※このデザインはサンプル作例です。広告イメージは実際の団体・組織・人名とは関係ありません。
ネイビーを基調に自信みなぎる佇まいにデザインしました。
ネイビーと相性の良い濃いめのイエローオレンジの2色をメインに使って、専門家らしい自信にあふれたバストアップの写真をレイアウトしました。
ネイビーの選択理由とその効果
ネイビーは、信頼や知性をアピールできる色としてビジネス関係の広告によく使う色ですが、制服の色にもよく採用されており、教育関連の広告物にもぴったりです。なす紺のような深い色をチョイスして、真面目なムードにまとめました。ネイビーだけでは画面が暗くなって広告としての訴求力が弱くなってしまうので、オレンジ色を組み合わせています。
デザインの統一感と視認性を重視したレイアウト
パネリストの写真は丸いフレームで囲んで、アピールポイントの「入場無料」も、丸いフレームをあしらい、統一感を出しています。文字もブロックタイプのかっちりしたフォントを用いて、遠くからも読みやすく、力のある構図にしました。画面は公園タイトル、写真、パネリスト紹介をそれぞれ斜めに区切って動きを持たせています。
斜めの要素で描く「視覚的な魅力の創造」
デザインの世界において、形状や線の使い方はとても重要な要素です。直線や曲線はよく使用される要素ですが、斜めの要素も非常に魅力的な効果をもたらします。
斜めの要素は、動きやエネルギー、そして視覚的な興味を引き出す力を持っています。今回作成した教育カンファレスの垂れ幕デザインでは、メインタイトルや人物画像、重要なテキスト情報などを意識的に「斜め」に区切りました。
デザインで斜めの要素を使うおもなメリットは以下の3点です。
- 視覚的な動きを促進させる
- 多層的な印象を与えられる
- 視覚的なインパクトを与える
視覚的な動きを促進させる
斜めの要素はデザイン全体に動きとエネルギーをもたらします。また、視覚的な流れを作り出し、視線を導く効果があります。サンプルの垂れ幕デザインでは、大きく4つに分割されたエリアを斜めの線で区切りました。どのエリアを見ても、すぐにほかの情報に視線を動かしやすいように、ガイド的な役割も含めて斜めに区切っています。
多層的な印象を与えられる
斜めの要素は、空間の拡張感=多層的な印象を与えられます。通常の横や縦の要素に比べ、斜めの要素は空間に奥行きや広がりを生み出し、デザイン全体に奥行きと広がり、多層的な印象を与えられるポイントになります。サンプルでは「教育カンファレス」というイベントに合わせて、さまざまな階層で関わる人たちのつながりや仕組みをイメージしました。そこで多層的な要素を演出すべく行き着いたのが「斜めの要素」です。
視覚的なインパクトを与える
斜めの要素は、視覚的な興味を呼び起こします。通常の90度の縦線と180度の横線とは異なる角度が「違和感」となって新しい見方となり、視覚的な興味を引き出せるのです。
また、斜めの要素は、バランスとコントラストを生み出します。直線や曲線との違いが、デザインにリズムとコントラストを与え、さらなる視覚的インパクトを与えます。違和感とバランス、そしてコントラスト。これらの要素をまとめて引き出せるのが「斜め」の魅力です。
制作垂れ幕デザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
信頼できる落ち着きと自信が感じられる垂れ幕デザイン
ネイビーとオレンジのコントラストが印象的
画面がくっきり色分けされていて、どちらも比較的強い色なのでインパクトがあります。とはいえ、原色ではなく落ち着いた色なのでうるさいイメージはありません。専門家の写真からみなぎる自信が、画面を通して伝わり、見る人のところへダイレクトに飛び込んでくるような、芯のある強さを感じます。大胆に色分けしているのでスッキリしていて、掲示物の大きなサイズを殊更大きく感じられるのも、魅力的です。文字も、くっきりした字体で、遠くから見ても内容が分かりやすいのが良いですね。
丸いフレームで柔らかく
教育関連ということで、厳しく強いイメージばかりが先行するのはいかがかと思いますが、こちらのデザインでは、丸いフレームがところどころに使われていて、強い色と印象の強い専門家のバストアップ写真を和らげる効果をあげているように思います。パネリストの写真も、背景が明るいものが採用されているので、ネイビーとオレンジという強い色の中に清涼感をもたらしているようです。入場無料というアピールポイントがしっかり目立っているのもポイントが高い点だと思います。
教育への新たな思考を期待するカンファレンス垂れ幕デザイン
・カラーパレット〜シャープな印象と強調
この垂れ幕の色選びは非常に効果的です。主色としての鮮やかな黄色は、視線を引きつけるのに役立ちます。また、黒の背景とのコントラストは情報を強調し、その重要性を強く伝える。
・メインのビジュアル〜講演者の存在感
中央の講演者の大きな写真は、このカンファレンスの主要な魅力や焦点をしっかりと示しています。彼の真剣な表情は、イベントの本質や重要性を強調するのに役立ちます。写真の配置やサイズは、この講演者がイベントの中心的な存在であることを示唆しています。
・テキストの配置とメリハリ
イベントのタイトルは大きく、くっきりと表示されており、イベントの主題を一目で理解できるようになっています。その他の情報、特に日付や時間は、わかりやすく分離されており、参加者に必要な詳細を迅速に伝えることができます。
・ゲストの紹介
垂れ幕の下部には、他の講演者やパネリストの写真と名前が掲載されています。これにより、参加者はイベントでの他の主要なゲストや話題を事前に知ることができます。
この垂れ幕は鮮やかな色彩、明確なテキスト、効果的なビジュアル要素を組み合わせて、イベントの内容や重要性を強調しています。視線を引きつけ、関心を持たせ、情報を伝えるというデザインの3つの主要な目的を達成しているのではないでしょうか。
※掲載している横断幕デザインのモックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。