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パンフレット制作依頼のための完全チェックリスト|準備から納品まで


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「会社の顔」とも言えるパンフレット。新規顧客の獲得、企業ブランディング、商品やサービスの魅力訴求など、その役割は多岐にわたります。しかし、いざパンフレットを作ろうと思っても、「何から準備すればいいの?」「費用はどれくらいかかるの?」「制作会社ってどうやって選べばいいの?」など、疑問や不安が次々と湧いてくるのではないでしょうか。

こんにちは!オウンドメディア編集長の私が、そんなあなたのパンフレット制作に関するお悩みを解決すべく、準備から納品までの一連の流れを網羅した「完全チェックリスト」をご用意しました。この記事を読めば、パンフレット制作の全体像が把握でき、自信を持ってプロジェクトを進められるはずです。具体的かつ実践的な情報をお届けしますので、ぜひ最後までお付き合いください!

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目 次

はじめに:パンフレット制作、何から始める?この記事があなたの羅針盤に!

ビジネスの方向性

デジタル全盛の時代においても、パンフレットは依然として強力なコミュニケーションツールです。手元に残り、じっくりと情報を伝えられるパンフレットは、Webサイトとは異なる価値を提供します。特に、展示会や商談といった直接的な接点においては、企業の信頼性やブランドイメージを伝える上で欠かせない存在と言えるでしょう。

しかし、その重要性とは裏腹に、パンフレット制作でつまずいてしまうケースは少なくありません。「イメージ通りのものが出来上がらなかった」「思った以上に費用がかさんでしまった」「納期に間に合わなかった」…そんな残念な結果を避けるためには、事前の準備と正しい知識が不可欠です。

この記事では、パンフレット制作を以下の4つのフェーズに分け、各フェーズで確認すべきポイントをチェックリスト形式でご紹介します。

  1. 準備編: 依頼前に固めておくべきこと
  2. 依頼編: 制作会社への想いの伝え方
  3. 制作進行編: スムーズな進行のコツ
  4. 納品編: 受け取りと活用のポイント

さあ、あなたのパンフレット制作プロジェクトを成功に導くための羅針盤を、一緒に見ていきましょう!

 

第1章:【準備編】成功するパンフレットはここから始まる!依頼前の徹底準備チェックリスト

チェックリスト

パンフレット制作の成否は、実は依頼前の準備段階でほぼ決まると言っても過言ではありません。ここを曖昧にしたまま進めてしまうと、後々「こんなはずじゃなかった…」という事態になりかねません。しっかりと土台を固めていきましょう。

1-1. 「誰に」「何を伝え」「どう行動してほしいか」を明確に!目的・ターゲット設定

パンフレットを作る目的は何でしょうか?誰にその情報を届けたいですか?そして、パンフレットを読んだ人に、具体的にどんな行動を取ってほしいですか?これらが明確でなければ、効果的なパンフレットは作れません。

【目的・ターゲット設定 チェックリスト】

  • ☑️ パンフレット制作の目的は明確ですか? (例: 企業認知度向上、新商品・サービスの紹介、見込み客の獲得、採用応募者の増加、ブランディング強化など)
  • ☑️ ターゲット読者は具体的に設定できていますか? (例: 年齢層、性別、職業、役職、興味関心、抱えている課題、情報収集の方法など – ペルソナ設定も有効です!)
  • ☑️ パンフレットを読んだターゲットに、最終的に取ってほしい行動は何ですか? (例: Webサイトへのアクセス、問い合わせ、資料請求、来店、商品購入、セミナー申し込みなど)
  • ☑️ パンフレットの役割は明確ですか? (例: 興味喚起、理解促進、信頼獲得、行動喚起など、どの段階の顧客にアプローチするのか)
  • ☑️ パンフレットの配布シーンは具体的にイメージできていますか? (例: 展示会、営業訪問時、店舗設置、郵送DMなど)

ポイント:
目的とターゲットが明確であればあるほど、デザインの方向性や掲載すべき情報、訴求すべきポイントがシャープになります。「誰にでも響くパンフレット」は、結局誰にも響かない可能性が高いことを覚えておきましょう。可能であれば、ターゲットの具体的な人物像(ペルソナ)を設定し、その人が何を求めているのかを深く掘り下げてみてください。

