理髪師の道具といえばハサミにつきます。プロが使っているものは、1本数万円もするそうです。しかも、用途によって何種類か使い分けるといいますから驚きます。理髪店のロゴを考えるときの最初に浮かぶモチーフのひとつであるハサミですが、それを文字にからめたロゴを紹介します。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
ハサミを「A」として使った理髪店のロゴ制作例
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開いたハサミにバーを追加することで大文字の「A」になっています。「Anna(アンナ)」という女性が営んでいるヘアサロンなのでしょう。手書き風のフォントの「A」とハサミがしっくり馴染んでいます。ハサミの表現とタイポグラフィが無理なく融合したミニマリストデザインです。全体のバランスもよく、繊細さと優雅さとともに、技術の確かさを思わせるシャープなテイストもあり、よくできたロゴマークだと思います。
ハサミを「b」として使った理髪店のロゴ制作例
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ハサミのハンドルの片方が小文字の「b」になっています。ハサミの描き方がフォントのスタイルとなじむように調整されているのがわかります。「b」と認識させやすくためなのか、小指かけの突起が省略されています。また、同じ理由だと思われますが、もう一方のハンドルが若干縮小されています。このような処理のために、一般的なヘアカット用のハサミとは違う印象を受けます。小文字の「b」にひっぱられてモデルの起用に失敗した、という感じでしょうか。
ハサミを「g」として使ったヘアスタイリストのロゴ制作例
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寝かせたハサミの指穴がちょうど小文字の「g」のように見えます。小文字の「g」には2系統あって、閉じられた輪の部分が1個のタイプと2個のタイプがあります。1個のものを「平屋のg」、2個のものを「2階建のg」と呼んだりもします。「2階建のg」は「めがねのg」とも呼ばれたりすることもあるのですが、ハサミに見立てるというのはとてもユニークで面白いです。Vogue、Elleといった高級ファッション誌の仕事をしているカリスマヘアスタイリストGeorge Northwood氏のヘアサロンのロゴです。モデルや女優などセレブ御用達の高級ヘアサロンにふさわしい、スキのない仕上がりになっていると言えるでしょう。
ハサミのフォルムのエッセンスは、直線と円です。そして、そのパーツが2つ組み合わさっているので、開く角度を変えることで、さまざまな表情を演出できます。ですから案外アルファベットとの相性はいいのかもしれません。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
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