今回のメンバーインタビューでは、ロシア・モスクワのApus Agencyの共同設立者であるデザイナーのウラジミール・イサエフ氏に話をうかがいました。ビジュアル&デザインコミュニケーションを専門とするウラジミール氏は、企業とチームと共に成長し、成功してきた方です。
この記事は海外のロゴデザインWEBマガジン「 LogoLounge 」の記事(by Ellen Healy)を翻訳しています。※掲載はLogoLoungeとデザイナーの許諾を得ています。
■まずは自己紹介をお願いします。自身のバックグラウンド、仕事、Apus Agencyでの経験について教えてください。
デザイン業界に入って12年が経ち、今まで様々なデザインプロジェクトを手がけてきました。フリーランスのデザイナーとしてスタートし、2013年に私とパートナーで独立しApus Agencyを立ち上げました。
■あなたのデザインが他のデザイナーのデザインと異なる部分は何ですか?
デザインのディテールや規則について非常に注意深いところだと思います。
■グラフィックデザイナーになりたいとずっと思っていましたか?この仕事を選んだいきさつと理由を教えてください。
グラフィックデザイナーになろうと本当に思ったことはなかったと思います。ロゴデザインとブランドデザインが全てのデジタルアートに繋がるとわかるまで、数多くのデザインアプローチを試みました。今は大手ブランドと協力し、複雑な問題をデザインで解決することに最も魅力を感じます。
■どのデザイナーエージェンシーから最も影響を受けていますか?
Ony、Moving Brands、Smart Heartの問題解決策を見てみたいです。これらのエージェンシーからは、一人のデザイナーの仕事ではなくチームワークの大切さを学ぶことが出来るからです。
■一番気に入っている制作物(複数可)は何ですか?
Wings Fund、Telecom Trade。Art Quadrum、Chudoとのプロジェクトが特に気に入っています。現在進行中のプロジェクトも、きっと気に入るはずです!
■良いデザインとデザイナーは何から生まれますか?
私は常に、良いデザインはロジカルなデザインだと信じています。そして、良いデザイナーとは周りのものを常に分析している人であり、常に上達を続ける人です。
■駆け出しのデザイナー達へアドバイスはありますか?
自分を疑わないこと。でも、常にどうやってデザインを改善できるかを考え、どうやって自分自身を向上させるかを考えることですね。
■あなたのデザインプロセスについて教えてください。
まず、どのような問題に直面しているかを理解することから始めます。次に、これは最も大事なことですが、リラックスするように心がけます。散歩に行ったりね。
その後、それぞれのプロジェクトについての情報を集め、慎重に調べます。その問題を解決できそうなアイデアを全て考慮し、デザインをスケッチしてみます。
それからそれぞれのアイデアを分析し、最終的に自分が最も信じているアイデアに辿り着くまで、不要な要素を繰り返し取り除いていきます。もしそれでもダメなら、成功するまで続けます。
■以前もおっしゃっていましたが、あなたはただロゴデザインを行うことから、包括的なブランド開発に仕事の焦点を変えましたね。ブランド開発のどんなところにモチベーションを感じますか?
チームワークに最もモチベーションを感じます。ブランド開発では、正しい解決策を見出す為に、毎日自分のチームと密接に連携しなければなりません。このチームが、私が最もモチベーションを感じるものです。彼らは私の主なインスピレーションです。
■好きな人と好きなプロジェクトに取り組んでいいとしたら、誰とどんなプロジェクトに取り組みますか?
TeslaとSpace Xがまず頭に浮かびました。何よりもまず、素晴らしく近未来的な要素がロゴに使われていますし、企業のアイデンティティ全体にも使われています。
designer : Vladimir Isaev
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