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相談

ざっくりした「ノウハウ教えて」の違和感

フリーランスとして仕事をしていると、ざっくり「ノウハウを教えてほしい」といったような感じの相談を受けることがあります。表現そのものに悪気はないとわかっていても、どうしても「なんで貴重な時間を使って?」と感じてしまうことがあります。特に、それがとても漠然としたオファーだった場合、なんとなく「うーん…めんどくさいな…」と思ってしまいます。

理由は簡単で、具体性がないから。僕自身、時間には限りがあるし、依頼主でもない人のためにその時間を使うなら、やっぱり何かしらの動機や背景が見えると嬉しいですよね。

リアルな困りごとを聞かされると、つい答えてしまう

一方、ふとした会話の中で「今こういう状況で困ってて、この部分が知りたくて…」と具体的な相談をされた時のことを思い出すと、僕は急に親身になっています。「そいつは大変だ!」と、気づけば自分の持っている情報をあれこれ話している自分がいます。

ここで気づくのは、相談の仕方や伝え方で相手の反応が大きく変わるということ。特に、相手が「困っている」という具体的な状況や感情を伝えてくれると、僕自身も「力になりたい」と思うようになっています。

 

相談の引き出し方が上手い人の特徴

相談の引き出し方が上手い人

引き出し方が上手い人は共通して、相手の時間を大切にしながらも、自分の困りごとや背景をきちんと説明してくれます。たとえば、こんな感じです。

  • 「現在○○に挑戦しているけれど、この部分で詰まってしまって…」
  • 「僕が参考にしているデザインの中で、特にこの手法が気になっているんですけど、どう思いますか?」

こうした具体的な質問を受けると、自然と自分の経験や知識を引っ張り出したくなるんですよね。相手がその情報をどう活用するのかが見えると、答える側のモチベーションも上がるのだと思います。

相談が雑だと損する理由

逆に、相談が漠然としていたり、どこか「答えて当然」といったニュアンスを感じる場合、どうしても「なんで僕がこれを説明しなきゃいけないんだろう?」という気持ちが先立ちます。時間はお金と同じくらい大切な資源。何かを教えることも一種の労力なので、そこを軽視されると途端にやる気をなくしてしまうことも。

「具体的に話す」の大切さ

だからこそ、相談をする際は「具体性」が大事です。例えば、ただ「デザインのコツを教えてほしい」と言われるよりも、「どうしてもパンフレットの見出し部分が浮かばなくて、どう工夫しているのか知りたい」と言われた方が答えやすいですよね。前者だと範囲が広すぎて何を話せばいいのか迷いますが、後者ならピンポイントで自分の経験を活かせます。

 

僕自身が気をつけていること

相談

この気づきは、僕自身が人に相談する時にも役立っています。何かを教えてもらいたい時は、なるべく自分がどんな状況にあって、何に困っているのかを具体的に話すようにしています。そうすることで、相手の時間やエネルギーを無駄にしないよう心がけています。

相談の内容が明確であるほど、相手も「この人のために時間を使いたい」と思ってくれるもの。フリーランスという立場で働くからこそ、こうしたコミュニケーションの工夫が仕事や人間関係を円滑にしてくれると実感しています。

相談にも「デザイン」が必要

相談は、単なるお願いではなく、一種の「デザイン」だと僕は思います。どう伝えるか、どんな背景を共有するかで、相手が動くかどうかが決まる。もし何かを知りたい時は、ぜひ相手の立場に立って「この人に話したい」と思わせる工夫をしてみてください。

きっとその方が、お互いにとって気持ちの良いコミュニケーションができるはずです。

 

「ノウハウを教えて欲しい」と漠然とした利の得たさ全開だと『…なぜ貴重な時間を使って?』と面倒さが先行しますが、ふとした会話の中で「今こういう状況で困ってて、この部分が知りたくて…」なんてリアルな話を聞かされると『そいつは大変だ!』とベラベラ話してしまいます。引き出し方上手い。

X (Twitter) – May 7, 2020

この記事は過去の自分のX(Twitter)のポストを元に、編集しています。

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トミナガハルキ

グラフィックデザイナー/AMIX 代表。独学でデザインを学び、パッケージメーカー→美容系ベンチャー→家庭用品メーカーでのデザイン・広報運営を経て独立。現在は小さな事務所を拠点にASOBOAD等のサービスを運営し、ロゴ・パッケージ・広告物を中心に制作しています。著書『#ズボラPhotoshop 知識いらずの絶品3分デザイン』は各カテゴリでベストセラーを獲得。2020年Adobe Creative Residency選出。ブログでは、10年以上の実務から学んだことや働き方のヒントを等身大の視点で発信しています。