1-2. 「何を載せるか」が勝負の分かれ道!掲載情報の洗い出しと整理

目的とターゲットが決まったら、次はパンフレットに掲載する情報を洗い出します。スペースには限りがあるため、情報の取捨選択と優先順位付けが重要になります。

【掲載情報 チェックリスト】

  • ☑️ 会社概要(社名、所在地、連絡先、代表者メッセージ、沿革、理念など)は必要ですか?どの程度のボリュームで載せますか?
  • ☑️ 商品・サービス情報(特徴、メリット、価格、導入事例、開発ストーリーなど)は、ターゲットに響く内容になっていますか?
  • ☑️ 自社の強み・独自性・競合との差別化ポイントは明確に伝えられますか?
  • ☑️ お客様の声や導入実績など、信頼性を高めるコンテンツは用意できますか?
  • ☑️ 問い合わせ先、アクセス情報、QRコードなど、次のアクションに繋げるための情報は漏れなく記載できますか?
  • ☑️ 各情報の原稿は誰がいつまでに用意しますか? (既存の資料から流用できるもの、新たに書き起こす必要があるものなど)
  • ☑️ 使用する写真・イラスト・ロゴデータは準備できていますか? (高解像度のもの、著作権・肖像権がクリアなもの)
  • ☑️ キャッチコピーや見出しなど、読者の目を引く言葉は検討していますか?
  • ☑️ 情報の優先順位は決まっていますか? (絶対に載せたい情報、できれば載せたい情報、スペースがあれば載せたい情報など)

ポイント:
情報を詰め込みすぎると、かえって何も伝わらないパンフレットになってしまいます。ターゲットにとって本当に必要な情報、そしてパンフレットの目的達成に貢献する情報を厳選しましょう。また、専門用語の多用は避け、ターゲットが理解しやすい言葉で表現することが大切です。

1-3. 「いくらで」「いつまでに」?現実的な予算とスケジュールの策定

パンフレット制作には、デザイン費、印刷費、場合によっては撮影費やコピーライティング費などもかかります。事前に予算の上限を決め、現実的なスケジュールを立てることが、スムーズな進行には不可欠です。

【予算・スケジュール チェックリスト】

  • ☑️ パンフレット制作全体(企画・デザイン・印刷・その他)の予算上限は決まっていますか?
  • ☑️ 予算の内訳(デザイン費、印刷費、撮影費、コピーライティング費など)について、ある程度の目安はありますか?
  • ☑️ 希望する納品日はいつですか? (その日から逆算して、各工程のスケジュールを立てましょう)
  • ☑️ 社内での確認・承認プロセスにかかる時間は考慮に入れていますか?
  • ☑️ デザイン案の修正回数や、原稿・素材提出の遅延など、予期せぬ事態に備えたバッファ期間は設けていますか?
  • ☑️ 印刷部数、用紙の種類、サイズ、ページ数、加工(折り、PP加工など)の希望はありますか? (これらは印刷費に大きく影響します)

一般的なパンフレット制作のスケジュール例

工程 期間の目安 備考
1. 企画・構成案作成 1~2週間 目的、ターゲット、掲載内容の確定
2. デザイン制作 2~4週間 初稿提案、修正対応
3. 原稿・素材準備 デザインと並行 依頼者側で準備、または制作会社に依頼
4. 校正(文字・色) 1~2週間 複数回行うのが一般的
5. 印刷・加工 1~2週間 仕様により変動
合計 約1.5ヶ月~3ヶ月 あくまで目安です。仕様や状況により変動します。

ポイント:
予算とスケジュールは、制作会社に見積もりを依頼する際の重要な判断基準となります。特に納期は、展示会の日程など、他の予定と連動している場合が多いでしょう。無理のない計画を立て、制作会社にも正確に伝えることが大切です。また、印刷費は部数や紙の種類、加工方法によって大きく変動するため、事前に複数のパターンで見積もりを取るのも良いでしょう。

1-4. 運命のパートナー探し!制作会社選定のチェックポイント

準備が整ったら、いよいよパンフレット制作を依頼する会社を選びます。デザインのクオリティはもちろん、コミュニケーションの取りやすさや実績なども含めて、総合的に判断しましょう。

