ロゴデザインにおいて、文字と絵とは常に補完的な関係にあります。絵だけでは伝えきれないことも、文字とともに表現することでより意味が明確になりますし、絵を効果的に使うことで文字によるメッセージがずっと印象的になります。とはいえ、詳細な絵を組み込んでしまうとロゴデザインが複雑になりすぎ、かえって覚えにくくなってしまうことも。やはり重要なのはバランス。文字と絵とが意味を補完しあい、なおかつバランスよく組み合わさっているロゴデザインを集めました。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
文字を物に見立てたロゴデザイン作成例
ロゴデザインを見る (via Pinterest)
英語の「STING」という語には、針などで「刺す」「駆り立ててしむける」といった動詞のほか、「ちくりと刺すこと」などの意味があります。英語圏では誰でも知っている語であるため、「STING」という文字だけでは、うっかり見過ごされてしまいかねません。そこで、このロゴでは、スペルの中の「I」を針に見立て、言葉の意味をシンプルに、そして印象的に表現。「STING」と聞けば、まずこのロゴが思い浮かんでしまうほどです。
文字を物とシンボルに見立てたロゴデザイン作成例
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日本人のソウルフードである寿司。もはや国境をこえ、世界各国で親しまれ、日本食はもちろん、日本という国の象徴とさえ言えるまでに普及しています。これはそんな状況をそのままロゴにしたかのようなデザイン。「SUSHI」の「H」の縦線を箸に見立て、横線を日の丸によって表現しています。海外でこんなロゴデザインが店頭に飾られているのを目にしたなら、急に懐かしくなって店内に吸い寄せられてしまいそうです。
イニシャルを物に見立てたロゴデザイン
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「JUST CREATIVE DESIGN」と鉛筆の絵が目に飛び込んできて、デザイン会社のロゴであることがすぐにわかります。さらに絵をよく見ていると、実はそこに「JCD」という英語の文字が隠れていて、社名のイニシャルを表していることに気がつきます。絵が手描き風なのは、文字と絵とを違和感なくとけこませるためのテクニック。文字がゆっくり浮かび上がってくることで、ちょっとした「アハ体験」があり、ロゴが記憶に残るというわけ。
文字はどれも長い年月をかけて出来上がっているため、デザインの完成度はかなり高いといえます。そのため、フォルムを崩して絵とうまく組み合わせるのは簡単なことではありません。ですから、絵と文字とが意味をうまく補完しあい、しかも見ていて美しいと感じるなら、それは「いいロゴデザイン」と言えるのです。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
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