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シネマグラフとは

写真が動く表現「シネマグラフ」とは?魅力・作り方・活用シーンを紹介


シネマグラフとは

そもそもシネマグラフとは

シネマグラフとは、画像の一部分が動画のように動く画像ファイルです。インターネット上で最近になって利用され始めていて、目にする機会が増えてきています。

動画があれば、シネマグラフの作り方は比較的簡単で、元となる動画ファイルを用意して画像処理ソフトでコピーレイヤーを作り、動かしたくない部分をマスクし、再びレイヤーを作って二つを重ね合わせれば作成できます。例えば、イヤリングだけが揺れているシネマグラフ等を作成できます。

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シネマグラフは「動く部分を最小限に絞る」ことで視線を誘導する

シネマグラフは、写真の一部だけがループで動く表現手法で、静止画と動画の中間のような独特の視覚効果を持っています。制作の視点で重要なのは、「どこを動かすか」の選択が表現の成否を分けることです。

動く部分が多すぎると、それは通常の動画と変わらず、シネマグラフの持つ「静と動のコントラスト」の魅力が失われます。動く部分が少なすぎると、静止画と区別がつかず、技法を使った意味がなくなります。

最も効果的なのは「伝えたいメッセージの中核となる1箇所だけを動かす」設計です。コーヒーから立ち上る湯気、ドレスの裾がそよぐ風、髪がなびく動き。静止の世界の中で、1箇所だけが動くことで視線が自然に誘導され、そこに込めた意味が強く印象に残ります。

シネマグラフ制作例

 ★動画からシネマグラフを制作するのが一般的ですが、上記のように1枚の画像からシネマグラフを作成することも可能です。動画を所有していなくても、このような映像的表現が可能です。

 

シネマグラフの利用用途

シネマグラフ作成例2

シネマグラフは、SNSで投稿されることが多くなっています。SNSは文章のほかに画像や動画に加えて、GIF動画を投稿することが可能であることが多く、GIF動画に属するシネマグラフも投稿することができます。

動画に比べてファイルサイズが小さいため容易にアップロード・閲覧できることがSNSに向いているのです。個人が作成したシネマグラフのなかにもハイクオリティなものがあり、そういったシネマグラフを発見することも楽しみの一つです。

また、大手企業のWEBサイトで活用されるようになってきています。特に欧米では顕著です。シネマグラフは最近になって流行している技術なので、当初はITベンチャーをはじめとする中小企業のサイトで用いられてきました。しかし、最近では流行の枠を超えて実用性が着目され、大手企業も注目しています。これまでの大手企業では動画やFLASHなど大容量のファイルをふんだんに使った、比較的重いWEBサイトを作ることが多かったものの、現在はスマホからでもアクセスしやすい軽量なWEBサイトに移行しています。シネマグラフは、そんなWEBサイトの動向に合致するメディアの一つと言えるかもしれません。

ループの「繋ぎ目」をどう処理するかで、印象が大きく変わる

シネマグラフはGIFや短い動画ループとして表示されるので、最初と最後のコマがどうつながるか、というループの処理が見え方を左右します。繋ぎ目が不自然だと、被写体がどんなに魅力的でも「カクっ」とした違和感が残り、見るたびに気になってしまいます。

きれいなループを作るには、撮影の段階で「ループしやすい動き」を選ぶのがコツです。湯気や水面の波紋、髪のそよぎ、葉の揺れといった、繰り返しを前提とした自然な動きは、繋ぎ目が目立ちにくくなります。一方、人物の表情変化や明確な動作(手を振る、まばたきなど)は、ループ処理の難易度が一段上がります。

編集ではクロスフェード、リバース再生(行って戻る)、複数フレームを重ねて整える、といった手法でループの繋ぎ目を処理します。撮影前から「どうループさせるか」をイメージしておくと、編集段階での選択肢が広がります。

 

シネマグラフの利点

シネマグラフ作成例3

シネマグラフには様々な利点があります。まず挙げられるのがデバイスを選ばないことです。最近は誰もがスマートフォンやタブレットを持つようになり、これまではパソコンで閲覧することがほとんどだったWEBサイトの作りに変化が生じています。

特定の動画形式はソフトウェアがインストールされていなければ見ることができず、パソコンでは標準的にインストールされていたため問題にはなりませんでしたが、スマートフォンやタブレットでは見ることが出来なかったり、再生するためにアクションを起こす必要があります。

しかし、シネマグラフであればデバイスを選ばず見ることが可能です。また、シネマグラフはWEBサイトの全体に溶け込むことで、動画を掲載していながらも調和をとることができます。さらに、シネマグラフは初めて見る人にとっては大きなインパクトがあります。画像だと認識していたものが動き出すので、商品やサービスのプロモーションに最適です。

シネマグラフ制作例4

シネマグラフが効くのは「静止画では物足りないが、動画ほどではない」場面

シネマグラフが本領を発揮するのは、表現の選択肢として「静止画」と「動画」のあいだで迷ったときです。静止画だと伝わりきらないけれど、動画にすると重すぎる、または情報が過多になる、というケースで価値が出てきます。

具体的には、料理の湯気、商品の素材感(金属の光沢、ガラスの透明感)、ファッションアイテムの揺れ、自然風景の細かい動きといったテーマと相性が良いです。これらは静止画だけだと魅力の半分も伝わらない一方、動画にすると「30秒間見てもらう手間」を読者に強いることになります。シネマグラフは数秒のループで雰囲気を伝えきれるため、見る側の負担が少なく、商品ECや短いSNS投稿で効きやすくなります。

逆に、ストーリー性のある場面、複数のシーンを通して何かを伝えたい内容は、シネマグラフより通常の動画のほうが向いています。「動きをひと目で見せたい」「印象だけ残したい」場面を見極めて選ぶのが、シネマグラフの効果を最大化する使い方です。

 

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この記事について

執筆: ASOBOAD編集部

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