【制作会社選定 チェックリスト】

  • ☑️ 制作会社の実績(ポートフォリオ)は確認しましたか? (自社の業種や作りたいパンフレットのテイストに近い実績はありますか?)
  • ☑️ 担当者とのコミュニケーションはスムーズですか? (問い合わせへの返信は早いか、説明はわかりやすいか、親身に相談に乗ってくれるか)
  • ☑️ 見積もり内容は適正かつ明確ですか? (作業範囲、各項目の費用、追加費用が発生するケースなどが明記されているか)
  • ☑️ 企画力・提案力はありそうですか? (こちらの意図を汲み取り、期待を超える提案をしてくれそうか)
  • ☑️ デザインだけでなく、マーケティングやブランディングの視点も持っていますか?
  • ☑️ 得意なデザインテイストは自社のイメージと合致していますか?
  • ☑️ 契約条件(修正回数、著作権の取り扱い、支払い条件など)は事前に確認できそうですか?
  • ☑️ 複数の制作会社を比較検討していますか? (最低でも2~3社から話を聞くのがおすすめです)

ポイント:
制作会社は、単に作業を代行してくれる業者ではなく、一緒にパンフレットを作り上げていくパートナーです。金額だけで選ぶのではなく、自社の想いを理解し、実現してくれる信頼できる会社を選びましょう。実績を見る際は、デザインの美しさだけでなく、「なぜこのデザインなのか」「どのような課題を解決しようとしたのか」といった背景まで確認できると、より深くその会社を理解できます。

 

第2章:【依頼編】想いを正確に伝える!制作会社への依頼時チェックリスト

チェックする人

信頼できる制作会社が見つかったら、いよいよ依頼です。ここで重要なのは、準備編で固めた内容をいかに正確かつ具体的に伝えるか。認識のズレは、後々の手戻りや満足度の低下に繋がります。

2-1. 「こんなパンフレットが欲しい!」を具体的に伝えるオリエンテーション

オリエンテーションは、制作会社に自社の想いやパンフレット制作の目的を共有する非常に重要な機会です。準備した資料をもとに、情熱を持って伝えましょう。

【オリエンテーション チェックリスト】

  • ☑️【準備編】でまとめた「目的・ターゲット・掲載情報・予算・スケジュール」を資料として用意し、口頭でも説明できますか?
  • ☑️ 参考になるパンフレットやデザインイメージ(好きなテイスト、避けたいテイストなど)を具体的に提示できますか? (競合他社のパンフレットや、WebサイトのデザインなどでもOK)
  • ☑️ 自社の強み、企業文化、ブランドイメージ、製品・サービスの開発背景にあるストーリーなどを伝えられますか?
  • ☑️ パンフレットで絶対に譲れないポイント、逆に制作会社に自由に提案してほしい部分は明確に伝えられますか?
  • ☑️ 専門用語や業界特有の事情がある場合、分かりやすく説明できますか?
  • ☑️ 質問や疑問点はその場で遠慮なく聞けますか?

ポイント:
制作会社は、あなたの会社のことをすべて知っているわけではありません。「これくらい言わなくてもわかるだろう」という思い込みは禁物です。むしろ、「こんなことまで伝える必要があるかな?」と思うような細かな情報でも、制作者にとっては重要なヒントになることがあります。情熱を持って、しかし客観的な情報も交えながら伝えましょう。

