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SEOのコンサルをお願いしたらエライ目にあった件

ある程度時間が経ったので、話しても良いかなと思って書くのですが、まぁ痛い目を見ました。情けない話です。

 

元々内部のSEOはそこそこ勉強していて、自分でも色々試行錯誤してきた歴史はありました。昔よく参考にしていたSEOの海外のサイトがあって、そこで知り合った人にSEOについて色々と質問するようになりました。

Skypeできる?とか結構親身で、「こんなに時間をさいて色々説明してくれて、親切だなぁ」と感じていました。実際、サイトたちをチェックしてくれていて、ここの動線はこうした方が良いんじゃないかな?とか、具体的なアドバイスもあり、普通にいい人だなと思っていました。(実際内容も言われてみれば…という的確なアドバイスだったように思う)

※海外の人は、Skypeなどのビデオチャットを使いたがる。向こうから言ってくることも割と多い。

 

ある時「SEOのコンサルをしてあげるよ」的なオファーがあり、値段を聞くとちょっと高いなーと思いつつも、自分より詳しい人のアドバイスなら新しい発見がありそうだし、コンサル(アドバイス?)だけなら任せてみるかー。と承諾しました。自分自身新しい知識を最近得られていないなーと感じている状態でもありました。

どういうターゲットであげたいかとか、全部日本語でいいよと言われたので、細かく色々と記入しました。(一応誤解がないように、全部英語も添えて。google翻訳にぶち込まれても困るので) かなり事項が細かく、丁寧に作られたシートで、正直これは詳細なレポートがもらえるでは?と期待していたほどです。

で、それをフィードバックしたら、恐らく今後の対応レポートみたいなものが帰ってくるのだろうと思ったら…

 

なんか、変なリンクが大量についていたんですよね。

 

おいおいおいと。今後の指針レポートみたいなやつはどうした。

当然めちゃくちゃ抗議したら、「親切でやってあげてるのに酷い」的な事を言われ、割と本気で、サービスでやってあげている感を出してくるが、んなもん頼んでいないのです。「どこが気に入らないのか、具体的に言ってほしい」と言われる始末。

 

全部だよ!

 

削除しろと要請したら「金がいる」と言われる始末。

 

サイトを人質に取られた…。

 

新しく貼られたリンクをリストにして、「これを消さないと法廷な手段も辞さない」と圧力をかけましたが、「それは私はやっていない。非常に残念だ。」と言われる始末。確かに、“証拠”がない…。

 

デザイン業務が本当に忙しく、サイトの運営部分について疎かになっているタイミングだったこともあり、多少のスケベ心があったことは事実です。日本より海外の方がSEOの歴史が長いので、我々の知らない知識や知見があるのではないかと。そんな事冷静に考えてあるわけないですよね。全く盲目的になっていました

 

結局、手動で削除できそうな所は自分でアクションを取り、残りは全て「リンクの否認」で対処しました。サイトの順位に影響が出る前で良かったです。(まだ分かりませんが…)

 

本当に恥ずかしいやら、情けないやらで、書いていても非常に惨めです。

 

SEOの記事も書いていたりする自分にとって、本当にお恥ずかしい話です。明らかに自分の経歴にマイナスなので、この事実は隠蔽しようかな…とも思ったのですが、この体験は二度としません(半分巻き込まれた感じですが..)という意味も含めて、皆さんと共有できればと思います。

 



グラフィックデザインを中心とした小さなデザイン事務所を経営しています。スタッフや外部のデザイナーさん・ライターさんに助けられながら、コツコツと地道に仕事をする日々が気に入っています。パッケージメーカーのデザイナーとして新卒入社→美容系のベンチャーに転職→家庭用品メーカーに転職...という流れを経て、その後独立しました。フリーランスデザイナーとして、10年以上の経験から学んだことや雑記をブログにしています。情報発信が趣味に近く、それが興じてPhotoshop関連の本を出版したり、noteを執筆したりしています。