単語の意味に関連するものを文字に組み合わせて視覚化した表現は「verbicon」(バービコン)と呼ばれています。動詞の意味のverbとアイコンの意味のiconとを組み合わせた合成語です。今回は、理髪店の英語「barber」の文字をバービコン化した作成例を紹介します。日本語で言えば店名の中の「理髪店」の文字に少し手を加えて視覚化するような感じです。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
ハサミとクシを組み合わせた理髪店のロゴ作成例
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理髪店を象徴するものはいろいろ考えられますが、髪を切るための道具のマストアイテムはハサミでしょう。そして、カットする髪を支えるのが、ハサミと組み合わせて使うクシです。このロゴでは、大文字Aをハサミの刃に見立てています。また、大文字Eをクシに見立てています。ハサミの下に小さく添えられている「shop」は既存のフォントによるものですが、それをベースにしたと思われるオリジナルレタリングで「barber」は組まれています。この独特の文字は、ハサミの刃先とクシらしさを表現することを主眼において作成されたと思われます。
ヒゲで理髪店をシンボライズしたロゴ作成例
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大文字Aのバーがヒゲに変わっています。海外ではヒゲの手入れも理髪店の主なサービスのひとつとなっているようです。ヒゲをたっぷり蓄えた男性の顔やヒゲだけをモチーフとしてフィーチャーしたロゴを多く見受けます。日本では髭剃りが一般的なサービスですが、ヒゲのデザインを特徴としているなら、「理髪店」または「床屋」の文字にヒゲを組み合わせることにチャレンジするのもいいでしょう。
サインポールをうまく組み込んだ理髪店のロゴ制作例
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大文字Eがサインポールに置き換わっています。サインポールの3本のストライプを他の文字と同じく白にすることで、Eを表現しています。こちらのロゴではサインポールのストライプの形状に合わせてサンセリフ系のフォントがセレクトされています。先に紹介したヒゲを使ったロゴでは、ヒゲの形状に合わせてセリフ系のフォントが選べれているのと同じ考え方です。
「理髪店」という文字は英語の「barber」に比べると複雑なので、バービコンに仕立てるのは難しく感じるかもしれませんが、要素が多いということは、視覚的なエレメントを加える余地が大きいとも言えます。
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