2-2. 見積もり内容を徹底比較!後悔しないためのチェックポイント

複数の制作会社から見積もりを取った場合、その内容を詳細に比較検討することが大切です。金額だけでなく、含まれる作業範囲や条件などをしっかり確認しましょう。

【見積もり比較 チェックポイント一覧表】

チェック項目 A社 B社 C社 備考
基本情報
提案されたパンフレットの仕様(サイズ、ページ数、色数など) 希望通りか、代替案か
見積もり有効期限
費用項目
企画・ディレクション費 どこまで含まれるか(構成案作成、取材など)
デザイン費 ページ単価か、一式か
コピーライティング費 含まれるか、別途か。リライトか、新規作成か
撮影費(必要な場合) カメラマン、スタジオ、モデル手配など、どこまで含まれるか
イラスト作成費(必要な場合)
素材費(写真・イラスト購入など) ストックフォト利用料など
印刷費 部数、用紙、加工(折り、PPなど)によって変動
諸経費 交通費、通信費など
合計金額(税抜・税込)
作業範囲・条件
デザイン案の提案数
デザイン修正回数・範囲 無制限か、回数制限ありか。制限を超える場合の追加料金は?
原稿支給か、ライティング込みか
写真素材の提供方法 自社提供か、撮影か、購入か
納品形態(印刷物、データなど) デザインデータの提供はあるか(有償・無償)
著作権の取り扱い
支払い条件(着手金、残金など)

ポイント:
「一式いくら」という大雑把な見積もりではなく、各項目が明記されているかを確認しましょう。不明な点や曖昧な表現があれば、必ず質問してクリアにすることが大切です。特に、修正回数や追加費用が発生する条件は、後々のトラブルを避けるためにもしっかりと確認しておきましょう。

2-3. トラブルを未然に防ぐ!契約内容の最終確認

見積もり内容に納得したら、いよいよ契約です。契約書は法的な拘束力を持ちますので、細部までしっかりと目を通しましょう。

【契約内容 チェックリスト】

  • ☑️ 見積書の内容(作業範囲、金額、納期など)と契約書の内容に齟齬はありませんか?
  • ☑️ 著作権・知的財産権の取り扱いは明確に記載されていますか? (パンフレットのデザインデータは納品後、自社で二次利用できるのか等)
  • ☑️ 納品物の仕様(部数、形態、品質基準など)は明記されていますか?
  • ☑️ 納期遅延や、成果物が期待と異なった場合の対応(違約金、再制作など)について記載はありますか?
  • ☑️ 機密保持に関する条項は含まれていますか? (自社の非公開情報を扱う場合)
  • ☑️ 解約条件や、紛争が生じた場合の解決方法について記載はありますか?

ポイント:
契約書は専門的な言葉で書かれていることも多く、読み解くのが難しい場合もあるかもしれません。しかし、疑問点を放置せず、制作会社の担当者に説明を求めたり、場合によっては法務担当者や専門家に確認したりすることも重要です。

 

第3章:【制作進行編】二人三脚で理想の形へ!スムーズな制作進行チェックリスト

二人三脚

契約が完了し、いよいよパンフレット制作がスタートします。ここからは、制作会社との連携がより一層重要になります。お互いに協力し合い、スムーズな進行を心がけましょう。

3-1. イメージを形に!デザイン案の確認と的確なフィードバック

制作会社からデザインの初稿が上がってきたら、オリエンテーションで伝えた内容が反映されているか、目的やターゲットに沿っているかなどを確認します。修正を依頼する場合は、具体的かつ建設的に伝えることが大切です。

【デザイン確認・フィードバック チェックリスト】

  • ☑️ オリエンテーションで伝えたコンセプトや要望はデザインに反映されていますか?
  • ☑️ ターゲット読者にとって魅力的で、分かりやすいデザインになっていますか? (主観だけでなく、ターゲットの視点で客観的に評価しましょう)
  • ☑️ 企業のブランドイメージやトンマナ(トーン&マナー)と合致していますか?
  • ☑️ 情報の優先順位や視線の流れは適切に考慮されていますか? (重要な情報が目立つようになっているか)
  • ☑️ 文字のフォント、サイズ、色使い、写真やイラストの配置は適切ですか?
  • ☑️ 修正依頼をする場合、具体的かつ理由も添えて伝えられていますか? (NG例:「なんか違うんでもっとカッコよくしてください」→ OK例:「ここのキャッチコピーの文字をもう少し太くして、背景の色を現在の青系から、弊社のロゴカラーである暖色系のオレンジに変更して、よりアクティブな印象にしたいです」)
  • ☑️ 修正依頼はまとめて伝えられていますか? (何度も細切れに依頼すると、作業効率が悪くなります)
  • ☑️ 良かった点も具体的に伝えていますか? (制作者のモチベーションアップに繋がります)

