ナレーションの力 – 動画の印象を変えるテクニック
動画の完成度を、ナレーションをつけることによってより分かりやすく内容が伝わるように仕上げました。今回作成したのは、ドッグフェスティバルの紹介動画とアンコールワットの紹介動画です。それぞれ男性のナレーターと女性のナレーターを起用しています。各動画の作成ポイントを振り返り、まとめてみました。
▶︎ドッグフェスティバルのナレーション付き動画編集例
犬の魅力を引き出す動画編集
この動画の完成イメージは、大会に対する楽しさとワクワク感が伝わるようにすることでした。30秒弱で、内容も伝わるように文章も簡潔にまとめています。男性の明るく元気なトーンの声と、ポップで耳に馴染みやすいBGMを使用して全体の雰囲気をポップで活発なイメージに作り上げています。
ドッグフェスティバルのハイライト
犬が元気に走り回っている部分や、お茶目な可愛らしい部分をピックアップして犬好きの方に見てもらえるように編集しました。最後に犬の「ワン!」という鳴き声の音源素材を入れて元気でわんぱくな犬のイメージで終わらせています。
▶︎アンコールワットのナレーション付き動画編集例
歴史と神秘 – アンコールワットの動画デザイン
こちらは先ほどのドッグフェスティバルとは打って変わって、比較的落ち着いた印象の仕上がりにしています。神聖な遺跡であるアンコールワットのイメージを損なわないように、ナレーターの方は、落ち着いた丁寧な口調の女性の声の音源を使用しています。BGMも、現地の雰囲気が伝わるようなエスニック的な音源を使用し、ナレーターの声の速さと、動画の雰囲気に合わせています。動画内の映像は、フェードインフェードアウトで移り行くように切り替え、全体的な感覚を統一しています。
音の選択で高まる動画の質
今回作成した2つの動画は特別難しい編集はしていないのですが、組み合わせによってプロのナレーターの音源と組み合わせることで、より完成度の高い動画に仕上がっています。各それぞれの材料をいかに引き立たせられるかによって、完成度も変わってきます。今回は、ナレーションを使用して作成した動画編集事例についてご紹介しました。
制作動画・映像編集に対する感想
VOICE ※第三者による感想です
音声で明るさとはつらつさをアピールした動画編集例
動画は犬の動きを活かして、情報はナレーションに集約
映像は明るい芝生をさまざまな犬種の犬が走り回る様子、人とふれあう楽しそうな様子を描写。大会情報は男性のナレーションに集約されています。字幕やスライドを使わないことで、画面をいっぱいに使うことができるため開放的な印象に。動きを感じさせるロゴにも、フレッシュさがあらわれているようです。ロゴに合わせて聞こえる犬の鳴き声も、ペットのイベントということを分かりやすくするポイントといえそうです。
畳み掛けるようなナレーションが動画に勢いを与える
男性のナレーションのテンポはやや速く、イベントの盛り上がりや勢いを想起させます。情報が聞き取りやすいのはスローテンポのナレーションかもしれませんが、イベントは「熱気」や「活気」が伝わった方が期待が高まります。やや早口くらいの方がふさわしいといえるのではないでしょうか。今は、イベント名さえ分かれば簡単にSNSやサイトで詳細情報をチェックすることができます。そういう意味では、ナレーションは映像に合わせた熱量が重要になるでしょう。
動画デザインの魅力を引き出す – ナレーションとビジュアル要素の融合
ナレーションの重要性に加えて、ビジュアルデザインにも目を向けることで、動画の魅力を最大限に引き出すことができます。
・カラフルな配色で視聴者を引き込む
ドッグフェスティバル動画では、鮮やかな色彩が使われています。緑色の芝生や犬のカラフルなリードが、視聴者の目を引きます。これにより、イベントの楽しさや活気がさらに伝わるでしょう。
・アンコールワット動画の美しいコントラスト
一方、アンコールワット動画では、ナチュラルな色合いが採用されています。遺跡の石造りや周囲の緑が、映像に深みを与えています。この美しいコントラストが、歴史的な雰囲気を醸し出しているのです。
・フォント選びで情報を効果的に伝える
動画内のテキストも、視聴者に情報を伝える上で重要です。フォントやサイズを適切に選ぶことで、情報がすっきりと伝わります。例えば、ドッグフェスティバル動画では、明るくモダンなフォントが使われており、イベントの雰囲気にマッチしています。
ナレーションだけでなく、ビジュアルデザインの要素にも注目することで、動画の魅力を最大限に引き出すことができます。配色やフォントの選び方、そしてナレーションとの調和が、完成度の高い動画を作るためのポイントとなります。
※掲載している動画編集サンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。