フリーランスになったら(起業したら)使いたい超便利なアプリ&サービス
フリーランスのデザイナーというと、なんとも自由に生きているような印象を与えてしまうことがあります。しかし実態は決してそうではありません。会社員時代に経理部や総務部の方が行なってくれていた様々な業務を自分で行わなければいけません。
ただ、それを1から10まで全て自分で行おうとすると本当に大変です。デザインの仕事が増えれば、付随してこれらの雑務も増えていきますから、はじめは自分で行えていても徐々に大きな負担となります。
そこで「税理士さんに丸投げする」という選択肢も一つです。そうされている方もたくさんいます。ただ、デザイナーや他のフリーランス的な働き方をしている職業の人って、恐らくそこまで経理が複雑では無いんですよね。
また、完全に一人体制なら士業への一任も小さな費用負担で済むかもしれませんが、人を雇うと、「総務・経理」に「労務」が追加されます。こうなってくると士業への年間契約費用もなかなかなのものになります。
ですので、僕は基本的に自分で「総務・経理・労務」を行っています。結論として、今はフリーランスや小規模事業者向けのアプリやサービスが充実していますので、個人的には余裕です。いろんな事が自動化されています。
一つ一つご紹介できればと思います。
1. freee (クラウド会計ソフト)
もうこれ無しには始まらないというくらい頼り切っているサービスです。銀行口座やカードと連携させられるのでリアルタイムで入出金を反映できますし、レシートを取り込んでの経費精算も便利です。“労務freee”という姉妹サービスもあって、雇用した時にも何かとスムーズです。確定申告の書類もサクサクとものの数十分で完成します。後述のメリービズとの組み合わせで最強に。
MFクラウド会計 派の方もいますよね。経理業務経験のある方は、MFクラウドのインターフェースの方が馴染みやすいようです。結構明確に好みが別れていて面白いところです。僕の触ってみて感じた偏見ですが、freeeは文系っぽくて、MFクラウド会計は理系っぽい感じがします(笑)
2.メリービズ (記帳代行サービス)
レシートや領収書を指定のファイルに入れて郵送するだけで、CSV形式等のデータにしてくれるサービスです。レシートや領収書は撮影して紐付けされているので、後から見ても分かりやすい。勘定科目もメリービズさんの方で想定して入力されているのもありがたいです。前述のクラウド会計ソフト freeeと連携しているので、データを取り込めば経理入力の手間が大幅に軽減されます。本当に楽チンです。
3.Moneytree (家計簿アプリ)
Moneytreeはトータルの資産を可視化できるアプリです。事業用の口座と家庭用の口座に現在いくら入っているか、それぞれでどのようなお金の出入りがあるかを把握する為に利用しています。
またお気に入りのポイントは、お金だけでなく、株式・証券や電子マネーなどの金額も管理できる点です。1つの画面で全ての情報を得られるのはありがたい。
4. 1Password (パスワード管理アプリ)
あらゆるWEB上のパスワードを一括管理できるアプリです。自分で管理するとなるとつい同じパスワードをつけてしまったり、忘れないようにメモを置いてしまったりと、セキュリティが脆弱になりやすいという問題があります。
1Passwordは1つのマスターパスワードを覚えておくだけで、自動で事前に登録したログイン情報などを入力してくれます。マスターパスワード以外は覚える必要がないため、難解なパスワードにしておく事で、セキュリティを高く保つ事ができます。また、ログイン情報だけでなく、サーバー情報・マイナンバー・クレジットカード情報など、幅広いセキュリティに関わる情報を安全に管理する事ができるアプリです。
部分的に共有することもできるので、スタッフのIDや一部の個人情報などもこのアプリで管理しています。
他にも色々と仕事においてアプリやサービスは利用させていただいていますが、上記4つは特に欠かせません。作業にかける時間をできるだけ減らし、生産性の高い業務に注力するためにも、是非紹介したアプリ・サービスを活用してみてください。