世界中で親しまれているビールは、日本人も大好きなお酒の一つ。ビールの広告というと、かつてラーメン屋さんや町中華、居酒屋などの店内に貼られていた、見目麗しい女性がビール片手にこちらに微笑みかける、大判のポスターが思い浮かびます。「ビールを飲んでいる女性」というよりも、いかにも「ビールを差し出してくれる女性」というイメージ。かつてはお酒が男性のためのものであったといっても過言でないということを象徴しているかのようです。さて、そんな古い時代はとっくに終わりを告げ、男女関係なくお酒を楽しめる時代になりました。ビールの広告も随分とスタイリッシュに変貌を遂げています。ユニークで秀逸なビール会社の広告デザイン例をご紹介します。(※紹介する広告デザインは当サイトの制作事例ではありません)
自由なスタイルを提案する「コロナビール」の広告デザイン例
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メキシコのモデーロ社が製造する「コロナビール」です。このビールをレストランやバーなどで注文すると、こんな風にボトルの先端にカットされたライムが差し込んだ状態でサーブされます。これを絞って飲むわけですが、この広告では3つ並ぶボトルのうち、一つだけ「greedy(貪欲)」という言葉ともにライムが丸ごとのせられています。もちろんこれは否定的な意味ではなく「ありよりのあり」という意味。「ライムをひとかけと言わず、もっと貪欲になっても良いではないか」「好きなスタイルで楽しんでよ」と言いたげで、好印象ですね。
強気で誇らしげな「ギネスビール」の広告デザイン例
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数々の「世界一」を収録する本で有名なアイルランドの老舗ビール会社「ギネス」の広告です。「ギネス」といえば黒ビール、黒ビールといえば「ギネス」というほど、よく知られています。そんな誰もがわかりきった「ギネス」の黒ビールを見せておいて、「guess who?(誰だかわかる?)」とうそぶいてみせます。「gu_ _ _ess who?」と、アンダーラインを示して「答えは、guinness(ギネス)」だと鼻高々なところも、「ギネス」なら許せるといったところでしょうか。あえて派手な演出をしない、攻めの広告です。
アイコンであるボトルを印象付ける「ハイネケン」の広告デザイン例
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オランダのビール会社「ハイネケン(Heineken)」の看板商品「ハイネケンビール」の広告です。これは復活祭期間のキャンペーンに用いられたもので、「ハイネケン」のボトルの形をしたイースターエッグチョコを表現しています。ビールが好きな人なら、みずみずしい輝きを放つアルミ箔製のボトルをみて、間違いなくチョコではなく「ハイネケンビール」が欲しくなるはず。アイコンであるグリーンのボトルをうまく印象付けています。
ビールだって美味しそうに見えるだけでは買ってもらえない、選んでもらえない時代。ブランディングに貢献する秀逸なビール広告は費用対効果を把握しづらいものではありますが、商品に付加価値を与え、やがて売り上げに寄与するでしょう。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中の広告制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中の広告制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。広告デザイン料金
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