皆さんは鍵という言葉を聞くと、何を思い浮かべますか?ドア、セキュリティー、秘密。鍵が持つそのままの物理的なイメージから鍵から連想される抽象的なイメージまで、鍵が意味することが出来る範囲はとても広いですよね。その鍵をデザインに取り入れるとどのような効果があるのか、5つのデザインを比較してみましょう。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
ブランド自体がデザインの鍵となる
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Chateau Montfortは私が知る限りではイタリアのミラノにある高級ホテルです。そのハイセンスなホテルに相応しい、シンプルでスタイリッシュなロゴデザインがこちらです。頭文字を用いてブランド名を際立たせると同時に、歴史あるホテルを思わせるレトロな鍵をその頭文字で描き出すアイディアがとても素晴らしいですね。また先程も述べた様に鍵は様々なイメージを相手に間接的に与えることが出来ます。
ラグジュアリーなホテルと言えばやはりホリデーや贅沢な時間を思わせます。そのロゴにホテル自体を描かず鍵を描くことによって、ホテルを始め、そのホテルを通して得られる最高のリラクゼーションへの「鍵(招待状、入り口)」を自然と連想させるように思います。これが鍵のイメージの見せるマジックのようなものですが、ホテルという鍵を実際に用いる対象のデザインに用いられることで、その効果は更に強まっているように思います。飾りなく、シンプルに薄いピンクのみを用いることでとても上品に仕上がっていますね。
鍵=重用なポイントと可能性を示したロゴ
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何かを発見したり素晴らしいアイディアが浮かんだ時、ピカーッと電球に光が灯る様子は定番ですよね。そこに鍵を組み合わせることで鍵がもつ「入り口、解放、重要なポイント」といったイメージが、素晴らしいアイディアに重要かつ必要な情報を提供している会社やプロダクト、という印象を与えます。そしてこのロゴが一本の線のみで描かれていることにお気付きでしょうか?論理や理論はひとつらなりの情報や意見であるとも言える様に、その思考の連なりをこのラインで見事に表現していますね。
オフィスにおいて効果的な秘密のロゴ
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鍵をクリップで描くことによって、まず名前にもあるオフィスの雰囲気を綺麗に描き出しています。また同時にそれがクリップであることによって、ピッキングのイメージを密かに持っていることにお気付きでしょうか。日常生活をちょっとしたことを用いて良い方向へ開放/解放する、といった日常におけるちょっとした秘密やコツの様なものを商品として持っている様にも考えることが出来そうです。
安心のセキュリティーを表現したブランドロゴ
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こちらはこの鍵シリーズの序盤にも述べた、セキュリティーを表現したロゴです。重要な書類こそ、きちんとしたセキュリティーでしっかりと守りたいもの。信頼の置けるセキュリティー会社やプロダクトの印象を与えるのに鍵はとても効果的です。書類と鍵で四角を描くことによってそのセキュリティーの堅さを印象づけている点も鍵の効果を更に強めていますね。
管理の行き届いた様子を表現したロゴデザイン
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こちらは電気関連の会社のロゴでしょうか。鍵で描き出したスパークの様子がとても面白いアイディアです。そして鍵が描くイメージの一つとして、「管理」を連想することが出来るのにお気付きでしょうか。重要な場所に鍵をかけ、必要な時に開ける。その重要な対象を安全に管理し使うのに必要な道具として鍵を捉えることも出来ます。この場合は、「電気を正しく効果的に使い、管理する」という会社/商品イメージを表現することに成功している様です。
ご紹介した以外にも鍵をモチーフに描かれたロゴは沢山あります。どれにも共通して面白いのが、最初にも述べた鍵がもたらすイメージの多様性です。そこに隠された鍵が意味するメッセージを読み解いていくのも楽しそうですね。比較するだけでも既に鍵が意味様々なイメージの可能性を感じていただけたのではないでしょうか。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
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