ポイント:
デザインは、単なる「見た目の良さ」だけでなく、パンフレットの目的を達成するための「機能」も担っています。フィードバックする際は、なぜそう思うのか、どう改善してほしいのかを具体的に言語化しましょう。また、デザインの意図を制作者に確認することも有効です。自分では気づかなかった狙いが隠されているかもしれません。

3-2. 素材提供は迅速に!原稿・写真データの準備と入稿

パンフレットに掲載する原稿や写真などの素材は、依頼者側で準備するケースが多いです。制作会社から依頼された素材は、指定された形式・期日までにスムーズに提出しましょう。

【原稿・素材準備 チェックリスト】

  • ☑️ 制作会社から依頼された原稿や写真素材は、リストアップし、抜け漏れなく準備できていますか?
  • ☑️ 原稿は、誤字脱字、表記の揺れ(例:「弊社」と「当社」の混在)、事実誤認がないか、複数人で確認済みですか?
  • ☑️ 写真やロゴデータは、印刷に適した高解像度のものを用意できていますか? (Webサイトからコピーした画像は解像度が低く、印刷には不向きです)
  • ☑️ 使用する写真やイラストの著作権・肖像権はクリアになっていますか? (フリー素材でも利用規約の確認は必須です)
  • ☑️ 素材のファイル名やフォルダ構成は、制作会社が分かりやすいように整理されていますか?
  • ☑️ 素材の提出期日は守れそうですか? (遅れる場合は、早めに制作会社に連絡しましょう)

ポイント:
素材提供の遅れは、デザイン作業の遅延、ひいては全体のスケジュール遅延に直結します。特に、高品質な写真や正確な原稿は、パンフレットのクオリティを大きく左右します。社内で担当者を決め、責任を持って進捗管理をすることが重要です。

3-3. 「神は細部に宿る」最終チェック!校正作業の重要ポイント

デザインが固まり、全ての原稿や画像が配置されたら、いよいよ最終チェックである「校正」作業に入ります。誤字脱字、情報の誤り、デザインの崩れなどがないか、細部まで念入りに確認しましょう。

【校正作業 チェックリスト】

文字情報:
  • ☑️ 社名、部署名、役職名、氏名に誤りはありませんか?
  • ☑️ 住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、URLに誤りはありませんか? (特に数字や記号は間違いやすい!)
  • ☑️ 商品名、サービス名、価格、品番、型番などに誤りはありませんか?
  • ☑️ キャッチコピー、見出し、本文に誤字脱字はありませんか?
  • ☑️ 送り仮名、句読点の使い方、漢字とひらがなのバランスは適切ですか?
  • ☑️ 全体を通して表記の揺れ(例:「です・ます調」と「である調」の混在、数字の半角・全角の不統一など)はありませんか?
デザイン・レイアウト:
  • ☑️ 写真やイラストは正しく配置されていますか? (差し替えミス、トリミングのズレなど)
  • ☑️ 画像の解像度は適切ですか? (粗くなっていませんか?)
  • ☑️ 文字化けや、意図しないフォントの変更はありませんか?
  • ☑️ 各要素の配置バランスは適切ですか? (揃え、余白など)
  • ☑️ ページ番号(ノンブル)は正しく振られていますか?
  • ☑️ 色味は意図通りですか? (モニターで見る色と印刷物の色は完全には一致しないため、色校正を行う場合もあります)
その他:
  • ☑️ 著作権表記や、必要な許認可番号などは正しく記載されていますか?
  • ☑️ 複数人でダブルチェック、トリプルチェックを行いましたか? (時間を空けて見直す、声に出して読んでみるなども有効です)
  • ☑️ 修正指示は、誰が見ても分かるように明確に赤字で書き込んでいますか? (PDF校正の場合はコメント機能などを使用)

ポイント:
校正作業は、パンフレットの品質を左右する非常に重要な工程です。「校了(こうりょう)」=「校正完了、これで印刷OK」のサインを出した後にミスが見つかると、修正には多大な時間と費用がかかるか、最悪の場合、刷り直しになってしまいます。些細なことでも見逃さず、慎重に確認しましょう。関係者全員で手分けしてチェックする体制を整えるのが理想です。

 

第4章:【納品編】ついに完成!受け取りと活用のための最終チェック

長かった制作期間を経て、いよいよパンフレットが完成し、納品されます。しかし、ここで気を抜いてはいけません。納品物の確認と、その後の活用方法まで考えておくことが大切です。

