新聞紙にとって、できるだけ多くの人に読んでもらうことがとても重要な役割なのですが、新聞紙の印象といえば、小さな文字がたくさん並んでいて、普段活字をあまり読まない人にとっては今や親しみの少ない媒体となっています。しかし、中にはレイアウトの工夫でとても動きのある楽しい誌面も存在するのです。今回は、誌面の構成が斬新な、新聞のレイアウトデザインをご紹介します。(※紹介するデザインは当サイトの制作事例ではありません)
字の配置によって立体感を持たせたレイアウト例
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こちらの誌面はテレビの番組欄でしょうか。ほとんどは、チャンネルごとに番組が書き連ねてあるのですが、中央部分だけ文字の配置に変化があり、立体的な空間を表現しています。その形はまるで、流し台や換気扇のあるキッチンのように見え、遊び心のあるレイアウトです。このように、平面の中に立体感のある部分を作ると、誌面にメリハリがつき読みやすくなる効果が生まれます。テレビ欄は見出しもなく、特に単調になりがちなので、このように変化をつけることはとても効果的なデザインだと思います。
文字のサイズや配置に変化をつけたレイアウト例
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こちらの誌面は人物の紹介記事のようです。見出しとなる大きな文字と、文章の文字のサイズが大きく違っていて、誌面全体にメリハリがついています。大きな文字の形に沿って文章が配置されているのも、新聞のレイアウトとしてはとても斬新な試みです。背景に余白を作っているところも読みやすいポイントになっています。写真などを使っていないにもかかわらず、内容に興味を持つきっかけになるようなスタイリッシュで遊び心のあるレイアウトですね。
国旗と組み合わせたレイアウトが斬新なデザイン
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星とボーダーといえばアメリカの国旗です。こちらの誌面はアメリカの国旗の一部を拡大し、その空間に文字を配置したレイアウトになっています。宇宙開発に関する記事内容でしょうか、ロケットの写真のようなものも配置されています。文字よりもイラストが大きく扱われているので、文章だけでなくそのイラストからも情報を得ることができ、目に留まりやすく親しみやすい印象を受けますね。
イラストと文字を組み合わせた動きのあるレイアウト例
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こちらの誌面はイラストと文字を組み合わせて、動きのあるレイアウトに仕上げています。人物の手や顔、服の部分にも文章を配置し、読み人の目をいろいろな方向に向けさせる効果を作っています。色をあまり使わない新聞紙の中で、赤や青を採用することで全体が明るく読みやすい印象になっています。いろいろな種類のフォントを使っているところも、メリハリがついていて動きがあります。
堅苦しく難しい文章が並んでいるイメージの新聞紙ですが、レイアウトを工夫することでそのイメージを払拭し、親しみやすい印象を持たせることができます。新聞には、社会の問題や事件など、多くの人に知ってもらいたい事実が書かれているので、読みやすくするための工夫や、手にとってもらいやすいレイアウトを採用することで、より多くの人に伝えたい内容を伝えられるかもしれません。
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