、このように実際の金属の切文字を作っても破綻なく利用できるでしょう。
ビルをミニマルに表したロゴ作成例
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米国メリーランド州の不動産デベロッパーのロゴです。中国や石油産油国などで建設されている超高層ビルを思い起こさせてくれるフォルムのビルをミニマルに表現しています。このビルをよくみると、下層階の黒い帯は角ばっていますが、上層階に行くにつれ徐々に丸みを帯びてきます。最上階は、五重塔や仏塔などを見上げたときのようです。また、下層階は帯の部分はガラス窓のように感じますが、上部に目を移すにつれ窓とも影ともつかないあいまいな感じになります。もしかするとマーカーなどの筆記用具を使ってフリーハンドで描いたものをトレースしたのかもしれません。
建物のミニマルな表現はある程度バリエーションが限られてきますが、今回のサンプルでは、幾何学図形の重ね方などでうまく解消しています。また、確証はありませんが、2番目のロゴのようにフリーハンドで描いたものをベースにするのもひとつのアプローチかもしれません。
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