4-1. 最後の砦!納品物の最終確認

待ちに待ったパンフレットが手元に届いたら、まずは発注通りの仕様になっているか、印刷品質に問題はないかを確認しましょう。

【納品物確認 チェックリスト】

  • ☑️ 発注した通りの部数で納品されていますか?
  • ☑️ パンフレットのサイズ、ページ数、用紙の種類・厚さ、折り方、製本方法、表面加工(PP加工など)は、発注内容と一致していますか?
  • ☑️ 印刷の色味は、色校正で確認したイメージと大きく異なっていませんか?
  • ☑️ 印刷にかすれ、汚れ、傷、ピンホール(小さな穴)、インクのムラなどはありませんか?
  • ☑️ 断裁のズレや、製本の不備(ページの順序間違い、糊付けの甘さなど)はありませんか?
  • ☑️(データ納品の場合)依頼したファイル形式(例: 印刷用PDF、編集可能なIllustratorデータなど)で、全てのデータが揃っていますか?データは開けますか?
  • ☑️ 梱包状態に問題はありませんでしたか? (雨濡れ、角の潰れなど)

ポイント:
万が一、納品物に不備が見つかった場合は、すぐに制作会社または印刷会社に連絡し、状況を伝えましょう。写真を撮っておくと、状況説明がスムーズになります。問題の程度によっては、刷り直しや値引きなどの対応を協議することになります。

4-2. 作って終わりじゃない!パンフレット納品後の賢い活用法

パンフレットは、作ることが目的ではなく、あくまでビジネス目標を達成するための手段です。納品されたパンフレットを最大限に活用し、効果を高めるための方法を考えましょう。

【納品後活用 チェックリスト】

  • ☑️ 営業担当者への配布と、効果的な使い方(どのタイミングで、何をポイントに説明するかなど)の共有はできていますか?
  • ☑️ 展示会やイベントでの配布計画(ブースでの見せ方、ターゲットへの手渡し方法など)はありますか?
  • ☑️ Webサイトとの連携は考えていますか? (例: PDF版をダウンロードできるようにする、パンフレットの内容を基にした特集ページを作成する、ブログでパンフレット制作の裏側を紹介するなど)
  • ☑️ パンフレットを郵送DMとして活用する場合、送付先のリストや送付状の準備はできていますか?
  • ☑️ 配布後の効果測定(例: パンフレット経由の問い合わせ数、Webサイトへのアクセス数、成約率の変化など)はどのように行いますか?
  • ☑️ お客様や関係者からのフィードバックを収集し、次回の改善に繋げる仕組みはありますか?
  • ☑️ 保管場所や在庫管理の方法は決まっていますか? (湿気や日焼けを避け、必要な時にすぐ取り出せるように)

ポイント:
パンフレットは「生き物」です。ただ置いておくだけでは効果を発揮しません。積極的に活用し、その反応を見ながら改善を重ねていくことが重要です。例えば、パンフレットにQRコードを掲載して特定のWebページに誘導し、そのアクセス数を計測することで、パンフレットの効果を可視化することも可能です。

 

おわりに – 信頼できるパートナーと、効果的なパンフレット制作を!

都市を眺めるビジネスパーソンのグループの後ろ姿

ここまで、パンフレット制作依頼のための完全チェックリストを、準備から納品、そして活用まで一気にご紹介してきました。パンフレット制作は、多くのステップがあり、決めるべきことも多岐にわたります。しかし、一つひとつの工程を丁寧に進め、制作会社と良好なコミュニケーションを取りながら進めていけば、必ずや満足のいく、そして成果の出るパンフレットが完成するはずです。

このチェックリストが、あなたのパンフレット制作プロジェクトを成功に導くための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。

そして、もしあなたが「パンフレットを作りたいけど、どこに相談すればいいか迷っている」「もっと具体的に、自社のケースに合わせたアドバイスが欲しい」と感じていらっしゃるなら…。

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パンフレット制作に関するご相談やお見積もりは無料です。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。あなたのパンフレット制作が、素晴らしい成功を収めることを心から願っています!

パンフレットの制作依頼はこちら

 

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