ロゴデザインは、企業や組織・サービス・商品名などを表す文字とそれを視覚的に伝えるイラストがセットになっているパターンが主流ですが、文字情報と視覚情報を融合させる手法もあります。その代表的な作成例を紹介します。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
国旗をシンボリックに表現したロゴデザイン
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最初に紹介するのは、アメリカ合衆国を表す英文の頭文字「U.S.A」のロゴタイプに、アメリカ合衆国の国旗を組み合わせたロゴデザインです。 アメリカ合衆国の国旗、いわゆる「星条旗」は、天・祖国(イギリス)・独立をそれぞれ星と紅白の帯で象徴したデザインで、世界的にもよく知られた意匠ですが、それらの要素を削らずに極限までシンプルに表現しています。文字情報と視覚情報を完全に融合しながら、どちらもひと目で理解させることに成功している好例です。
人間の動作を端的に表したロゴデザイン
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続いてご紹介するロゴデザインは、こちらもその意味自体は非常に単純な「WALK(歩く)」というロゴタイプに、「歩く」という動作をイメージさせるのに最もふさわしい「足」のシルエットを融合させたものです。しかもこの例では、足と組み合わされた「A」の文字だけを抜き出しても誰も「A」とは読めないはずですが、「WALK」の一部として見せることで、人間の脳の意味補完機能にうまく働きかけて、なるほど、と膝を打つような感動を与えます。
文字自体がその対象をビジュアル化するロゴ作成例
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最後にご案内するロゴは、誰が見ても一目瞭然、「panda(パンダ)」という単語でパンダそのものをイラストとして表現しているロゴデザインです。パンダといえば白黒でずんぐりむっくりとした、動物園でも人気の非常に愛らしい生き物ですが、その特徴的なタレ目と黒い縁取りを、pとaの文字で見事に表現しています。イラストを補完する要素を耳と鼻という必要最低限なものだけに限ることで、テキストの可読性を阻害していないところも見事です。
一つの意匠の中で文字情報と視覚情報を違和感なく同時に認識させることは、試行錯誤を繰り返しながらどちらかに偏りすぎないように細かく調整していく必要のある高度な技術です。その分、よく工夫されたものは目にとまりやすくなりますので、参考にしてみてください。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
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